シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電気回路B及び演習 (1組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Circuits Theory B (1組)
授業コード Class code
9973153
科目番号 Course number
73ELECI201

教員名
高久 雄一、居村 岳広
Instructor
Takehiro Imura, Yuichi Takaku

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
木曜3限、木曜5限
Class hours
Thursday 3rd, 5th Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 電気電子情報工学科

Department of Electrical Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義/演習

Lecture/Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑤ [対面]ブレンド型授業/ [On-site] Blended format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要 Description
電気回路理論1Bおよび演習では、回路解析の各種諸定理、交流電⼒、各種回路(ブリッジ回路、三相交流回路、⼆端⼦対回路等)について学び、電気・電⼦・情報通信⼯学の各分野に共通する電気回路の基礎学⼒を⾝に付け、種々の回路計算が⾃由に⾏えるようになる。
目的 Objectives
本科⽬は、本学科のディプロマポリシー「電気⼯学、電⼦⼯学、情報通信⼯学の学問分野に共通した基礎学⼒と、その上に⽴つ各分野の専⾨知識」に該当する科⽬であり、電気・電⼦・情報⼯学の各分野に共通する電気回路の基礎学⼒を⾝につけることを⽬的とする。
到達目標 Outcomes
このシラバスの授業計画に示した講義および演習を通じて,交流回路計算法,交流電力、三相交流回路、二端子対回路等に習熟し,種々の回路計算が自由に行えるようになることを目標とする。


卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
電気回路A及び演習の単位を修得しておくことが望ましい。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
(準備学習)事前配布済みのスケジュールに沿って、受講前に(事前に)2時間以上、教科書の該当箇所を予習すること。
(復習講義後に(次回までに)、板書の内容、ならびに、講義に該当する教科書「章末演習問題」を各自で解いてみる等により、2時間以上復習すること。そして、もし、正解できない場合は、「どこが不明なのか」明確にしておくこと。
成績評価方法 Performance grading policy
以下の各項目(1)〜(3)を次の式により総合点を算出する。
 総合点=(1)+(2)+(3)
(1).中間試験(30点)
(2).到達度評価試験(50点)
(3).演習の小テストの結果(20点)
総合点の60点以上を合格とする。
なお、演習中に毎回小テスト(10-20分程度)を実施する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
「理工系の基礎 電気・電子工学」兵庫 明 他,丸善出版,2018年発行, 978-4-621-30299-6

授業計画 Class plan
1 (教科書)第5章 交流回路の計算法(5.4)
ブリッジ回路の平衡条件を理解し、様々なブリッジ回路に対して適用できるようになる。

2 (教科書)第5章 交流回路の計算法(5.5)
ΔーY接続の等価変換(ΔーY変換およびY-Δ変換)を理解することにより、回路解析に活用できるようになる。

3 (教科書)第5章 交流回路の計算法(5.7、5.8-1)
複雑な回路の解析に有効な回路の各種諸定理のうち、重ねの理、補償の定理および相反の定理について、直接回路から求める方法と比較検討しながら理解し、回路解析において自由に活用できるようになる。

4 (教科書)第5章 交流回路の計算法(5.8-2)
回路の各種諸定理のうち、テブナンの定理およびノルトンの定理について理解を深め、テブナンの等価電圧源やノルトンの等価電流源を描けるようになるとともに、両定理を用いて負荷の電圧や電流を求められるようになる。

5 (教科書)第6章 交流電力(6.1、6.2、6.3、6.4、6.5)
瞬時電力、有効電力・皮相電力・力率、電力と実効値、無効電力、電圧・電流の有効分と無効分について理解し、与えられた条件からそれぞれを算出できるようになる。

6 (教科書)第6章 交流電力(6.6、6.7)
ベクトル電力について習熟し、負荷が合成されたときの電力が計算できるようになる。 また、 力率改善やその効果を理解するとともに、力率に関する計算ができるようになる。

7 (教科書)第6章 交流電力(6.8、6.9)
最大電力供給の条件(最大電力供給定理)について、各種負荷との関連を理解し、導出できるようになる。

8 (教科書)第8章 三相交流回路(8.1、8.2、8.3)
多相交流と接続方式について理解する。さらに、線間電圧と相電圧の違いについて学ぶ。また、三相交流の瞬時電圧波形と線間電圧波形が描けるようになり、電圧、位相の違いがわかるようになる。

9 (教科書)第8章 三相交流回路(8.3、8.4)
三相交流回路の起電力や負荷について、Δ形とY形の等価変換ができるようになり、対称三相回路の計算が出来るようになる。

10 (教科書)第8章 三相交流回路(8.5)
三相交流回路を一相分に分離して、電力、力率、無効電力などが計算できるようになる。また、ΔY変換などの基本原理を三相交流回路に応用できるようになる。

11 (教科書)第8章 三相交流回路(8.6、8.7)
三相回路の電力測定方法を理解する。特に、二電力計法による電力計の指示値と力率の関係が理解できるようになる。また、回転磁界について理解する。

12 (教科書)第7章 2端子対回路(7.1、7.2)
二端子対回路の定義、アドミタンスパラメータ、インピーダンスパラメータの定義を理解する。さらに、例を取り上げ、これらのパラメータの導出ができるようになる。

13 (教科書)第7章 2端子対回路(7.2、7.3)
ハイブリッドパラメータ、縦続パラメータの定義を理解する。これらのパラメータが導出できるようになる。また、いくつかのパラメータは相互に変換が可能であることを理解し、変換できるようになる。

14 (教科書)第7章 2端子対回路(7.4、7.5、7.6),第5章 結合回路(5.6)
直列接続、並列接続、縦続接続などの回路形式と結合回路に関し、回路形式に有用なパラメータを理解し、パラメータを使って簡単に回路を解けるようになる。

15 到達度評価
当該授業における達成度を到達度評価試験により確認する。
その後、授業として当該授業科目の内容を総括する。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
-
教育用ソフトウェア Educational software
-
-

備考 Remarks
演習実施方法
(1)問題はプリントで配布する
(2)演習最初に、毎回、小テスト(10〜20分程度)を実施する

基本は「対面」で行なう。オンラインの場合はLETUSで連絡を行なう。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
-
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
-