シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
物理学実験B
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Experiments in Physics B
授業コード Class code
9975312
科目番号 Course number
75FUPHY108

教員名
色川 勝己、栗原 綾佑、興治 文子
Instructor
Fumiko Okiharu, Katsumi Irokawa, Ryosuke Kurihara

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024 Second Semester
曜日時限
火曜1限、火曜2限
Class hours
Tuesday 1st and 2nd period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 機械航空宇宙工学科

Department of Mechanical and Aerospace Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
実験を通して物理学の基本現象及び法則を学ぶとともに,基本的な実験の作法,測定法,解析法,報告書作成法などを修得する。
目的 Objectives
理想化された原理と測定結果を比較し,実際の実験において生じる様々な問題について理解する。
「物理学実験A」で学んだ実験や解析の手法について、より発展的な観点から理解を深める。
機械航空宇宙工学科ディプロマ・ポリシー「2. 機械工学分野で必要な基礎学力と、その上に立つ専門知識。」に該当する。
到達目標 Outcomes
基本的測定器具の取り扱いに慣れ,得られた測定データの取り扱い及びその解析法について理解する。また,実験報告書の書き方を修得する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
物理学実験Aの単位を取得していること。
連絡事項は,実験室前の掲示板,LETUS等で知らせるので,毎週チェックすること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/グループワーク Group work
-

準備学習・復習 Preparation and review
実験題目ごとに,教科書の指定された範囲を1時間程度予習し,その概要を実験ノートにまとめておくこと。各回の授業後は,2時間程度実験データの解析,グラフの作成など,教科書の課題に取り組み,それらを実験ノートにまとめること。
成績評価方法 Performance grading policy
平常点40%(実験の予習・課題・実験ノート),提出物60%(課題・レポート)
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「基礎物理学実験」(物理学実験Aで配布済)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
参考書:理科年表など

授業計画 Class plan
[第1回] 講義(使用教室,授業形態等は,LETUS等の掲示で知らせる)
 授業の進め方,実験の目的と心構え,実験上の諸注意について説明を受け,理解する。

[第2回〜第15回]
 班編成に従い,下記の11項目のうち4項目程度の題目について,それぞれ2回ずつ実験を行う。また,指定された題目についてレポートを作成し,提出する。データ解析,レポートの作成および指導の時間も設ける。

(1)変形円板の形状解析
    変形円板の形状を測定することで,フーリエ級数の意味を理解できる。

(2)A.金属線の伸びによるヤング率の測定(サールの方法)
     金属線の伸びを測定することで,ヤング率が理解できる。
   B.重力加速度の測定(ボルダの振り子による方法)
     ボルダ振り子を用いて,重力加速度を決定できる。

(3)二本吊りによる慣性モーメントの測定
    2本の針金で吊るされた剛体の回転振動の周期を測定することで,
    慣性モーメントが理解できる。

(4)減衰振動の測定
    液体中の円筒の回転運動を測定することで,減衰振動等が理解できる。

(5)A.熱の仕事当量(水熱量計による方法)
     ヒーターによる水温の上昇を測定することで,
     電子がする仕事 (J) と熱量 (cal) の関係が理解できる。
   B.抵抗測定
     サーミスタ(半導体)の電気抵抗の温度依存性が理解できる。

(6)レンズの焦点距離と主点の測定
    薄いレンズ,組合せレンズの焦点距離を測定することで,
    レンズの原理等が理解できる。

(7)A.光の回折と干渉
     レーザー光の回折と干渉現象が理解できる。
   B.ニュートン・リングの測定
     光の干渉現象を観察し,平凸レンズの曲率半径を決定できる。

(8)電流と磁場および電磁誘導
    電流と磁場の関係,ローレンツ力,誘導起電力などについて理解ができる。

(9)A.オシロスコープの使用法
     オシロスコープの原理とその活用法が理解できる。
   B.ダイオードの整流特性
     ダイオードの特性と整流回路が理解できる。

(10)トランジスタの静特性と増幅作用
     トランジスターの基本特性が理解できる。

(11)等電位線の測定
     等電位線を実際に測定し,電気力線のようすや電場について理解できる。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
実験に支障のない服装で出席すること(半ズボン・ミニスカート・ハイヒール等は危険なので不可)。手荷物は実験室内のロッカーに入れ,貴重品は身に付けておくこと。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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