シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
有機化学2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Organic Chemistry 2
授業コード Class code
9972501
科目番号 Course number
72CHORC202

教員名
郡司 天博
Instructor
GUNJI, Takahiro

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024 Second Semester
曜日時限
月曜3限
Class hours
Monday 3rd, Period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 先端化学科

Department of Pure and Applied Chemistry, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
アルコール,アルデヒド,ケトン,カルボン酸,カルボン酸エステルおよび有機金属化合物を対象として,それらの化学的および物理的性質と構造の関係を,また,その構造に基づく特徴的な化学反応を,さらに,その機構や特徴を,理解して説明することができる。キャリアとの関係では,社会に出て必要な有機化学の基礎を学ぶことができる。

本学科で定めるポリシー「化学分野の基礎学力と、その上に専門知識」を習得し、それをもとに「自ら課題を発見し、解決する能力」、「論理的・批判的に思考し、積極的に取り組むことのできる判断力・行動力」、「他者とコミュニケーションをとり、国際的な視野を持って活躍できる能力」ならびに「専門分野に応じたキャリアを形成し、自己を管理する能力」を養うための授業である。
目的 Objectives
有機化合物の物性や化学反応の特徴を理解し,説明できるようにする。同時に,有機化学の理解を通して,論理的思考力や問題解決力を身につけられるようになる。
到達目標 Outcomes
1 有機化合物の特性を説明できるようになる。
2 アルコールの特性とその代表的な反応について説明できるようになる。
3 アルデヒドとケトンの特性とその代表的な反応について説明できるようになる。
4 カルボン酸とそのエステルの特性とその代表的な反応について説明できるようになる。
5 有機金属化合物の特性とその代表的な反応について説明できるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業中の私語ならびに授業にふさわしくない行動をしないこと。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
講義の前に,授業の概要をまとめた資料を参考にして,指定した教科書および参考書の相当する部分を参照し,その内容を理解しておくこと(各回2時間)。また,講義後は,各回の講義内容を十分に復習し,その内容について説明できるようにしておくこと(各回2時間)。具体的な事項については、授業の中で指示する。
成績評価方法 Performance grading policy
進度の確認(50%)および到達度評価(50%)により評価する。

[フィードバックの方法]
進度の確認については,採点終了後の講義において概要を講評する。
到達度評価において解説を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
[参考書]
1. ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)上下, K. P.  C. Vollhardt, N. E. Schore【著】, 古賀憲司, 野依良治, 村橋俊一 【監訳】, 化学同人, 2019, ISBN: 978-4-7598-2029-4.
2. パイン有機化学〔第5版〕I,II , S. H. Pine【著】, 湯川泰秀, 向山光昭【監訳】, 廣川書店,‎ 1989, ISBN: ‎978-4-5672-3390-3.
3. マクマリー有機化学(上)第9版, J. McMurry 【著】, 伊東椒, 児玉三明, 荻野敏夫, 深澤義正, 通元夫 【訳】, 東京化学同人, 2017, ISBN: 978-4-8079-0912-4.
4. C. Elschenbroich, "Organometallics Third, Completely Revised and Extended Edition", Wiley-VCH, Weinheim, 2013, ISBN: 978-3-527-29380-2.

[その他資料]
講義資料をLETUSのコースにアップロードする。

授業計画 Class plan
1 ガイダンス 【対面授業】
 有機化学2の授業日程および内容,成績評価方法など,講義概要を理解することができる。

2 有機化学反応の基礎 【対面授業】
 有機化合物の化学結合と構造の特徴,それと化学反応との関係および反応を支配する因子を理解することができる。

3 アルコール 【対面授業】
 アルコールの一般的な性質,反応,合成を理解することができる。

4 エーテル 【対面授業】
 エーテルの一般的な性質,反応,合成およびポリエーテルや大環状エーテルの構造と機能を理解することができる。

5 アルデヒドとケトン(1) 【対面授業】
 アルデヒドとケトンの構造と性質,酸化還元反応ならびに求核付加反応の機構と代表的な人名反応を理解することができる。

6 アルデヒドとケトン(2) 【対面授業】
 アルデヒドとケトンの有機金属化合物との反応,β−ジケトン類の反応を理解することができる。

7 カルボン酸とカルボン酸エステル(1) 【対面授業】
 カルボン酸およびそのエステルの一般的な性質と天然における存在,カルボン酸の酸性度と構造を理解することができる。

8 カルボン酸とカルボン酸エステル(2) 【対面授業】
 カルボン酸の構造と反応の多様性,カルボン酸誘導体の生成と様々な反応を理解することができる。

9 進度の確認 【対面授業】
 2〜8の内容について問題に解答し,理解度を把握することができる。

10 有機金属化合物の基礎 【対面授業】
 有機金属化合物の一般的な性質,反応,合成を理解することができる。

11 1族元素の有機金属化合物 【対面授業】
 1族元素の有機金属化合物の性質,反応,合成を理解することができる。

12 2族および12族元素の有機金属化合物 【対面授業】
 2族元素の有機金属化合物の性質,反応,合成を理解することができる。

13 13族元素の有機金属化合物 【対面授業】
 13族元素の有機金属化合物の性質,反応,合成を理解することができる。

14 14族元素の有機金属化合物 【対面授業】
 14族元素の有機金属化合物の性質,反応,合成を理解することができる。

15 到達度評価 【対面授業】
 本講義内容に即した問題に解答し,理解度を把握することができる。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
ChemOffice Professional/Discovery Studio, Materials Studio
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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