シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
水理学2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Hydraulics 2
授業コード Class code
9976508
科目番号 Course number
76CEEEH302

教員名
柏田 仁、田中 衛、市山 誠
Instructor
Makoto Ichiyama, Jin Kashiwada , Mamoru Tanaka

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/ Second semester
曜日時限
金曜1限
Class hours
Friday, First period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑥ [遠隔]ブレンド型授業/ [Remote] Blended format (may include less than 50% classes held on-site)

概要 Description
[概要]
本講義では,水理学1,水理学演習1に引き続いて,自然界において見られる様々な水理現象の基礎知識習得を目的として授業を行う.また,到達目標の達成度を確認するテストを行う.
目的 Objectives
河川や海岸,上下水道等を管理・計画・設計するためには,水理学に関する基礎知識を備える必要がある.そこで,本講義では,水理学1,水理学演習1に引き続いて,水の運動に関する基礎知識(流れの形態(層流,乱流),管水路流れ,開水路流れ)を学習し,基本的な問題が解けるようになることを目的とする.
到達目標 Outcomes
1.流れの形態として層流・乱流の特徴を説明でき,それぞれの流れの理論式を導出できると共に,関連する計算問題を解けるようになる.
2.管水路流れの性質を説明でき,関連する計算問題が解けるようになる.
3.開水路流れ(等流,急変流,漸変流)の性質を説明でき,関連する計算問題が解けるようになる.
上記1〜3の内容に関する試験において,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する.

※社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連
上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:
目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
水理学演習2を履修すること。
また,「水理学1」および「水理学演習1」を受講しておくこと。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/プレゼンテーション Presentation
-

準備学習・復習 Preparation and review
指定した教科書のうち,講義内容に該当する箇所に事前に目を通しておくこと.
各回の講義内容を十分に復習すること.
成績評価方法 Performance grading policy
小テスト(12回)24%(12回×2点)
レポート6%
授業内試験(中間) 35%
授業内試験(期末) 35%

[フィードバックの方法]
各テストは採点の上,早々に返却し,模範解答を用いて説明する.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「土木の基礎固め 水理学」 二瓶泰雄・宮本仁志・横山勝英・仲吉信人著  講談社 2017年 SBN-13:978-4061565722
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
特になし

授業計画 Class plan
1.講義のイントロダクション,及び層流と乱流(1)
 層流・乱流やレイノルズ数について説明できる。
2.層流と乱流(2)
 ハーゲン・ポアズイユ流れレイノルズ応力について説明できる.
3.層流と乱流(3)
対数則を導出でき,粗面・滑面や粘性底層について説明できる.
4.管水路の流れ(1)
 管路用のベルヌイ定理や摩擦損失(ダルシーワイスバッハの式,Moody図表)について説明できる.
5.管水路の流れ(2)
 摩擦以外の損失について説明できる.
6.管水路の流れ(3)
 エネルギー線や動水勾配線について説明できる.
7.実際の流れの観察
 実験室の水路において,実際の流れの様子を見て,その状況を説明できる.
8.理解度の確認(中間,10/28)
 これまでに学習した内容に関する問題を解くことができる.
9.開水路の急変流(1)
 比エネルギーについて説明できる.
10.開水路の急変流(2)
 フルード数や比力について説明できる.
11.開水路の急変流(3)
  跳水について説明できる.
12.開水路の等流
等流水深と限界水深について説明できる.
13.開水路の漸変流(1)
 開水路用のベルヌイの定理(拡張されたベルヌイの定理)について説明できる.
14.開水路の漸変流(2)
 開水路の漸変流を水面形について説明できる.
15.理解度の確認(期末,12/23),及び学習・教育到達目標の達成度の確認
 これまでに学習した内容に関する問題を解くことができる.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
技術士(河川・砂防・海岸分野)として国内建設コンサルタント会社における勤務経験(調査・設計及び水理実験)を活かし、水理学に関する講義を行う。
教育用ソフトウェア Educational software
-
-

備考 Remarks
特になし

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N