シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電子回路B及び演習
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Electronic Circuits B
授業コード Class code
9973302
科目番号 Course number
73ELELC202

教員名
宮内 亮一、(担当未登録)
Instructor

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
曜日時限
月曜1限、木曜4限
Class hours

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 電気電子情報工学科

Department of Electrical Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義/演習

Lecture/Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
電子回路(特にアナログ電子回路)の基礎から応用にわたる回路形式や解析・設計手法を学ぶ。
目的 Objectives
電子回路は,電子・電気工学のあらゆる分野で重要な技術であり,電子・電気技術者として必ず修得しておかなければならない技術である。本講義では,電気回路ならびに電子回路Aで修得した内容にトランジスタなどの能動素子を加えた電子回路(特にアナログ電子回路)の基礎から応用にわたる回路形式や解析・設計手法を学ぶことを目的としている。なお、本科目は本学科のディプロマポリシー「電気工学、電子工学、情報通信工学の学問分野に共通した基礎学力と、その上に立つ各分野の専門知識」に該当する科目である。
到達目標 Outcomes
講義の達成目標は以下であり,本講義を受講することにより専門基礎能力がつく。
(1)ダイオード,トランジスタならびにFETの動作原理と特性を理解し,さらに直流及び小信号モデルが作成できる。
(2) トランジスタ(FETを含む)の直流モデルと小信号モデルを用いて基本増幅回路の解析と設計ができる。
(3)トランジスタ(FETを含む)を用いた増幅回路の周波数特性が解析できる。
(4)多段増幅回路の解析と設計ができる。
(5)基本的な電力増幅器の解析と設計ができる。
(6)基本的な電源回路の解析と設計ができる。

卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
他学科,他学部生の履修不可。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/反転授業 Flipped classroom
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準備学習・復習 Preparation and review
(準備学習)各回の授業と演習の前に2時間程度,教科書や参考書などの授業内容に関連した部分を読んでおくこと。また,演習のプリントは前の回に配布するので,必ず解いてみること。
(復習)各回の講義と演習の内容を2時間程度復習し、各回の講義と演習で説明した内容について理解の定着を図ること。
成績評価方法 Performance grading policy
シラバス中に示した学習目標に対する到達度を次の方法により評価判定する。
(1)到達度評価試験(70%)
(2)演習点(30%)(演習の時間に行われる小テスト(20%)と演習での積極的態度(10%))
(3)(1)と(2)の両者を加えて評価し,総計が60%(100点満点で60点)以上を合格とする。
なお,⼩テストは,講義内容の進捗状況に合わせて演習時間中に時期を明⽰し,演習時間中
に1回実施する。
小テストの結果は,最終回の演習内で返却し,解説する。

学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
アナログ電子回路—集積回路化時代の—(第2版)、藤井信生、オーム社、2019年、978-4-274-22432-4
電子回路 (電子情報通信レクチャーシリーズ)、関根慶太郎、コロナ社、2010年、978-4339018370
アナログ電子回路、杉本泰博、オーム社、1995年、978-4274129957
など

授業計画 Class plan
1  受動素子と能動素子
    電子回路の学習に必要な基礎事項の確認と、使用する素子の概要について学ぶ。

2  ダイオードの動作と特性   
    pn接合ダイオードの動作原理と特性について学ぶ。

3  トランジスタの動作と静特性   
    トランジスタの動作原理と静特性について学ぶ。

4  トランジスタの直流モデル  
    トランジスタの直流モデルについて学ぶ。

5  トランジスタの小信号モデル(1)  
    トランジスタの小信号モデルの必要性と導出概念について学ぶ。

6  ランジスタの小信号モデル(2)  
    トランジスタの小信号モデル、特にT型モデルやπ型モデルについて学ぶ。

7  低周波増幅回路(1)   
    トランジスタを動作させるために必要なバイアス回路を学習したのち,エミッタ接地増幅回路の設計・解析手法について学ぶ。

8  低周波増幅回路(2)   
    ベース接地増幅回路の設計・解析手法について学ぶ。

9  低周波増幅回路(3)   
    コレクタ接地増幅回路の設計・解析手法について学ぶ。

10 多段増幅器   
    トランジスタを2個用いた多段増幅回路や差動増幅回路などの設計・解析手法について学ぶ。

11 トランジスタの高周波特性と高周波モデル
    トランジスタので高周波特性と高周波モデルならびに増幅器の高周波特性について学ぶ。

12 電力増幅器、電源回路  
    A級とB級、AB級電力増幅器について学ぶ。
    整流回路と平滑回路、安定化電源などの電源回路について学ぶ。

13 FETの種類と動作   
    FETの種類と動作について学ぶ。

14 FETのモデルと低周波増幅回路
    FETのモデルとソース接地増幅回路などの低周波増幅回路について学ぶ。

15 到達度評価(後期)
     到達度評価(後期)を行うとともに、いままでの総括を行う。

16 演習   
    上記の内容に関係する演習を10回以上行う。演習には1回の小テストを含む。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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