シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電子システム工学実験2B
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Experiments in Electronic Systems 2B
授業コード Class code
9981612
科目番号 Course number

教員名
伊丹 誠、常盤 和靖、藤代 博記、生野 孝、海野 徳幸
Instructor
Kazuyasu Tokiwa, Makoto Itami, Hiroki Fujishiro, Takashi Ikuno, Noriyuki Unno

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/Second Semester
曜日時限
金曜3限、金曜4限、金曜5限
Class hours
Friday/ 3rd Period, 4th Period, 5th Period

開講学科・専攻 Department
先進工学部 電子システム工学科

Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
電子システム工学実験1に引続いて行なわれる電子システム工学の基礎実験であるが,情報処理,メカトロニクス,半導体プロセスといった先端技術に直結するテーマも盛り込まれており,論理的思考力,数量的スキル,情報処理能力を高めて,エレクトロニクスを中核とした深い専門知識を身につける。
目的 Objectives
本学科のディプロマ・ポリシーに定める『習得した専門知識や教養をもとに、新しい視点から課題を発見し、解決する能力』を修得することを目的とする。
到達目標 Outcomes
本実験を通じ,あらゆる分野について,特定の分野に偏ることなく,知識を深めることを目標とする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
実験を行うにあたって、あらかじめテキストの内容を十分に理解し実験に臨む事。
また、実験結果を適切にまとめ、参考文献を参考にしながら考察し、レポートをまとめる事。
成績評価方法 Performance grading policy
実験中の課題への取り組み(40%)、レポート(60%)
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
テーマごとに講義資料をLETUSに公開します。

授業計画 Class plan
ガイダンス、まとめ、プレゼンテーションの他に下記のテーマから11テーマを実施する。

1   CR,LC発振回路と水晶発振  CR発振器,LC発振器の発振機構と発振条件を理解し,発振特性
  回路  の測定と波形観測を行い,発振器の動作を理解する。水晶発振
    器としてピアース回路についてその発振特性を測定する。同時に
    回路構成および動作原理を理解する。
2   負帰還増幅回路  トランジスタを用いた負帰還増幅回路について測定し、帰還動作を
    理解する。
3   マイクロ波回路  10GHz付近のマイクロ波の発生と,基本的な測定について学ぶ。
4   周波数変調方式  アナログ通信方式の中の周波数変調方式について,電圧制御発振
    器(VCO)による方式,復調方法としてレシオ検波方式について動
    作を観測しその原理を理解する。また受信機の周波数変換の
    局部発振周波数の自動周波数制御機構(AFC)についての原理
    を理解する。
5   ディジタル変復調  地上系で多用される直交変調(QAM)の一例と,衛星回線で多用
    されるMSKについての動作原理を理解し,両システムの特徴を比較
    する。
6   マルチバイブレータ  種々の構成のマルチバイブレータについて動作の測定おらび解析を
    行いその動作原理を理解する。
7   ディジタルコンピュータ  ディジタルコンピュータのハードウエアモデルを用いて,その基本動作と機能
    をマイクロステップ毎に実験し,その構成原理を学ぶ。シーケンサを併用し
    ,自動的なプログラムの遂行と制御の機能,つまりハードウエアとソフトウ
    エアの接点を理解する。
8   論理回路の製作  プログラミング可能な論理ICであるPLAを用いて、状態数の多い順
    序論理回路を設計し、実際に動作を確認する。さらに、簡略化、
    高速化の手法を学ぶ。
9     フォトリソグラフィ  フォトリソグラフィの実習により,半導体プロセスに対する興味を深める。
10  熱拡散によるpn接合の作製  拡散法によるpn接合の製作を通し,半導体プロセスの基本概念を
    学ぶ。
11  光電変換素子の分光特性  CdSセル,シリコン太陽電池,発光ダイオードについて,そのスペクトル特性
    の測定を行い,光物性に関する理解を深める。
12  測定波形のコンピュータによる  物理現象の測定データを解析する手段として周波数スペクトルを調
      解析べる方法がある。パーソナルコンピュータにA/D変換器を接続しそこか
    ら取り込んだデータを高速フーリエ変換(FFT)により調べる。
13  PID温度制御  電気炉等の精密な温度制御を行う方式としてPID制御方式(Pr
    oportional Integral and Differential Control)がある。簡
    単な熱源を用いてPID制御の基本を理解する。
14  ステッピングモータとサーボモータ  ステッピングモータとサーボモータの駆動原理を理解する。
15  CAD   パーソナルコンピュータ用CADソフトAUTOCADを使用して機械部品の製図を
    行い,CADについての基礎知識を習得する。
16  Digital Signal Processor  DSPを用いたエコーキャンセラーを設計し、その効果を確かめる。
     (DSP)   
17  FPGA   Field Programable Logic Arrayを使って論理回路を自分で
    作成する。
18  回折光学  本実験では、光学現象をフーリエ変換の概念を軸に学習する。例え
    ば、光の回折実験を行うことにより、レンズの光学的機能および
    光の回折現象(フラウンフォーファー回折)がフーリエ変換の概念で記述でき
    ることを習得する。
19  ディジタルフィルタの基礎  FIR型ディジタルフィルタについて原理を学びその特性を測定する.
20  X線回折測定  X線回折測定によって物質の結晶構造の理解を深める。
21  真空技術を利用した薄膜作製
22  MATLABによる画像処理

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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