![]() 教員名 : 伊丹 誠
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
情報通信工学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Advanced Communication Engineering
授業コード Class code
9981110
科目番号 Course number
81ICCEN401
教員名
伊丹 誠
Instructor
開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
曜日時限
火曜1限
Class hours
開講学科・専攻 Department
先進工学部 電子システム工学科
Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
情報通信システムにおいて重要な役割を果たす個々の要素について理解する.また,実際にソフトウェアやハードウェアでそれらを実現するための方法を学び,演習を行う.本科目を学ぶことによって電子工学の分野で多方面に活躍できる知識を身に着けることができる.
目的 Objectives
工学の全般に関する幅広い分野の専門知識を身に付け,論理思考力・数量的スキル・情報処理能力を高める.
到達目標 Outcomes
高速フーリエ変換・ディジタル変調・誤り訂正符号の基礎知識を身につける.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
情報伝達を受講済であることが望ましい.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
次回講義で行う内容について調べ,講義終了後,講義外学習で示しているポイントを中心に復讐しておくこと.特に式の変形・証明などは各自でもう一度検証し,理解を深め,習熟度を高めておくこと.
成績評価方法 Performance grading policy
レポート提出
Report 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
LETUSで講義資料を配布します.
授業計画 Class plan
1. ディジタル信号とその性質
内容: ディジタル通信を行うための基礎となるデジタル信号の性質と,デジタル通信システムのモデルについて復習することができる. [講義外学習: 通信路のモデル,標本化定理,離散時間信号の性質について復習しておくこと.] 2. 離散フーリエ変換 内容: 離散フーリエ変換(DFT: Descrete Fourie Transform)の導出を行いその性質について理解することができる. [講義外学習: フーリエ級数,離散時間信号について復習しておくこと.] 3. 高速フーリエ変換 内容: 離散フーリエ変換を高速に実行するためのアルゴリズムである高速フーリエ変換(FFT: Fast Fourie Transform)の導出を行い,プログラムやハードウェアを効率よく利用する方式を学ぶことができる. [講義外学習: DFTについて理解を深めておくこと.] 4. 基底帯域パルス伝送と誤り率 内容: 期待帯域パルス伝送において雑音が存在する場合の誤り率特性について理論値を導出し,誤り率を求める基本的方法を理解することができる. [講義外学習: パルス伝送方式および正規分布についての復習.] 5. ディジタル変調信号とその表現 内容: デジタル変調信号を数学的および幾何学的に表現するための手法について学び,各種ディジタル変調信号を表現することができるようになる. [講義外学習: 変調信号の複素表現について復習しておくこと.] 6. ディジタル変調における誤り率 内容: QPSK,16QAMなどの基本的なディジタル変調における誤り率の理論値を導出することが可能になる. [講義外学習: PSK,QAMについて復習しておくこと.] 7. スペクトル拡散通信 内容: 信号の周波数帯域を拡散して伝送を行うスペクトル拡散通信方式とその応用について理解することができる. [講義外学習: 基底帯域パルス伝送,デジタル変調について復習しておくこと.] 8. 直交周波数分割多重 内容: 周波数利用効率の優れた伝送方式である直交周波数分割多重方式とその応用について学ぶことができる. [講義外学習: ディジタル変調,フーリエ級数について復習しておくこと.] 9. ディジタル通信における誤り訂正 内容: ディジタル通信における誤り訂正の考え方とその効果について理解することができる. [講義外学習: 2限対称通信路について復習しておくこと.] 10. ブロック符号の基礎 内容: ブロック符号の定義およびその基本的な性質について理解することができる. [講義外学習: ブール代数について予習しておくこと.] 11. 巡回符号 内容: ブロック符号の中でも実用上最も有用なものである巡回符号について,定義とその性質を学び,ブロック符号に対する理解を深めることができる. [講義外学習: 多項式の演算について予習しておくこと.] 12. たたみ込み符号 内容: たたみ込み符号の定義およびその基本的性質について理解することができる. [講義外学習: 論理回路における状態遷移図を復習しておくこと.] 13. トレリス線図とたたみ込み符号の表現 内容: トレリス線図によるたたみ込み符号の表現法を学び,これを用いて符号の性質の理解を深めることができる. [講義外学習: たたみ込み符号について復習しておくこと.] 14. Viterbi アルゴリズム 内容: たたみ込み符号の最尤復号法である Viterbi アルゴリズムについて理解し,プログラミングを効率よく行う手法を身につけることができる. [講義外学習: トレリス線図について復習しておくこと.] 15. 課題の解決 内容: 具体的な情報通信システムに関する課題に対して解決を行う.(レポート提出) 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
レポート課題についてはLETUSで配布する.
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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