シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電気工学実験3 A組
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Electrical Engineering Lab 3 A組
授業コード Class code
9943539
科目番号 Course number
43ZZEXP302

教員名
半谷 精一郎、崔 錦丹、和田 正義、吉田 孝博
Instructor
Takahiro Yoshida, Masayoshi Wada, Seiichiro Hangai, Jindan Cui

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024 Second Semester
曜日時限
金曜2限、金曜3限、金曜4限
Class hours
Friday 2nd-4th period

開講学科・専攻 Department
工学部 電気工学科

Department of Electrical Engineering, Faculty of Engineering
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
電気工学実験1につづいて行う実験で、電気工学科の学生として必要な実践的技術と知識を、1テーマあたり2週で習得する。実験テキストは非常に詳しく書かれているが、単にテキスト通りの実験を行い、レポートにまとめるだけでなく、関連した理論をよく理解し、課題レポートによって検討や考察を行う。なお、この実験が履修ずみでないと卒業研究を行なうことができない。
目的 Objectives
電気工学科の学生として必要な実践的技術と知識を身につけ、卒業研究へスムーズに移行できるようにする。
到達目標 Outcomes
実験を通じて実践的技術と知識を身につけると共に、卒業後に進みたい分野や業種を決める。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
第1回のガイダンスにて詳細を説明するので必ず出席するように。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:テキストを事前に熟読する。ビデオ教材があるテーマは事前に視聴する。
復習:レポートの課題を行いながら実験の内容を深く理解する。
成績評価方法 Performance grading policy
実験方法の予習状況、実験への取り組み姿勢、提出されたレポートおよびディスカッション時の質疑応答で100%の評価を行う。遅刻、欠席、レポート提出の遅延は減点となる。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
各実験項目で指定あり。

授業計画 Class plan
1   実験ガイダンス
大項目実験に当たっての心構え、各項目の一般的注意事項、レポートの
提出要領を説明する。

2   太陽光発電システムの実験(1)
太陽光発電システムを組み立てて実地試験を行い、構成装置の機能や特性に
関する理解を深める。
具体的には、太陽電池パネルを用いて発電システムを構成し、1週間の動作
によってどのようなデータが取得できるかを調査する。

3   太陽光発電システムの実験(2)
  人工光源による太陽電池パネル特性の測定を通じて、MPPT(Maximun
Power Point Tracking)の有効性を確認する。

4   LEGOマインドストームによるロボット製作(1)
   各自の自由な発想によりロボットを製作し、ロボットの基本概念を修得する
ことを目的とする。2週でロボットを完成させ、動作について考察する。

5   LEGOマインドストームによるロボット製作(2) 
  各自の自由な発想によりロボットを製作し、ロボットの基本概念を修得する
ことを目的とする。2週でロボットを完成させ、動作について考察する。

6   QPSK送受信システムの符号誤り率と画像伝送(1)
  QPSK信号送受信システムを用いてディジタル信号伝送における
アイパターン、信号空間ダイアグラムを観測する。また伝送品質を定める
符号誤り率の特性を測定する。さらに、画像伝送において、受信入力雑音
の大きさにより画像が劣化する様子を観測する。

7   QPSK送受信システムの符号誤り率と画像伝送(2) 
 PCからFPGAにデータを転送しQPSK変復調回路を構成する。
この回路を利用して、雑音を付加しながら伝送実験を行い、C/Nに対する
誤り率のグラフを作成する。次に最新の無線システムに採用されている
OFDM信号の周波数スペクトラムをスペクトラムアナライザで観測する。

8   MATLABによる音声の分析と合成(1)
  自分自身の5母音を録音し、MATLABを用いて音声の分正規を行う。
さらに、SIMULINKを用いて簡単な音声合成を行い、実音声と合成音声との
比較を行う。

9   MATLABによる音声の分析と合成(2) 
 SIMULINKとディジタルシグナルプロセッサ用の開発環境を用いて、
ディジタル信号処理ボードに音声合成系を実装する。
   さらに、合成音声の音質ならびに周波数成分を分析する。

10  コンピュータを用いるLSI設計(1)
  FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて、開発設計の流れ、
代表的な回路構成法であるステートマシンの動作、Verilogを用いた回路
設計手法および機能動作シミュレーション手法を学ぶ。

11  コンピュータを用いるLSI設計(2) 
 Verilogで設計した設計した回路を評価ボードに実装し、設計回路の動作
確認、性能評価を行う。

12  トランジスタのデバイスモデル構築と回路解析(1)
  トランジスタの基本的な静特性をブレッドボード上に作った回路で測定し、
SPICEによるシミュレーション結果と比較し、モデルの限界を推定する。

13  トランジスタのデバイスモデル構築と回路解析(2) 
 2つのトランジスタで差動増幅回路を構成し、増幅率などの基本特性を
シミュレーション結果と比較する。また、CMRRなどの理解も深める。

14  実験総括

15  ディスカッション

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
MATLAB/Simulink
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備考 Remarks
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授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N