電気磁気測定２

Electromagnetic Measurements 2

9973505

73ELINE202

居村　岳広

Takehiro Imura

2024年度後期

2024 Second Semester

水曜5限

Wednesday 5th Period

創域理工学部　電気電子情報工学科

Department of Electrical Engineering, Faculty of Science and Technology

2.0単位

講義

Lecture

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⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

「電気磁気測定１」につづき、電気磁気的な現象を応用した各種物理量の測定法について体系的に学ぶ。

それぞれの測定原理および測定装置の構造と動作について理解し、測定環境や要求精度に応じて適切な測定法を選定できるようになる。
本学科のディプロマポリシー「電気工学、電子工学、情報通信工学の学問分野に共通した基礎学力と、その上に立つ各分野の専門知識」に該当する科目である。

・特殊な電流、電圧レベルの測定に用いる装置や手順を説明できる。
・電力測定の原理について体系的な知識を身につける。
・電気磁気的な現象を応用した様々な物理量の測定原理が理解できるる。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

課題に対する作文　Essay

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（準備学習） 各回の授業前に2時間程度、シラバスに記載した授業内容について、授業の際に指示した方法で検索した文献等を調査すること。
（復習） 各回の講義内容を2時間程度復習し、説明された内容について理解の定着を図ること

レポート点 40％
到達度評価 60 ％

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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電磁気計測： 菅野允（コロナ社），1991，ISBN 9784339000658

1 　　高電圧、大電流の測定（１）
　　（１） 高電圧・大電流の測定に用いられる分圧器・分流器、整流器等の構造を理解する。
　　（２） 球ギャップ法による高電圧の測定原理を理解する。

2 　　高電圧、大電流の測定（２）
　　（１） 静電電圧計、振動電圧計、回転電圧計の構造と原理を理解する。
　　（２） ポッケルス素子を用いた光学測定法の原理を理解する。

3 　　インパルス電圧・電流の測定
　　（１） 雷サージ、開閉サージの特性を理解する。
　　（２） インパルス測定用分圧器の構造を理解する。
　　（３） ロゴスキーコイルによるインパルス電流の測定原理を理解する。
　　（４） クリドノグラフ、磁鋼片等を用いた簡易測定法の原理を理解する。

4 　　微小な電圧、電流の測定
　　（１） 生体信号等の微弱な電気信号を測定する際に必要なノイズ対策について理解する。
　　（２） 微小電流の測定に用いられる検流計（ガルバノメータ）の原理を理解する。

5 　　直流電力の測定
　　（１） 電力測定における電圧計と電流計の接続方法と測定誤差の関係を理解する。
　　（２） 電流力計形計器の構造と原理を理解する。

6 　　交流電力の測定（１）
　　（１） 三電圧計法、三電流計法の原理を理解する。
　　（２） 誘導形計器の構造と原理を理解する。

7 　　交流電力の測定（２）
　　（１） 熱電対やサーミスタを用いた電力測定法の原理を理解する。
　　（２） ブロンデルの定理と三相電力の測定原理を理解する。

8 　　無効電力および力率の測定
　　（１） 単相および三相平衡回路における無効電力の測定法を理解する。
　　（２） 比率計器およびパルス計数器による力率測定法の原理を理解する。

9 　　磁界の測定
　　（１） 磁針を用いた磁気の簡易測定法の原理を理解する。
　　（２） サーチコイルを用いた磁束密度の測定原理を理解する。
　　（３） 磁気センサとして用いられるホール素子、磁気抵抗素子、SQUID素子の構造と原理を理解する。

10　　鉄損、銅損の測定
　　（１） 電気機器における鉄損および銅損の発生要因を理解する。
　　（２） エプスタイン装置および交流ブリッジ法による鉄損の測定原理を理解する。
　　（３） ヒステリシス損および渦電流損の特性を理解する。

11　　長さ、ひずみ、力の測定
　　（１） 長さや変位を抵抗値、静電容量、インダクタンスに変換する各手法の特徴と原理を理解する。
　　（２） 圧電素子、抵抗線ひずみゲージの構造を理解する。

12　　速度、流量の測定
　　（１） 発電機およびロータリーエンコーダを用いた回転数の測定原理を理解する。
　　（２） レーザードップラー速度計の構造と原理を理解する。
　　（３） ベルヌーイの定理とそれを利用した差圧流量計の原理を理解する。

13　　光測定
　　（１） フォトダイオード、フォトトランジスタの構造と原理を理解する。
　　（２） 固体撮像素子における電荷読み出し方法について理解する。

14　　イメージセンサ
　　（１） イメージセンサに用いられる光学系の基礎を理解する。
　　（２） カラー撮像方式とその原理を理解する。

15　　到達度評価・総括
　　　到達度を評価する試験を行い，および授業の総括を行なう。

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基本は「対面」で行なう。オンラインの場合はLETUSで連絡を行なう。

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