シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
土木工学概論
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Introduction to Civil Engineering
授業コード Class code
9976390
科目番号 Course number
76CEPRI201

教員名
出口 浩、小島 尚人、塚本 良道、二瓶 泰雄、佐伯 昌之、榎本 忠夫、寺部 慎太郎、木村 吉郎、仲吉 信人、栁沼 秀樹、柏田 仁、田中 衛、石丸 太一、森近 翔伍、橋本 永手、加藤 佳孝
Instructor
Yoshitaka Kato, Hiroshi Deguchi, Hirohito Kojima,  Yoshimichi Tsukamoto, Yasuo Nihei, Masayuki Saeki, Shintaro Terabe, Kichiro Kimura, Makoto Nakayoshi, Hideki Yaginuma,Tadao Enomoto, Nagate Hashimoto, Jin Kashiwada, Taichi Ishimaru, Shougo Morichika, Mamoru Tanaka

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
水曜1限
Class hours
Wednesday, 1st Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要 Description
土木工学のすべての主要専門分野(構造,材料,地盤,水理,環境,情報,計画)を対象として,各分野の今日的な内容について,講義形式で授業を行う.毎回の授業で小テストを実施し,各自で到達目標の達成度を確認する.
目的 Objectives
土木工学の目的は,社会基盤整備のための知識と技術を提供していくことにある.本授業では,土木技術の対象と土木工学の体系を俯瞰し,学生個々人の内部に,土木技術者としての倫理観を醸成することを目的とする.
到達目標 Outcomes
各回の授業項目に記された内容について説明できる.
この内容に関する小テストにおいて,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する.

※ 社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連
 上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:
 目標(C) 土木工学の実務的な課題を理解し,それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる.
他の関連する学習・教育目標:
 目標(D) 土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
本科目は社会基盤工学科1年生のために特別にプログラムされた必修科目であることから,社会基盤工学科以外の学生の履修を認めない.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:各回の授業計画を参照し,その記述からインターネットなどを活用して1時間程度自ら調べておくこと.
復習:各回2時間程度の時間を使って,講義内容を十分に復習し,習得した知識を元に「今後どのような学習をすべきか」論じられるようにしておくこと.
成績評価方法 Performance grading policy
2回目の授業を除く毎回の授業で実施する小テスト等を総合して評価する.
小テスト等の実施と提出の方法は,各回の担当教員の方針に従うこと.
なお,4回以上欠席した場合には単位取得を認めない.
[フィードバックの方法]
小テスト等の提出には理大のe-learning system(LETUS)を利用することがある.採点後,採点結果と必要に応じてコメントをLETUSを通じて連絡する.
講義内容等に関する質問は,各回の担当教員に直接連絡すること. 

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
土木工学編集委員会編:理工系の基礎  土木工学,  丸善出版
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
②その他資料
それぞれの授業ごとに,必要な資料は配布する.
各教員が必要に応じて資料をdownloadするためのURLを個別に指示することがある.
また,講義後に復習できるように,理大e-learningシステム(LETUS)上に必要な講義情報をアップしている.

授業計画 Class plan
1     技術者倫理を確立する.---(1)土木技術の特徴を説明できる.(2)先人の行動の軌跡をたどってその志を知る.(3)技術者倫理確立の必要性を説明できる.
2      ---土木技術者のキャリア形成について学ぶ.---  詳細は,別途連絡する. 
3    千差万別な土を使って強靭な「土構造物」を構築する.   ---(1)土構造物の種類を説明できる.(2)土構造物の安定性に及ぼす地震・降雨・劣化等の影響を理解する.(3)強靭な土構造物を構築し維持するための技術を概観する.
4    「材料科学」を土木工学で役立てる.    ---(1)土木工学で「化学」や「電気」がどのように利用されているか説明できる.(2)電気防食の仕組みを説明できる.(3)コンクリート中鉄筋の腐食状態を測定する方法を説明できる.
5    風の性質を知って安全な長大構造物を作る.    ---(1)長大構造物の概要を理解する.(2)風が構造物におよぼす影響を説明できる.(3)風や疲労に耐えるための技術について説明できる.
6    水を治め,水を利用して,水環境と共存する.    ---(1)水と大気の循環を俯瞰する.(2)降雨と流出の仕組みを概観する.(3)治水・利水の歴史・土木構造物を概観する.(4)水を含む自然環境のしくみを説明できる.
7    土木の視点から自然と人工の関係を知る.    ---(1)都市における水の利用と再利用の仕組みおよび水資源発生の概念を理解する.(2)水道の歴史を概観する.(3)マイクロ汚染の問題の現状と課題を説明できる.
8    インフラ整備における「コンクリート」の役割を知る.    ---(1)インフラストックの現状を説明できる.(2)インフラ整備とコンクリートの役割の歴史的な関係を説明できる.(3)コンクリートの問題と将来像を説明できる.
9    災害に強い「交通」と「地域」と創る.    ---(1)東日本大震災において被災地で「何が起こったのか」を理解する.(2)災害時における「交通」の役割を説明できる.(3)「地域」の事前・事後復興とその課題を説明できる.(4)将来発生する災害に対してプランナーが考えるべき事を知る.
10    土木の観点から気象と人間活動の関係を俯瞰する。    ---(1)水・大気の流れを説明できる.(2)水・大気の流れに及ぼす都市影響を説明できる.(3)都市温暖化と地球温暖化のメカニズムの違いについて説明できる.
11    社会基盤整備に「市民」を巻き込む.    ---(1)市民参加がなぜ必要かについて説明できる.(2)市民に情報を伝達し,市民の意見を集めて反映させることの難しさを知る.(3)技術者・計画者は市民とどうコミュニケーションすべきかについて説明できる.
12    「地震」の性質を知って対策をたてる.    ---(1)地震や津波の発生メカニズムを説明できる.(2)過去の地震被害の特徴を説明できる.(3)実際に行われている地震への対策を説明できる.
13     国土の「情報」を収集・処理して活用する.    ---(1)国土情報工学の位置付けと役割について説明できる.(2)地球観測情報の収集・蓄積、処理・解析、発信・提供(共有)、管理・運用(活用)体系について説明できる.(3)インターネット環境下における各種情報処理・解析、提供・管理システムの現状について説明できる.      
14    「地盤」の自然災害を知り備える.    ---(1)地盤に関わる自然災害を説明できる.(2)地盤災害の防災減災への対策を説明できる.
15    土木工学分野の様々な研究課題を知る.    ---土木工学分野が関連する様々な課題とそれに対する解決の方法について説明できる. 

なお,講義の順番はLETUSで提供する情報を参照してください.


授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
小島:会社員(土木系)及び国内研究機関の研究員(リモートセンシング系) の勤務実績を活かし,国土情報工学について講義する.
加藤:国内研究機関の研究員(建設マネジメント系) の勤務実績を活かし,インフラ整備とコンクリート工学について講義する.
柳沼:コンサルタント会社員(交通計画系)及び国内研究機関の研究員(交通計画,防災計画)の勤務実績を活かし,交通及び防災の計画論について講義する.
榎本:行政職および国内研究機関の研究員(地盤工学系)の勤務実績を活かし,土木構造物の基礎について講義する.
橋本:国内研究機関の研究員(建設材料系)の勤務実績を活かし,建設材料について講義する.
柏田:民間コンサル(土木系)の勤務実績を活かし,河川構造物の維持管理について講義する.
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし.

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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