経営工学実験Ｃ （安井）

Industrial Administration Experiment C （安井）

9974328

74BEBMS301

安井　清一

Seiichi Yasui

2024年度前期

2024 Spring

水曜4限、水曜5限

4th. and 5th. periods on Wednesday

創域理工学部　経営システム工学科

Department of Industrial and Systems Engineering, Faculty of Science and Technology

1.0単位

実験

Experiment

-

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

実験計画法を活用し、実験の計画、実験の実施、結果の解析、結果に基づいた次の実験の検討、
という実験計画の適用における実際を体験し、実験計画法の理解を深める。
　具体的な題材として、紙ヘリコプターの設計を扱う。その詳細は、次の通り。
　　・滞空時間が長く，安定した紙ヘリコプターを設計することを目標とし，
　　・実験計画法に基づいた実験および分析による設計・製作過程を通して，
　　・実験計画法を総合的に学ぶことができる。

実験の計画→実験の実施→データの分析→分析結果の解釈のサイクルを場当たり的ではなく，
論理的にまわせる能力を身に付ける．
本学科のディプロマ・ポリシーに定める『修得した専門知識や教養をもとに、自ら課題を発見し、解決する能力』を実現するための科目である。

この実験を通じて、
　　１．直交表への因子の割付け，分散分析，要因効果図の作成，および，考察ができるようになる。
　　２．枝分れ実験による分析ができ，実験誤差の分析および改善が行えるようになる。
　　３．以上の１と２に基づき，実験の計画→実験の実施→データの分析→分析結果の解釈
のサイクルが論理的に実現できる能力を身につける。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

３年次の専門科目（選択）「実験計画法１」を同時に履修することが望ましい。

課題に対する作文　Essay／ディベート・ディスカッション　Debate/Discussion／グループワーク　Group work／プレゼンテーション　Presentation／反転授業　Flipped classroom／実験　Experiments

-

実験では，実験データの解析結果から情報を読み取ること，および，読み取った情報から実験を計画することに力点をおく．したがって，実験データの解析方法については必要最低限しか講義しない．解析法については参考書を読んだり，専門科目（選択）「実験計画法１」の教科書を読んだりして，予習しておくことが要求される．

実験経過(60%)と成果(10%)，発表(20%)，個人への課題レポート(10%)の結果で評価する。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

-

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

「Experiments」2nd Edition, C. F. J. Wu and M. S. Hamada, Wiley, 2009.
「実験計画法ー方法編ー」山田秀，日科技連出版社，2004.
「入門　実験計画法」永田靖，日科技連出版社，2000.
「実験計画法入門」鷲尾泰俊，日本規格協会，1997.
「すぐに役立つ実験の計画と解析＜基礎編＞」谷津進，日本規格協会，1991.
「品質を獲得する技術」，宮川雅己，日科技連出版社
「入門　タグチメソッド」立林和夫，日科技連出版社，2004.
「実験計画法 −活用編— 技術研究での開発・設計成功事例」，葛谷和義，澤田昌志，久保田享，日科技連出版社
「実験計画法による非線形問題の最適化 —統計的設計支援システム—」，柏村孝義，白鳥正樹，于　強，朝倉書店
「経営工学シリーズ18　実験計画法」，田口　玄一，横山　巽子，日本規格協会,1987．

第１回 　前期ガイダンス　　　　　　  前期に行う実験内容のガイダンス等を説明する．
第１回　試作，特性要因図の作成　　　試作を行い，特性要因図を作成する．
第１回　直交表実験の解析演習　　　　直交表実験に対する統計解析の演習を行う．
第１回　直交表実験（１）　　　　　　実験の計画，直交表を用いた実験，解析，考察を実施する．
第１回　直交表実験（２）　　　　　　実験の計画，直交表を用いた実験，解析，考察を実施する．
第１回　枝分れ実験（１）　　　　　　バランス型枝分れ実験を実施し，誤差の大きさを推定する．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　誤差を小さくするための対策案を作成する．
第１回　枝分れ実験（２）　　　　　　スタッガード型枝分れ実験を実施し，前回作成した対策案の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　検証を行う．
第１回　直交表実験（３）　　　　　　実験の計画，直交表を用いた実験，解析，考察を実施する．
第１回　中間発表会　　　　　　　　　実験の経過と現在の状況を発表する．
第１回　直交表実験（４）　　　　　　実験の計画，直交表を用いた実験，解析，考察を実施する．
第１回　要因配置実験　　　　　　　　設計パラメータの詳細な最適化を行うための実験の計画，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　実験，解析，最適水準の選択，推定，考察などを実施する．
第１回　最終発表会　　　　　　　　 これまでの実験の経過，紙ヘリコプターの最終設計図を
　　　　　　　　　　　　　　　　　　発表する．紙ヘリコプターの測定会を実施する．
第１回　実験の総復習　　　　　　　　本実験において学んだ内容を復習，必要に応じて追加実験
　　　　　　　　　　　　　　　　　　を行う．

-

-

Microsoft Excel

各自，電卓またはパソコンを用意すること．
授業計画は進捗状況により多少前後することがある．

Y

N