システムプログラム

Systems Programming

9961164

63INOPS302

松澤　智史

Tomofumi Matsuzawa

2024年度後期

2024 Second Semester

木曜5限

Thursday 5th Period

創域理工学部　数理科学科、情報計算科学科

Department of Mathematics, Faculty of Science and Technology
Department of Information Sciences, Faculty of Science and Technology

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

オペレーティングシステムについて、システムの概観，CPUスケジュリング，並行プロセス，排他制御，unix OSの具体例などを学ぶ。キャリアとの関係では、社会に出て必要な計算機科学の基礎を学ぶことができる。

オペレーティングシステムの目的と構成、プロセスの概念、並行プログラミング、UNIX OSを理解するなど、計算機の基礎知識を身に付ける。
本学科のカリキュラム・ポリシー「各専門分野に応じた進路に必要な能力を養うための専門科目」及びディプロマ・ポリシー「情報科学分野に応じた専門知識」を身に付け、「自然科学・科学技術の分野のみならず社会における多様な情報を論理的に分析し、問題の発見、さらにはその解決に貢献しうる能力」を獲得するための科目である。

1. オペレーティングシステムの目的と構成について説明できるようになる。
2. プロセスの状態、プロセス切り換え、割込み処理の手順について説明できるようになる。
3. プロセス統合問題、並行プログラミングについて説明できるようになる。
4. UNIX OSにおけるプロセス管理、ファイルシステムを理解し、OSの起動手順やその動作について説明できるようになる。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

簡単なC言語の知識を有していることが望ましい。

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授業計画に沿って準備学習を行い、教科書の各章(次回の授業部分)を読んでおくこと。
CLASSに逐次掲示されるファイルを参考に授業内容の準備学習・復習を行うこと。
一週間につき予習、復習を各２時間することを目安とする。

試験またはレポート課題により成績を評価する。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

教科書は不要，資料はLETUSで配布

参考書：
岩波講座 ソフトウエア科学６：オペレーティングシステム，前川守著，岩波書店
Computer Systems: A Programmer's Perspective，Randal E. Bryant , David R. O'Hallaron 著, ©2016 Pearson

1　講義の説明

2　コンピュータシステム
　プログラムが書かれて動くまでに必要なソフトウェア、ハードウェアの解説

3,4　情報の表現と操作
　計算機への情報の格納，整数の表現と演算，浮動小数点数

5　プロセス
　カーネルの機能の一つであるプロセス管理の解説

6　仮想メモリ
　カーネルの機能の一つである仮想メモリの解説

7　ファイルシステム
　カーネルの機能の一つであるファイルシステムの解説

8　ネットワーク
　カーネルの機能の一つであるネットワークシステムの解説

9 　シェル，シェルスクリプト
　カーネルとユーザのインタフェースとなるシェルについての解説

10　システムコール
　カーネルを扱う（動作させる）ためのシステムコールについての解説
　
11　並列処理・並列プログラム
　並列計算の仕組みや並列度の概念についての解説

12　パスワード認証・電子署名
　Linuxのパスワード管理の解説，公開鍵認証の実験

13　シグナル・X Window System
　割り込み処理・LinuxのGUIについての解説

14　復習と補足
　システムプログラム復習・補足

15　到達度評価

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なし

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