![]() 教員名 : 出口 浩
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
環境工学概論
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Introduction to EnvironmentalEngineering
授業コード Class code
9976212
科目番号 Course number
76CEEEH202
教員名
出口 浩
Instructor
開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
曜日時限
火曜2限
Class hours
開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科
Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
[概要]
環境工学では,環境問題を理解することが重要である.環境問題の発生,なぜそれが問題であるのかに関して講義を行う.環境問題の変遷と将来を概説するとともに技術者倫理に言及する. 目的 Objectives
[目的]
社会と結びついた環境工学の基礎事項について学ぶ。環境問題の発生,環境管理システム(ISO14000シリーズ),さらに環境影響評価(環境アセスメント)に関する知識を習得する。マクロな視点で環境工学を概観する。こののち、環境工学と倫理の関係も学び実社会との整合を学ぶ. 学習・教育目標の対応は次のようになっている. 到達目標 Outcomes
[到達目標]
1.環境問題とは何であるかを説明できる. 2.社会が維持されている中,ニュースから環境問題を察知し,読み解くことができる. 3.技術者倫理に基づいて,環境問題を考察できる. ※社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連 上記到達目標は,次の学習・教育目標に基づいている. (B)土木工学の主要専門分野(構造,材料,地盤,水理,環境,情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる. (D)土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる. 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
原則として、他学科からの履修は認めない。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
反転授業 Flipped classroom/-
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準備学習・復習 Preparation and review
報道される環境工学のニュースを見ること.
ニュースを通して,世界の動きがどのようになっているのか把握しておくこと. ここでいうニュースは,新聞,テレビなどを指している. 把握しているニュースに関しては,その内容が何であるか,他者に説明できるようにする. 環境に関する話題(トピック)について500字程度の作文に取り組むことが望ましい. この作文では,自分の考えを他者に伝えるために論理構成を考えること. 成績評価方法 Performance grading policy
理解度を確認(試験)を2回行う.その合計点に基づいて評価を行う.但し,倫理に関する設問群とそれ以外の設問群で両方とも基準値を上回る必要がある.
理解度確認は各回とも倫理に関する設問で配点50点,それ以外の設問で50点としている. 理解度確認試験を2回実施することで,倫理に関する設問の総合計が100点,それ以外の設問の総合計が100点となる.倫理に関する設問で総合計の60%以上,かつそれ以外の設問で総合計の60%以上の得点を得る必要がある. 試験以外にレポートを課すことがある.(遠隔授業の場合) レポートは,10%の重みを倫理および倫理以外の分野に対してつけるものとする. 従って,中間試験で45%,期末で45%,レポート10%で合計100%とする. 倫理および倫理以外でそれぞれ60%以上を取得する必要がある. (対面授業ですべて行うことができた場合) 授業中に教員からの問いかけに呼応して発表した学生は,回答の内容に関わらず授業への貢献を評価する. 具体的には,理解度確認試験に基づく得点に10点前後の得点を加算することがある.また授業貢献の措置をとった場合には,発表の機会の公平性担保のため,履修者全員に対して授業貢献点の加算(10点前後)を行う. 【フィードバックの方法】 試験翌週/または当日の講義において解説する. 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
石井一郎著,環境マネジメント,森北出版
授業計画 Class plan
第1回 環境および環境工学とは 環境問題の発生を自分たちの周りから理解し,他者に説明で
きるようにする. 第2回 環境と農業 環境問題の発生を食料の面から考察し,農業の技術とと科学 技術の関係を認識する.また,その内容を他者に説明できる ようにする. 第3回 環境と農業(2) 肥料と農薬,案山子の役割を切り口に環境問題としてとらえ る.環境問題のとらえ方を把握し,他者に説明できるように する. 第4回 環境問題に係る事例 明治以降(主には戦後)の公害の歴史を整理し,法整備との 関係を理解する.また,それを他者に説明できるようにする. (映像資料を併用する) 第5回 環境問題に係る事例(2) 公害からスタートした法規制ならびに世界の動きを把握し, 環境問題の動向を把握し,他者に説明できるようにする. 第6回 環境管理システム ISO14000シリーズの概要を理解し,他者に説明でき るようにする. 第7回 環境管理システム(2) ISO14000の内容を把握し,他者に説明できるように する. 第8回 理解度確認 第7回までの講義の内容を確認する. 第9回 エネルギー,資源, エネルギーとコストの概念も組み込んだディスカッション 環境 エネルギー消費と社会の関係を再確認する.京都議定書の 内容も含め,環境問題を考察できるようにする. 第10回 環境工学と社会基盤 技術者としての視点から,京都議定書の背景と今後を考察 できるようにする.エネルギー需要の内訳を把握し,問題点の在り処 を他者に説明できるようにする. 第11回 技術者の倫理と環境 技術者の倫理と環境工学を土木技術者の倫理規定に基づいて 工学把握する.技術者倫理という語から技術と倫理について把握 し,他者に説明できるようにする. 第12回.水を中心に見た社会 自然生体系,水循環と社会基盤を汚濁の発生を例にその現象 を理解し,他者に説明できるようにする. 第13回 水利用から見た社会基盤 河川,土壌と地下水,社会基盤計画と水問題に関して, 都市を維持できる後背地に関して理解し,それを他者に説明で きるようにする. 第14回 環境の3要素 社会とそれを取り巻く農地(生産緑地)自然生態系計を分類 し,相互の関係を俯瞰し,他者に説明できるようにする. 第15回 授業の総括・理解度確認 総合的に講義をレビューする. 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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