![]() 教員名 : 前田 讓治
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
コンピュータネットワーク
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Computer Networks
授業コード Class code
9973706
科目番号 Course number
73ICCOE301
教員名
前田 讓治
Instructor
Joji Maeda
開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/the Second Semester
曜日時限
木曜4限
Class hours
Thursday, 2nd Period
開講学科・専攻 Department
創域理工学部 電気電子情報工学科
Department of Electrical Engineering, Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
⑧ [遠隔]オンライン授業(非同期)/ [Remote]Online (asynchronized remote)
概要 Description
本講義では、ネットワーク機器メーカのシスコが提供する「シスコ・ネットワーキングアカデミー・プログラム」CCNAv7「ネットワークの概要」を用いてコンピュータネットワークの基礎を学ぶ。
目的 Objectives
大学における講義では、個々の原理を学ぶ機会はあっても、ネットワーク全体を見渡す視点は得られないことが多い。そこで、ネットワークに関する基礎的な知識を広く学ぶことにより、身近で運用されているネットワークの原理を理解し、簡単なトラブルシュートができるようになることを目的とする。
本講義は、本学科のディプロマポリシー「電気工学、電子工学、情報通信工学の学問分野に共通した基礎学力と、その上に立つ各分野の専門知識」に該当する科目である。 到達目標 Outcomes
以下のことができるようになることを目標とする。
・ネットワーク参照モデルと各層の役割の説明 ・ネットワーク構成上の3層モデルと各層の役割の説明 ・IPv4アドレスの構造の説明とサブネットの設計 ・IPv6アドレスの構造の説明 ・アドレス変換機能とファイアウォールの基礎的説明 ・シスコスイッチとシスコルータの基本設定 ・シスコルータによる基本的なルーティング ・イーサネットネットワークにおける基本的なトラブルシュート 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
本講義では CCNAv7「ネットワークの概要」を用いた「反転授業」を実施する。講義ではポイントの解説、ネットワークシミュレータを用いた演習と各章のテストの解説を行う。NetSpace 上の教材や補助教材を利用して、必ず予習・復習を行うこと。ネットワークシミュレータを動作させるため、OS は Windows 10 以降, MacOS X 10.8 以降, Ubuntu 20.04 以降のいずれかとすること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/反転授業 Flipped classroom/実習 Practical learning
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準備学習・復習 Preparation and review
・講義では各章のテストを実施し、その解説を行う。準備学習・復習を必ず行うこと。
・NetSpace の Cisco 提供の教材のほか、LETUS に独自教材がおいてある。これらの教材や参考書を用いて自習すること。自習時間は、準備学習・復習を合わせて、1回の講義あたり4時間と目安とする。 ・各章のテストは、講義終了後に再度受験できる(最大 5 回まで)。自宅からでも受験できる。反復して受験し、期末に実施する Final Exam に備えること。 成績評価方法 Performance grading policy
各章に用意される Module Exam 40%(自習課題)、学期末に行う Skill Assessment 30%、学期末に行う Final Exam 30% で評価する。100 点満点中 60 点以上を合格とする。
[フィードバックの方法] NetSpace 上で自らの成績を随時閲覧できる。また、各章の試験では、間違えた箇所を Personal Feedback で確認することができる。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
NetSpace (CISCO LMS) における CISCO 提供の教材(オンライン)
講義で使ったスライド資料 (LETUS) 以下の書籍は講義では使わないが、必要に応じて参照すること。 1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版 谷本篤民 ソキウス・ジャパン著 インプレス 徹底攻略 Cisco CCNA問題集 [200-301 CCNA] 対応 ソキウス・ジャパン著 インプレス 授業計画 Class plan
1. ガイダンス、ネットワークプロトコルと通信。本講義の概要を説明する。また、ネットワークにおける通信プロトコルの役割と働きを学ぶ。OSI 7 層モデルの各層の名称と対応する PDU を説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】
2. LMSの準備:Academy NetSpace (シスコの LMS サーバ) に自らの登録を行う。また、Module Exam の受験方法と、試験結果の確認方法を理解し、使えるようになる。【オンライン授業(非同期)】 3. IOS 入門:シスコスイッチ・ルータの基本設定を学ぶ。ネットワークシミュレータによる実習を通じ、シスコスイッチ・ルータの基本設定ができるようになる。【オンライン授業(非同期)】 4. ネットワークプロトコルと通信:プロトコルとは何か、通信の形態など、今後の講義に必要な予備知識を蓄える。通信プロトコルの重要性と、ユニキャスト・ブロードキャスト・マルチキャストの意味を説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 5.ネットワークアクセス:物理層とデータリンク層。物理層とデータリンク層に関する概要を学ぶ。フレームとは何か説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 6. イーサネット:イーサネットの原理と CSMA/CD について学ぶ。フレームの転送方法と衝突回避メカニズムが説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 7.ネットワーク層:インターネットプロトコル。IPv4, IPv6 の概要を学ぶ。各アドレスの構造と、ルーティングとは何かを説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 8. シミュレータ実習:ネットワークシミュレータを用いたスイッチやルータの基本設定の演習を行う。シミュレータが扱えるようになる。【オンライン授業(非同期)】 9. トランスポート層:トランスポート層の役割と、TCP, UDP 各プロトコルについて学ぶ。TCP, UDP の違いを説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 10. IPアドレスとその設計:IPv4, IPv6 アドレスの構造を学ぶ。アドレスとネットワークマスク、プリフィクス長とは何かを説明できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 11. IPネットワークのサブネット化:IPv4 アドレスの「クラス」と、そのサブネット化について学ぶ。VLSM によるサブネット化ができるようになる。【オンライン授業(非同期)】 12.アプリケーション層:ネットワークアプリケーションとポート番号について学ぶ。代表的なアプリケーション層プロトコルの名称とポート番号が対応できるようになる。【オンライン授業(非同期)】 13. 実際のネットワークとセキュリティ:ネットワーク設計で必要な点をまとめる。また、ネットワークの安全性確保の重要性とシスコデバイスのセキュア化について学ぶ。シスコスイッチ・ルータの基本的なセキュア化ができるようになる。【オンライン授業(非同期)】 以下の2回は「同期」で行う。所定の時間外には受講できないので注意すること。 14. Skill Assessment:パソコンと統合ルータの設定を行うシミュレーション問題を解き、実技の達成度を測定する。【オンライン授業(同期)】 15. 到達度評価:到達度確認試験 (Final Exam) と講義に関するアンケートを行う。【オンライン授業(同期)】 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
シスコ Cisco Networking Academy
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備考 Remarks
講義時間はテストと必要最小限の知識の講義に充てるので、細かい内容は自習によって身につける。あらかじめ配布する教材による予習・復習が必須である。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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