シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
水理学実験 (1組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Experiments on Hydraulics (1組)
授業コード Class code
9976122
科目番号 Course number
76CEEEH203

教員名
二瓶 泰雄、仲吉 信人、田中 衛、池野 正明、太田 一行、小林 大祐、柏田 仁
Instructor
Makoto Nakayoshi, Jin Kashiwada, Mamoru Tanaka, Yasuo Nihei, Masaaki Ikeno, Kazuyuki Ota, Daisuke Kobayashi

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024/ First semester
曜日時限
月曜3限、月曜4限
Class hours
Monday, Third and Fourth periods

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
本授業では,水理学1,2及び水理学演習1,2で習得した知識を基礎とし,流体力学基礎からその応用に至る様々な水理現象を対象とした実験実習を行う.班ごとに協力しながら,実験の実施,実験内容のプレゼンテーション,ディスカッション,レポート作成を行う.これを通じ,水理学の理論に基づいた論理的な思考プロセスを分かりやすく説明し議論できるようにする.
 本年度は全て対面で実施するが,コロナウィルス感染状況によっては適宜変更する可能性があることに留意されたい.
目的 Objectives
河川の整備などの実際の設計を実施する上では,机上の理論を理解するだけでは不十分である.現象を実際に取り扱う経験,チームとして協力しながら課題を遂行する姿勢,建設的な議論を可能とする論理的思考・プレゼンテーション能力が不可欠である.そこで,これらを養うとともに,水理現象に対する理解を深めることを目的に,基礎的な水理現象を題材とした実験実習を実施する.班ごとに協力しながら実験の実施,観察・計測,データ解析,プレゼンテーション,ディスカッション,レポート作成を行う.
到達目標 Outcomes
1.水理学に関する実験を通じ,各種水理量(流速や流量,動粘性係数等) の計測方法やその計測原理について説明できるようになる.
2.開水路流れや管路流れ,層流・乱流,運動量保存則に関する知識を習得し,実験データに対する考察を論理的に構築することができるようになる.
3.実験結果が正確に記述され,論理的な考察がなされたプレゼンテーションやレポート作成ができるようになる.
4.実験実習を通じてチームで協力して課題に取り組む姿勢を身につけ,積極的かつ建設的な議論ができるようになる.

・社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連

主として関連する学習・教育目標:
目標(F)自分自身で,またはチームで協力しながら,土木工学に関する課題を見出し,与条件の下でそれを解決するための計画を立て,試行・検討・実行できるようになる.
目標(G)分かりやすく論理的に記述する力,プレゼンテーション力,建設的な議論ができる力を身につける.

他の関連する学習・教育目標:
目標(B)土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
目標(D)土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
水理学1,2および水理学演習1,2を履修することが望ましい.

病気等のやむを得ない理由により授業を欠席する場合は,授業開始前までに担当教員か土木事務室に直接連絡すること.大学院生や友人への伝達は一切認めない.病気の場合には,後日に医師の診断書を提出すること.また,電車の遅延により遅刻する場合には,遅延証明書を提出すること.日付や遅延時間等の情報が記載されていない遅延証明書は無効とする.なお,コロナウィルス感染やその疑いで対応できない場合には適宜連絡すること.

本授業で入手した全ての資料・テキストを,教員の許可なくインターネットで公開する行為(YouTube等の動画サイトへのアップロードや通販サイトでの販売など)や再配布する行為(学生同士の再配布も含む)はいかなる理由があろうと禁止する.公開・再配布が発覚した場合は,著作権侵害等の違法行為となり,厳格に処分されるので,十分に留意すること.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/反転授業 Flipped classroom/実験 Experiments
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準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:実験実施の週は,該当する実験項目の予習を教科書や配布テキストにより行うこと.実験の翌週に行う後諮問1では,実験テーマの基礎知識や実験内容(実験の仮説・目的・方法に関する諮問)を適切に答えられるレベルまで勉強し,実験結果を全て整理しておくこと.さらに翌週の後試問2では,実験の結果に基づく考察を説明できるように準備しておくこと.
復習:各回の実験内容を十分に理解するまで復習すること.また,レポート対象シリーズ(1・2)では,後諮問を踏まえてレポートを適宜まとめ,締切日に間に合うように仕上げること.
成績評価方法 Performance grading policy
<通常実験4テーマ>
後諮問1     :20%
考察要旨1  : 4%
後諮問2     :20%
考察要旨2  : 4%
レポート     :20%
期末テスト  :30%

<PBRコンテスト> 2%

注) 全ての授業回で正当な理由無く1回以上の無断欠席した場合,もしくはレポート未提出があった場合には単位取得を認めない.
     また,レポートのコピペが見つかった場合には実施テーマの点数を0点とする.

[フィードバックの方法]
採点結果の途中経過を適宜知らせる.なお,レポートはフィードバックの対象外とする.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「土木の基礎固め 水理学」二瓶泰雄・宮本仁志・横山勝英・仲吉信人著 (講談社)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
日野幹雄著「明解水理学」(丸善)


授業計画 Class plan
本年度は,原則対面授業で実施する.

1.ガイダンスー対面
  本講義で行う実験の概略を把握する.

2.開水路(1)実験実施ー対面
  開水路漸変流の実験及び流速の対数分布則の実験を実施し,実験データを取得し,データ整理・図表作成を行う.

3.開水路(2)後諮問1ー対面
  上記実験の後試問1を行い,実験内容や結果を説明できるようになる.

4.開水路(3)後諮問2ー対面
  上記実験の後試問2を行い,実験結果に基づく考察を説明できるようになる.

5.管路(1)実験実施ー対面
  管路流れにおける損失水頭(摩擦,急拡等)の実験を実施し,実験データを取得し,データ整理・図表作成を行う.

6.管路(2)後諮問1ー対面
  上記実験の後試問1を行い,実験内容や結果を説明できるようになる.

7.管路(3)後諮問2ー対面
  上記実験の後試問2を行い,実験結果に基づく考察を説明できるようになる.

8.跳水(1)実験実施ー対面
  跳水に関する実験を実施し,実験データを取得し,データ整理・図表作成を行う.

9.跳水(2)後諮問1ー対面
  上記実験の後試問1を行い,実験内容や結果を説明できるようになる.

10.跳水(3)後諮問2ー対面
  上記実験の後試問2を行い,実験結果に基づく考察を説明できるようになる.

11.層流と乱流(1)実験実施ー対面
  レイノルズの層流・乱流の実験を実施し,実験データを取得し,データ整理・図表作成を行う.

12.層流と乱流(2)後諮問1ー対面
  上記実験の後試問1を行い,実験内容や結果を説明できるようになる.

13.層流と乱流(3)後諮問2ー対面
  上記実験の後試問2を行い,実験結果に基づく考察を説明できるようになる.

14. 期末テスト
  筆記試験を実施し,学修の到達目標の達成度を評価する.

15.PBRコンテストー対面
  設定された条件下における飛距離をコンテスト形式で競う.
  どのようなPBRが飛行に優れているかを説明できる.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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Word,Excelなど

備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
Y