建築振動学｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

建築振動学

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Vibration Theory of Buildings

授業コード　Class code

9971126

科目番号　Course number

71SMSTE353

教員名

永野　正行

Instructor

Masayuki Nagano

開講年度学期

2024年度前期

Year/Semester

2024 First Semester

曜日時限

木曜4限

Class hours

Thursday 4th. Period

開講学科・専攻　Department

創域理工学部　建築学科

Department of Architecture, Faculty of Science and Technology

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要　Description

地震動入力時の建物応答の観点から建築振動論を修得する。

目的　Objectives

建築振動に関する理論を通じ，建物応答の基本特性に関する基礎知識や，地震被害の特徴を理解する。

到達目標　Outcomes

１自由度系構造物の振動解析法と振動の性質について学び，続いて地震応答スペクトルとその利用へと進む。さらに，２自由度系のモーダル解析を中心とした振動解析法を講述する。構造物の振動解析を通して，建物に作用する地震力についての基本事項を修得することを目標とする。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/

履修上の注意　Course notes prerequisites

「建築構造力学2」を修得済みであることが望ましい

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

小テストの実施　Quiz type test／グループワーク　Group work

-

準備学習・復習　Preparation and review

前回授業の演習内容を教科書等でよく理解しておくこと

成績評価方法　Performance grading policy

小テストもしくは演習40%、到達度評価試験60%

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

建築振動を学ぶ—地震から免震・制震まで，宮本裕司, 永野正行, 藤谷秀雄, 吉村智昭，理工図書

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

学びやすい建築構造力学- 力の釣合いから振動まで -，永野正行，肥田剛典，井口道雄，コロナ社

授業計画　Class plan

[1]　地震動と振動
構造力学との違い、地震の揺れと建物の揺れの関係を理解する．
[2]　振動解析の基礎
振動モデルの作成法，単位を習得する。
[3]　振動方程式（その１）
振動方程式の立て方，基本原理の応用を理解する。
[4]　振動方程式（その２）
地震を受ける構造物の振動方程式を立てられるようにする。
[5]　１質点系構造物の振動−自由振動−
質量とばね定数の算定法、自由振動と固有周期の求め方を習得する。
[6]　１質点系構造物の振動−減衰振動−
減衰の要因と性質，減衰自由振動の性質を理解する。
[7]　加振実験による建物振動
加振実験を通じ、これまでに修得した構造物の振動特性の理解を深める。
[8]　１質点系構造物の振動−強制振動（その１）−
調和加振力，強制加振力を与えたときの応答特性を習得する。
[9]　１質点系構造物の振動−強制振動（その２）−
任意加振力に対する応答，波形のフ−リエ解析を学ぶ。
[10]　地震応答スペクトル−応答計算法−
地震応答の計算法，地震応答の積分表現を理解する。
[11]　地震応答スペクトル−応答スペクトル−
地震応答スペクトルの特性，地震応答スペクトルとフ−リエスペクトルを学ぶ。
[12]　２質点系構造物の振動−振動方程式の立て方−
剛性マトリックスと柔性係数マトリックス振動方程式の立て方を理解する。
[13]　２質点系構造物の振動−建物の振動の性質−
振動モ−ドの計算法，地震応答計算法を理解する。
[14]　多質点構造物の地震応答計算−建物の振動の性質−
多質点構造物の振動モ−ド、地震応答計算法を理解する。
[15]　到達度評価試験・総括
課題、試験を通じて，理解度を確認する。

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

大手ゼネコンのエンジニアとして建築構造設計・耐震解析の実績があり、その経験を活かし実例を交えながら講義する

教育用ソフトウェア　Educational software

-

地震応答解析プログラム等，適宜，ダウンロードを指示する。

備考　Remarks

特になし

授業でのBYOD PCの利用有無　Whether or not students may use BYOD PCs in class

Y

授業での仮想PCの利用有無　Whether or not students may use a virtual PC in class

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