科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

反応速度論

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Chemical Kinetics

授業コード　Class code

994233K

科目番号　Course number

42CHPHC304

教員名

永田　衞男

Instructor

Morio　Nagata

開講年度学期

2024年度後期

Year/Semester

2024 Second Semester

曜日時限

水曜2限

Class hours

Wednesday 2nd Period

開講学科・専攻　Department

工学部　工業化学科

Department of Industrial Chemistry, Faculty of Engineering

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要　Description

反応速度論について、基礎を学ぶと共に新しい化学工業の展開に対し、理解を深める。

目的　Objectives

化学反応の速度を取り扱う際に必要な知識として、微分速度式、積分速度式、触媒反応速度式、反応機構、測定法実際面への応用、計算演習等について理解する。

到達目標　Outcomes

反応速度論について理解し、触媒反応や光化学反応への応用を理解活用できる。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/

履修上の注意　Course notes prerequisites

講義内容を良く予習復習して小テストまたは課題を行うこと。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

-

準備学習・復習　Preparation and review

教科書やアトキンス「物理化学」東京化学同人などの物理化学の教科書において、反応速度に関する章や節をよく読んでおくこと。

成績評価方法　Performance grading policy

小テストまたは課題３０％
到達度評価レポート７０％

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

　わかる反応速度論（三共出版）

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

アトキンス物理化学（下）（東京化学同人）

マッカーリ・サイモン物理化学（下）（東京化学同人）

反応速度論（裳華房）

基礎コース物理化学III化学動力学（東京化学同人）

授業計画　Class plan

１．　反応速度論とは：化学反応の解析、反応速度の重要性、濃度、速度の経時変化と、その図表示、平衡との関係、速度の表示法等を理解する。

２．　速度式：速度定数、次数、平衡定数と速度定数との関係、逆反応速度の影響を理解する。

３．　積分速度式：時間と濃度との関係式の誘導およびその応用を学習し、演習問題を解く。
　　
４．　反応の解析：実際の反応に即して速度式を組立て、反応がどのように解析されるか理解する。

５　　複雑な反応の速度：触媒反応、酵素反応などの複雑な反応解析例を理解し、練習問題を解く。

６．　高エネルギー反応：光反応などの解析を理解する。

７．　分子と衝突：分子の運動と衝突について理解する。

８．　反応とエネルギー：アレニウスの式や、活性化エネルギーと頻度因子について理解する。
　　　　
９．　遷移状態理論：反応速度定数の理論的扱いを学習する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
１０．　活性化パラメータ：活性化パラメータの導出、アイリングプロットについて学習する。

１１．溶液反応：液相反応について学習する。

１２．触媒反応速度論（１）：固体触媒反応の基礎である吸着について学習する。

１３．触媒反応速度論（２）：固体触媒を用いた反応速度式について学習する。

１４．触媒反応速度論（３）：液相均一系触媒反応や酵素反応の速度式について学習する。

１５．授業到達度評価：学習してきたことを到達度レポートで確認すると共に、その結果を復習する。

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

-

教育用ソフトウェア　Educational software

-

備考　Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無　Whether or not students may use BYOD PCs in class

-

授業での仮想PCの利用有無　Whether or not students may use a virtual PC in class

-

シラバス情報

マッカーリ・サイモン物理化学（下）（東京化学同人）

基礎コース物理化学III化学動力学（東京化学同人 ）

基礎コース物理化学III化学動力学（東京化学同人）