シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
機械製図2 (旧:機械製図1B)(隔週)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Mechanical Drawing 2 (旧:機械製図1B)(隔週)
授業コード Class code
9975329
科目番号 Course number
75BADET204

教員名
田島 泰治、岡田 裕
Instructor
田島泰治、岡田裕

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2nd Semester 2020
曜日時限
金曜2限、金曜3限、金曜4限
Class hours
Friday 2nd~4th period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 機械航空宇宙工学科

Department of Mechanical and Aerospace Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実習

On-site practical training
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
製図とは設計者の意思を図面に表し、関係部署(製造・検査・資材など)に伝達するメディアを作成することである。このメディアが機械設計図であり、一般に図面と呼ばれる。機械製図1Bでは、1Aで学んだ知識をベースに機械製図法の基礎的事項をさらに深く理解し、より複雑な機械を対象として3D(3次元CAD)により作成した2D図面と、正確な性状情報(JISに則った種々の加工情報)のある設計図面とを比較して、その差を理解することで新しい製品を生み出す創造力を深化させる。これらは、機械系技術者として必ず必要とされる能力である。
目的 Objectives
①機械製図1Aで得た知識をベースに、プランマブロックや空気タンクなどの具体的な製品について学習することでさらに応用可能な能力の向上を図ること。
②基礎的3D(3次元CAD)により作成した2D図面と、正確な性状情報(JISに則った種々の加工情報)のある設計図面についての理解をさらに深め、応用可能な能力を身に付けること。

 これらは、当学科のディプロマポリシー「2.機械工学分野で必要な基礎学力と、その上に立つ専門知識。」に関係する。
到達目標 Outcomes
①機械製図法の理解をさらに深め、複雑な機械についてもJIS規格に従って正確な製図ができること。
②3D(3次元CAD)により作成した2D図面と、正確な性状情報(JISに則った種々の加工情報)
のある設計図面とを比較し、その差を理解し、さらに3Dと2D設計図面の製図ができること。

 これらにより、当学科のディプロマポリシー「2.機械工学分野で必要な基礎学力と、その上に立つ専門知識。」に関係する能力を得ることができる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
「機械製図1」(2年前期)と「機械製図2」(2年後期)の知識は「機械製図3」(3年、必修)履修のために必須である。従って、「機械製図1」(2年前期)の内容をしっかり勉強しておかないと、「機械製図3」(3年)の修得ができない可能性大である。このことによく注意して、「機械製図2」(2年後期、必修)の履修をすること。

さらに詳細な授業予定はプリント等によって周知する。なお、履修にあたっては全ての授業に出席することを基本とする。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
実習 Practical learning/-
-

準備学習・復習 Preparation and review
毎回の授業の復習(特に、各種図面指定法やJIS規格に関すること)を怠らないこと。また、毎回の授業中の課題は予め指定されているので、教科書の該当する箇所を学習しておくこと。
成績評価方法 Performance grading policy
学期末に到達度評価(筆記試験を実施する)を実施する。

 到達度評価(筆記試験を実施する)で合格点(60点以上)の取得を条件とし、平常点(CAD演習)による評価1/2に到達度評価(筆記試験を実施する)の評価1/2を加味して総合的に成績を評価する。
さらに、課題を全て期限までに提出していることが合格の必須要件となる。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
新編JIS機械製図(第6版)
吉澤 武男他、編著
森北出版
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
製図の規則
・JIS B0001-2010 機械製図
・大西 清著:「JISに基づく標準製図法」、理工学社
・植松、高谷、深井共著、 「初心者のための機械製図」、 森北出版(株)

その他にも製図関連の書籍があり、製図に関する規則などをまとめた点ではどれも同じ内容である。
これらを教科書と併用することで一層理解を深めることができると考える。

機械要素関連(設計的な立場での理解)
塚田、舟橋、野口共著: 「機械設計入門」 実教出版
吉本、下田、野口、岩附、清水共著: 「機械設計」 理工学社

機械設計に関する知識と製図に関する理解は相関がある。特に、機械要素の特徴を理解することで、
製図における規則についても理解しやすくなる。

授業計画 Class plan

以下の1〜8に関し、8 はA,Bクラス合同で、他は各クラス隔週で実施する。それぞれの例題に関してCreoにて3D-CADモデルを作成し、同時に2D図面をCreoまたはフリーハンドによって作成する。両者を比較することで製図法に関する理解を深め、設計・製図に関するさらなる応用力向上を図る。

1   機械製図法(B-1) コイルばね・ばね座金の図面指定法
            (例題:安全弁、コイルばねの要目表による詳細指定、他)

2   機械製図法(B-2)鋳物3D図面,フリーハンドによる2D図面作成
            (例題:プランマブロック本体上下)

3   同上      物品の製法ならびに製図例の解説、3Dモデル2部品アセンブリ

4   機械製図法(B-3)板金・溶接の図面指定法と圧力容器の適用法規記載法
           (例題:空気タンク)

5   同上      種々の溶接法に関する製図記載例、組立図の解説
            空気タンクの3D組立図作成
           (胴部と鏡板、ソケット等の複数部品のアセンブリと溶接指示)

6   機械製図法(B-4) スケッチ手法、リバースエンジニアリングとラピッドプロトタイピング
           (例題:ヤリ形スパナ)
                        
7   同上      スケッチ図面からCreoによるヤリ形スパナの3D図を作成 
           機械製図法の復習 設計図チェック項目

8   復習とまとめ  各種図面指定法と演習課題のサーベイ

到達度評価試験

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
岡田 裕:自動車メーカーでの研究員の経験を活かし講義する

田島泰治:電機メーカーでの研究員の経験を活かし講義する
教育用ソフトウェア Educational software
Creo Parametric
-

備考 Remarks
特になし

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N