![]() 教員名 : 伊吹 友秀
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
環境と倫理
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Environmental Ethics
授業コード Class code
9960373
科目番号 Course number
L2IDIFEb22
教員名
伊吹 友秀
Instructor
Tomohide IBUKI
開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/2nd
曜日時限
火曜3限
Class hours
Tuesday 3
開講学科・専攻 Department
創域理工学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
「環境破壊はいけない」「絶滅危惧動物を救え」「かけがえのない地球を私たちの子どもたちへ」
環境破壊は、自明の悪いこととして世間では語られている。これらは一見当たり前のことに思われるかもしれないが、その背後には一筋縄ではいかない倫理問題が横たわっている。そもそも、守られるべき環境とは何か?人間はそこに含まれるのか?自然淘汰による動物の絶滅までもが防がれなくてはいけないのか?あるいは、まだ存在してすらいない人々に、私たちはどこまで責任を負うのか? これらの一筋縄ではいかない問題について、普段当たり前と思っていることを一歩引いたところから検討するのが、環境倫理学という学問です。本講義では、これらの様々な環境倫理の問題について、受講者一人一人が多様な意見に耳を傾けながら、できるだけ先入観を排して考察してもらいたいと考えています。 そのため、本講義はカリキュラム・ポリシーにある「国際性、コミュニケーション能力、課題発見・解決力、論理的・批判的思考力、キャリア形成力、倫理観を養う内容を含む科目」に資する講義になるものと考えております。また、教養教育の編成方針の内、 自然・人間・社会を幅広く俯瞰できる能力、 論理的・批判的思考力、国際性に係る能力の涵養を目的とした講義となっています。 目的 Objectives
環境倫理の問題について、多様な見解があることを知り、それらとの比較も通じながら各人なりの考えを見出していく
到達目標 Outcomes
・現代社会における多様な環境倫理の問題、及び、それらに関する議論を理解できるようになる
・背後にある基本的な倫理理論、学説を理解できるようになる ・上記二点を踏まえたうえでの、自分なりの考え方を模索できるようになる 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
第一回の講義が終了した時点で、履修希望者が教室の収容人数を超えたと判断した場合には、履修者の抽選を行います。初回講義に登録されている履修者の中から抽選を行いますので、履修を希望する場合は、必ず第一回の講義終了時刻までに履修登録を行って下さい。初回講義での抽選の結果は、履修申告確認・変更期間に、CLASSを確認してください。当選者は抽選対象科目が登録されており、落選者は抽選対象科目が登録されず、空きコマになっています。なお、抽選を行う場合、他学科履修は認められません。 【第一回の講義後に抽選を行う場合】 ●当選者 当選した場合、どのような事情があっても後から履修登録を取り消すことはできません。 熟慮した上で履修登録するように気をつけてください。 ●落選者 落選した場合、当該授業を履修し単位を修得することはできませんが、履修申告確認・変更期間に他の講義に履修登録をやり直すことができます。ただし、初回で履修抽選の行われた講義には履修登録ができませんので、2回目の授業に必ず出席し、担当の講師に履修可能であるか確認するようにしてください。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
毎回の授業には、授業内で取り組む小レポートが課されます。授業内においては、この毎回の課題に応えることで、様々な環境倫理の問題について考えてもらいます。また、各回の課題についての皆さんの見解は、次の講義の冒頭にまとめて紹介しますので、それらを通じて同じ学生の意見にも広く耳を傾けてください。
なお、授業後にはその授業のレジュメを配布する予定ですので、適宜それらを見直しながら理解を深めていき、自分のノートをまとめていくようにしてください。 また、必要や各人の関心に応じて各回で紹介する参考文献を読了するようにしてください。 成績評価方法 Performance grading policy
成績評価は授業中の小レポートと到達度評価試験で行います。小レポートを40%、到達度評価試験を60%として合計で100点満点中、60点以上を合格とします。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
加藤尚武『環境と倫理』(有斐閣アルマ、2005)、ジョゼフ・デ・ジャルダン著、新田功ら訳『環境倫理学』(出版研、2005)、伊勢田哲治『動物からの倫理学入門』(名古屋大学出版会、2008)、松原洋子・伊吹友秀編『生命倫理のレポート・論文を書く』(東京大学出版会、2018)その他、適宜必要に応じて講義中に指示する。
授業計画 Class plan
1、イントロダクション:環境倫理学とは
2、環境倫理学の基礎としての倫理学① 3、環境倫理学の基礎としての倫理学② 4、守られるべき「環境」とは何か? 5、自然を守らなくてはいけないのは人間のためか?① 6、自然を守らなくてはいけないのは人間のためか?② 7、自然を守らなくてはいけないのは人間のためか?③ 8、自然や動物に権利はあるのか? 9、動物を倫理的に扱うとは?① 10、動物を倫理的に扱うとは?② 11、動物を倫理的に扱うとは?③ 12、われわれは未来の世代に何かの責任を負うのか?① 13、われわれは未来の世代に何かの責任を負うのか?② 14、環境問題と正義の問題 15、到達度評価試験・総括 ※受講者の理解状況や興味関心等に応じて、講義の進度や内容に変更の生じる場合があります。 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
省庁の生命倫理に関する技術参与、研究倫理コンサルタント、倫理審査委員会委員の経験を活かし倫理について講義する
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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