機械製図２Ａ

Machine Drawing 2A

9945517

45BADET302

小林　宏、市川　賀康、難波江　佑介、北野　敬祐、佐藤　魁星、浅野　恭史、石塚　正幸、宮武　正明

2024年度前期

火曜2限、金曜1限、金曜2限、金曜3限、金曜4限

工学部　機械工学科

Department of Mechanical Engineering, Faculty of Engineering

2.0単位

実習

On-site practical training

-

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

歯車減速機：平歯車による汎用減速機を設計し、その計画図、設計計算書、製作図を作成する．

歯車減速機：減速比、伝達動力、原動機回転数を与えて、平歯車による汎用減速機を設計し、その計画図、設計計算書、製作図を作成する．これにより機械設計の計画、総合の実習を行ない、機械要素の選択、組合せ法、強度設計・生産性設計、材料の選択決定などを学習する．

機械工学分野の技術者・設計者として必要な設計・製図の能力を習得できるようになる．

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

機械製図は，機械工学科の学生として身につけるべき基本的能力であるので，教員の指示に従って必ず履修すること．
本講義は，前年度，もしくはそれ以前に，機械製図1を受講し，単位を取得していないと受講することができない.

-

-

機械製図のテキストを前もって読んでおくこと．また授業中に教員から指示のあった事項については，授業後，必ず確認しておくこと．

実習態度および設計計算書、計画図、組立図、部品図の成績により評価する．
なお，ガイダンス（初回授業）への出席は必須とする．

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

-

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

初心者のための機械製図（森北出版）、JIS B各機械要素規格

１．計算書の作成（１）
　与えられた基本仕様から、歯車、軸、軸受等の強度計算を行い、各要素の仕様を決定。また，減速機の構造、歯車、軸受の基本を理解する。

２．計算書の作成（２）
　各部の寸法について、経験則に基づいた係数表を作成し、構造の概要を把握する。同時に、それらの寸法が課題の制約条件に合っているかどうかも検討する。

３．水平断面図の検討
　Ａ1図面用紙で基本構想を検討する。計算書と係数表を参考に、全体の構造を検討すると共に水平断面図にて主要な要素をレイアウトする。基本的には、主要な部位を中心に水平断面にて基本設計をする。

４．水平断面図の作成
　あらかじめ指示された制約条件を満足しているか、要素間の干渉がないか、などの重要事項に絞って検討し、主要構造を作図する。

５．水平断面図の審査
　計算書の制約条件を満足しており、要素間の干渉がないかなどの重要事項を基に対面審査を行う。

６．全体関係図の作成（１）
　対面審査にて指摘された水平断面図を修正する。併せて、全体関係図も作図し、関連部位の整合性を検討する。

７．全体関係図の作成（２）
　全体関係図はケースの形状、上下方向の取り合い、外回り等を設計する。また、立体図と部品リストを全体関係図に挿入し、全体イメージの把握と各部品の仕様・材料選定をする。

８．全体関係図の審査
　計画図完成、対面審査を行う。

９．部品図の作成（１）
　部品図はＡ３サイズ、２次元ＣＡＤによる作図とする。

１０. 部品図の作成（２）
　課題として与えられた寸法公差、表面性状、幾何公差を検討し、適切な数値を図中に表記する。加工に必要な情報と表現方法を理解する。

１１．組図の作成（１）
　組図は３次元ＣＡＤとし、製作部品のモデリングと全体のアセンブリをする。入力軸側は軸付き小歯車と関連部品のモデリング、アセンブリを作成する。

１２. 組図の作成（２）
　出力軸側は軸、大歯車と関連部品のモデリング、アセンブリを作成する。上下ケースは、それぞれモデリングを作成し、素材面と加工面を色区別する。

１３．組図の作成（３）
　上下ケース、入力軸ユニット、出力軸ユニット、外回り部品をアセンブリする。

１４．組図の作成（４）
　要素間の干渉の有無を調べ、干渉があれば計画図まで遡って修正検討をする。重量と重心位置を算出、確認する。

１５．定期試験期間中・部品図・組図の審査
　提出図面、平常点にて成績を評価する。特に基本仕様との合致、課題の達成度、加工・組立上の配慮、製図規格・丁寧さ・提出期限などを評価する。

-

-

AutoCAD, SOLIDWORKS

Y

N