教育課程編成論 （3MA-2・BS）

Theory of the Curriculum Organization （3MA-2・BS）

9960A40

T1FTUTE301

太田　恭正

Yasumasa Oota

2024年度後期

2024 Second Semester

月曜1限

Monday 1st Period

創域理工学部（教職科目）

A course of teacher education, the Faculty of Science and Technology

1.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

中教審答申や学習指導要領等による事前学習を学生に求める。また、授業はワークシートを中心に進め、各回において個人学習だけでなく班の協議を実施し、主体的・対話的な学習を通して、教育課程編成において教員が果たすべき使命を理解する。授業後は指示された課題に取り組むこととする。

学習指導要領を基準として各学校において編成される教育課程について、その意義や編成の方法を理解するとともに、各学校の実情に合わせてカリキュラム・マネジメントを行うことの意義を理解する。

⑴　学校教育において教育課程が有する役割、機能及び意義、並びに学校及び教員の果たすべき役割や使命を説明できるようになる。
⑵　教育課程編成の基本原理、並びに学校の教育実践に即した教育課程編成の方法を説明できるようになる。
⑶　教科・領域・学年をまたいでカリキュラムを把握すること、教育課程全体を計画、実施、評価、改善のサイクルでマネジメントすること、並びに生徒、保護者、地域の人々に説明責任を果たすことの意味を説明できるようになる。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

・すべての回に出席することが前提である。
・遅刻、欠席、公欠や忌引き等による欠席などは、事前に必ず担当者に連絡すること。

太田　恭正： y.oot18@rs.tus.ac.jp

小テストの実施　Quiz type test／ディベート・ディスカッション　Debate/Discussion／グループワーク　Group work

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【準備学習】
中央教育審議会答申、学習指導要領、学習指導要領解説総則編を熟読する。
【復習】
授業の中で指摘された項目を確認するとともに、返却された提出物等を丁寧に点検し、確実に自分のものにしておく。

各回に提出するワークシートや小テスト及び授業内の学習活動の取組状況により評価する。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
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授業中の配付資料
中学校学習指導要領（平成29年3月文部科学省）、中学校学習指導要領解説総則編（平成29年7月文部科学省）、高等学校学習指導要領（平成30年3月文部科学省）、高等学校学習指導要領解説総則編（平成30年7月文部科学省）

第１回：教育課程を編成するとはどのようなことか
⑴　教育課程編成の目的について
⑵　教育課程を編成するとはどのようなことか
⑶　教育課程が社会において果たしている役割や機能

第２回：学習指導要領の位置づけ、設置者、及び学校の役割
⑴　学習指導要領の性格、位置づけ、概要について
⑵　学習指導要領改訂の変遷、及び主な改訂内容並びにその社会的背景について
⑶　設置者である教育委員会の役割と学校の説明責任について

第３回：中学校における教育課程編成
⑴　法や学習指導要領を踏まえた学校のグランドデザイン、短期目標と中期目標について
⑵　教科を横断した教育課程編成
⑶　各教科、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動の内容、授業時間等

第４回：高等学校における教育課程編成
⑴　課程、学科等について
⑵　地域や学校、生徒の実態を踏まえた特色ある教育課程編成
⑶　高等学校における教科・科目、必履修科目、単位の修得、卒業の認定、生徒の発達の支援等

第５回：キャリア教育、シチズンシップ教育、環境教育など、教科等を横断した教育課程
⑴　キャリア教育が目指す資質能力と３年間を見通した指導計画
⑵　環境、福祉、シチズンシップ教育等の実施例、及び年間単元・題材配列表の作成
⑶　総合的な学習（探究）の時間を中心とした、教科等を横断した学習の指導計画

第６回：地域に開かれた学校づくり
⑴　教科横断的・総合的な探究学習における地域との連携
⑵　インクルーシブ教育の推進
⑶　コミュニティスクールの実態

第７回：学校評価を活用した教育課程の改善、カリキュラムマネジメント
⑴　教育課程の編成、実施、評価、改善のマネジメント
⑵　学校評価を踏まえた教育課程の改善と学校の説明責任
⑶　学校評価を踏まえて教育委員会、及び学校が果たすべき役割

第８回：組織的な授業改善の取組
⑴　新学習指導要領を活用した「指導と評価の計画」の作成、及び観点別評価の活用
⑵　組織的な授業改善の実際
⑶　授業の質の保証を目指す学校の在り方、教員の心構えについて

千葉県立高等学校教諭(数学)・主席研究指導主事・学力調査部長・千葉県立高等学校校長

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