物理学実験１

Physical Experiments 1

994241C

42CHEXP103

河合　武司、矢田　詩歩、岩﨑　秀、上谷　幸治郎

Takeshi Kawai, Kojiro Uetani, Shiho Yada, Suguru Iwasaki

2024年度前期

First semester, 2024

金曜3限、金曜4限、金曜5限

Third- to fifth-period on every other Friday

工学部　工業化学科

Department of Industrial Chemistry, Faculty of Engineering

1.0単位

実験

Experiment

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

物理学は化学を学ぶうえで基礎となる重要な学問領域である。物理学をほとんど学ぶ機会のなかった履修者にも理解できるよう、本実験講義では力、光、電気に関連した基礎的な物理現象を取り扱う。物理的な意味を実験的に理解し、また化学で用いられる各種測定機器の測定原理を修得する。

本実験を通じて、物理現象とその背景理論を学ぶとともに、測定方法についても原理から修得することを目的とする。

力、光、電気に関連した基礎的な物理現象を実験を通して学ぶとともに、物理的な意味の理解および化学で用いられる各種測定機器の測定原理を理解することを目標とする。また、化学的現象について物理的な観点から考察できるようになることを目標とする。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

これまで物理学を学んだことがない場合は、「基礎物理学」を履修しながら本実験を履修することが望ましい。
白衣、ならびに満充電のPCを持参すること。

課題に対する作文　Essay／グループワーク　Group work／実験　Experiments／実習　Practical learning

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テキストに記載されている実験前課題を行い、実験準備と予習をした上で実験に臨むこと。
レポートにはテキスト末尾に記載されているレポート課題をすべて行うこと。

レポート：50%
実験前課題（予習も含む）および実験態度と積極性：50%

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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実験テキストは、第1回講義（ガイダンス）で配布する。

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

第1回　　物理学実験ガイダンス
　実験を受講するときの注意点、各実験テーマの注意事項、レポートの提出要領等を指導する。また、誤差や有効数字の取り扱いについて解説する。

第2回　　力学の基礎
　力学台車の速度と加速度を測定し、運動量保存の法則および力学的エネルギー保存の法則を実験的に理解する。

第3回　　金属のヤング率の測定
　金属棒試料のヤング率をダイヤルゲージ法および光てこ法を用いて測定し、固体の弾性について理解を深める。　　

第4回　　原子スペクトル
　水素原子のバルマー系列のスペクトルの波長を回折格子分光計により測定し、リュードベリ定数を求める解析を通して、原子モデルに関して理解を深める。また、回折格子を用いた分光とプリズムの最小偏角の導出から、電磁波の波動性について実験的に理解する。

第5回　　ホイートストン・ブリッジによる抵抗測定
　金属試料の電気抵抗の温度依存性を測定してホイートストン・ブリッジの原理を把握し、金属の電気特性についても理解を深める。

第6回　　RLC回路の実験とオシロスコープの使用法
　抵抗、コイル、コンデンサを組み合わせたRLC回路の基本的性質を理解し、オシロスコープの使用法を修得する。

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