シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電子計算機及び実習1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Computer and Practice 1
授業コード Class code
9961191
科目番号 Course number
61ISCIP101

教員名
稲山 貴大、青木 宏樹
Instructor
Hiroki Aoki and Takahiro Inayama

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
月曜3限、月曜4限
Class hours
Monday 3rd and 4th Periods

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 数理科学科

Department of Mathematics, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
実習

On-site practical training
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
② [対面]ハイフレックス型授業/ [On-site] Hybrid-Flexible format (must include 50%-or-more classes held on-site)

概要 Description
電子計算機とそのネットワークについて、講義と実習をまじえて、基礎知識の習得と操作能力の向上を図る。毎回の授業は講義と演習をまじえて行われ、電子計算機とは何か、ネットワークとは何かという基本からはじめ、数式処理ソフトや数学教育用ソフトの取り扱い、情報科学への応用、数式まじりの論文の作成などを段階的に行う。教職志望者が多く履修するため、毎回の講義と実習では、特に教育現場での電子計算機の活用について、重点的に説明する。また、理工学全般にわたる横断的な学習の一環として、実験のコンピュータシミュレーションやその統計処理についても扱う。
目的 Objectives
将来、電子計算機(パソコンだけでなくネットワークや巨大なコンピュータシステムなどを含む)を扱うときに、そこで出会う問題を自分で解決できるようになるための基礎的能力を身に付ける。
到達目標 Outcomes
・電子計算機(コンピュータ)についての基本事項を理解する。
・計算機ネットワーク(特にインターネット)についての基本事項を理解する。
・特に数学や情報科学の研究および教育に関連した、コンピュータを扱う技術を身につける。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/実験 Experiments/実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
毎回の授業は、講義中心のときもあれば、演習中心のときもある。
下には時間の目安を示すが、重要なことは
「授業内容を論理的に理解する」(講義部分)
「課題を適切な形で完成させる」(演習部分)
の両者を自らのなかで達成することである。
特に実習部分については、コンピュータへの習熟度が人によって大きく異なるので、目安の時間を大幅に超過して学習する必要が生じるケースもある。

(講義部分について)
各回ごとに授業中に指示するので、各回の授業前に2時間、授業後に2時間の準備学習と復習を指定した範囲において行うこと。

(演習部分について)
各回の授業内容を十分復習しておくこと。毎回の実習は、それまでのすべての実習の内容が身についていることを前提とする。時間の目安は4時間である。
成績評価方法 Performance grading policy
提出された課題の出来具合を中心に、授業への参加や貢献度などを総合的に評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
『[改訂第9版]LaTeX2ε美文書作成入門』,奥村晴彦・黒木裕介 著,技術評論社,2023年発行,ISBN 978-4-297-13889-9.
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
毎回の授業内容に応じて、参考書・インターネット上の情報等を指示

授業計画 Class plan
第1回:学内ネットワークの利用とeラーニングシステムの活用
第2回:コンピュータの基本
第3回:ネットワークの基本
第4回:数学教育でのコンピュータの活用事例
第5回:数式まじりの論文の作成(1)LaTeXの導入と基本
第6回:数式まじりの論文の作成(2)LaTeXの応用
第7回:数式まじりの論文の作成(3)LaTeXによる文書作成
第8回:数学および情報科学とコンピュータ(1)符号理論
第9回:数学および情報科学とコンピュータ(2)暗号理論
第10回:検索エンジンと人工知能
第11回:数式処理ソフト
第12回:統計とコンピュータシミュレーション
第13回:コンピュータとネットワークについての総まとめ
第14回:仮想PCと大型計算機システムについて
第15回:論文作成(期末の課題に取り組む)

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
本学着任前に、アルバイトとして中小企業のwebサイト構築にかかわり、電子計算機に詳しい人が少ないなかでの作業を経験した。1年生配当であり入門的要素の強い内容となるこの授業においても同様の状況が想定され、実務経験を生かして、特に「入門レベルの学生を中級者に引き上げる」ことを意識した授業を行う。(青木)
教育用ソフトウェア Educational software
Mathematica
LaTeX

備考 Remarks
(0) この授業は、履修者が自分専用のノートパソコンを持っていることを前提に行われる。本学BYODの要件を確認のうえ履修すること。
(1) 授業の主な実施形態については、シラバス記入時点では対面授業を予定しているが、履修者数や感染症対策の状況などにより、他の形態に変更することがある。また、学生の理解度や使える設備の状況に応じて、授業計画の一部変更や順序交換、授業形態の一時的な変更を行うことがある。このようなときには、余裕をもって受講者にその旨を通知する。
(2) 資料の配布、課題の提出や各種通知などは、授業中のほかLETUSを利用しても行われるので、受講者はLETUSを随時確認すること。
(3) 教科書「LaTeX2ε美文書作成入門」(技術評論社)は従来の冊子体のほか、電子版としても販売されている。ただし、授業では各自の PC に LaTeX をインストールすることを推奨しており、その標準的な方法(授業で扱う方法)は、教科書(冊子体)付録の DVD-ROM からである。基本的には、教科書は冊子体で準備することが望ましい。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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