建築構造力学２

Theory of Structural Mechanics 22

9971506

71SMSTE211

永野　正行

Masayuki Nagano

2024年度前期

2024 First Semester

金曜2限

Monday 2nd. Period

創域理工学部　建築学科

Department of Architecture, Faculty of Science and Technology

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

建築構造力学１の初級講座に続く構造力学の中級コースである．部材の断面性能，梁の応力度，たわみ，たわみ角法による不静定ラーメンの応力計算法を修得する．

建築構造物に作用する力の伝わり方，応力の求め方など，建築物の構造設計に必要となる基礎知識を十分に理解する．

建築構造力学は構造関係科目の根幹をなしており，次年度以降に展開される他の構造科目の修得，建築構造関係の設計・研究に不可欠な基礎知識を身に着ける．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

建築構造力学1を習得済みであることが望ましい．理解度を深めるため必ず建築構造力学演習2を同時履修すること．

小テストの実施　Quiz type test

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前回講義内容が次回に使われるため、復習と準備学習を兼ね、毎回授業前に10〜15分間の小テストを実施する。前回講義内容・演習を見直しておくこと．小テストが出席代わりとなり，欠席は0点扱いとなる．

前半のまとめ試験および到達度評価試験：70%
小テスト：30%

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

学びやすい建築構造力学- 力の釣合いから振動まで -，永野正行，肥田剛典，井口道雄，コロナ社

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
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[1]　断面性能−断面1次モーメント，図心−
部材の断面性能の概要を学び，断面1次モーメントと断面の図心の求め方を理解する．
[2]　断面性能−断面2次モーメント，断面係数−
部材の断面性能のうち断面2次モーメント，断面係数を習得するとともに，その求め方を理解する．
[3]　応力と応力度−許容応力度設計法−
部材応力より応力度を算出する方法を習得し，許容応力度とそれに基づく設計法を理解する．
[4]　応力と応力度−梁の曲げ応力度−
梁に生じる曲げモーメントより引張，圧縮の垂直応力度を算出できるようにし，梁の断面設計法を理解する．
[5]　応力と応力度−柱の応力度−
軸力と曲げモーメントを同時に受ける柱の垂直応力度を習得するとともに，せん断応力度の算出方法を理解する．
[6]　梁のたわみ−応力度とひずみ度，変形−
ヤング係数，せん断弾性係数等の材料定数を習得し，応力度とひずみ度，変形の関係を理解する．
[7]　梁のたわみ−弾性曲線式−
梁の弾性曲線式の求め方とその解法を理解し，片持ち梁，単純梁に集中荷重が作用するときのたわみとたわみ角を算定できるようにする．
[8]　前半のまとめ
前回までの講義内容を理解，修得できているかどうかを確認する．
[9]　梁のたわみ−モールの定理−
分布荷重に対する曲げモーメントに基づき導かれるモールの定理を理解し，それに基づく梁のたわみとたわみ角を算定できるようにする．
[10]　不静定梁の応力−たわみ角法の基本式−
両端に曲げモーメント，中間荷重が作用した場合の静定梁の変形に基づき，たわみ角法の基本式や固定端モーメントを理解する．
[11]　不静定梁の応力−たわみ角法の解法−
連続梁を対象に，たわみ角法に基づくの応力の算定方法を剛比の考え方とともに理解する．
[12]　ラーメンの応力−たわみ角法−
節点移動のない不静定ラーメンを対象に，たわみ角法に基づき反力，応力の求め方，応力図の描き方を理解する．
[13]　ラーメンの応力−固定モーメント法−
節点移動のない不静定ラーメンを対象に，固定モーメント法に基づき反力，応力の求め方，応力図の描き方を理解する．
[14]　ラーメンの応力−節点移動のある不静定ラーメン−
節点移動のある不静定ラーメンを対象に，たわみ角法に基づき反力，応力の求め方，応力図の描き方を理解する．
[15]　到達度評価・総括
課題、到達度評価を通じて，理解度を確認するとともに，まとめの講義を行う。

大手ゼネコンのエンジニアとして建築構造設計・耐震解析の実績があり、その経験を活かし実例を交えながら講義する

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特になし

特になし

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