化学２

Chemistry 2

9942234

42CHBAC102

永田　衞男

Morio NAGATA

2024年度後期

2024 Second Semester

月曜1限

Monday 1st Period

工学部　工業化学科

Department of Industrial Chemistry, Faculty of Engineering

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

化学は、我々の日常生活・衣食住と密接に結びついている。物質・材料、エネルギー、資源、環境、健康等について化学で理解する。

本講義では、一般化学の基礎を学びつつ、化学と社会との関わりや、その重要性を理解することで化学の面白さを認識する。その上で、今後、物理化学、無機化学、分析化学、有機化学等の専門分野を学習するのに必要な基礎知識や考え方を習得することを目的とする。

一般化学の基礎を学びつつ、化学と社会との関わりや、その重要性を理解し、専門分野を学習するのに必要な基礎知識や考え方を習得する。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

当日の講義予定範囲を予習していることとして講義を進める。理解できない点はチェックしておくこと。

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準備学習：教科書の当日の講義予定範囲について予習しておくこと。
復習：授業の内容を自分で再度確認し、教科書等の演習問題に自主的に取り組むこと。

小テストまたは課題３０％
到達度評価レポート７０％

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

Y

マクマリー一般化学　（上）（下）

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理工系の基礎　基礎化学　井手本　康・橋詰峰雄・湯浅　真・竹内　謙・郡司天博・酒井秀樹・近藤行成・板垣昌幸・田中優実・杉本　裕・坂井教郎・本田宏隆　著　丸善出版

第１回「１２．化学反応速度論」
内容：反応速度式と反応次数、反応速度式の実験による決定、一次反応、二次反応、ゼロ次反応、反応機構、素反応と全反応、律速段階、アレニウスの式、触媒などについて理解する。

第2回「１３．化学平衡（１）」
内容：平衡状態、濃度平衡定数、圧平衡定数、不均一系における平衡、平衡定数の利用などについて理解する。

第3回「１３．化学平衡（２）」
内容：平衡混合物、ルシャトリエの原理、平衡における触媒の作用、化学平衡と反応速度論との関連性などについて理解する。

第4回「１４．水溶液の平衡：酸と塩基」
内容：ブレンステッド-ローリーによる酸と塩基の概念、酸および塩基の強さ、ｐHの概念、強酸および強塩基の溶液のｐH、弱酸および弱塩基溶液における平衡、酸解離定数と塩基解離定数との関係、ルイス酸およびルイス塩基などについて理解する。

第5回「１５．水溶液の平衡の応用」
内容：中和反応、共通イオン効果、緩衝溶液、pH滴定曲線、溶解度席、イオン化合物の沈殿、選択的沈殿生成によるイオンの分離、定量分析などについて理解する。

第6回「１６．熱力学：エントロピー，自由エネルギー，平衡（１）」
内容：自発的過程、エントロピーと確率および温度との関係、標準モルエントロピーと標準反応エントロピー、エントロピーと熱力学第二法則などについて理解する。

第7回「１６．熱力学：エントロピー，自由エネルギー，平衡（２）」
内容：自由エネルギー、標準反応自由エネルギー変化、標準生成自由エネルギー、反応混合物の自由エネルギー変化と組成、自由エネルギーと化学平衡などについて理解する。

第8回「１７．電気化学（１）」
内容：ガルバーニ電池、電池電位と電池反応における自由エネルギー変化、標準反応電位とその利用、ネルンストの式、ｐHの電気化学的測定などについて理解する。

第9回「１７．電気化学（２）」
内容：標準電池電位と平衡定数、蓄電池、燃料電池、電気分解と電解槽、電気分解の商業的応用および定量的側面などについて理解する。

第10回「１８．水素，酸素および水」
内容：水素とその同位体の構造、水素の製法と利用、水素の反応性、二原子の水素化物、酸素の構造、酸素の製法と利用、酸素の反応性、酸化物および過酸化物類、オゾン、水の構造、水の反応性、水和物などについて理解する。

第11回「１９．主要族元素」
内容：一般的性質と周期表の復習、第二周期元素の特徴的性質、３A族元素、ボロン、アルミニウム、４A族元素、炭素、シリコン、ゲルマニウム、スズ、鉛、５A族元素、窒素、リン、６A族元素、硫黄、ハロゲンとオキソ酸などについて理解する。

第12回「２０．遷移元素と配位化学（１）」
内容：電子配置、遷移元素の性質、遷移元素の酸化状態、いくつかの遷移元素についての化学、配位化合物、配位子、異性体、エナンチオマーと分子の掌性、などについて理解する。

第13回「２０．遷移元素と配位化学（２）」
内容：遷移金属錯体の色、錯体内の結合：原子価結合論、結晶場理論について理解する。

第14回「２１．金属と固体材料」
内容：金属元素の供給源、冶金学、鉄と鋼、金属における結合、半導体とその応用、超電導体、セラミックス、複合材料などについて理解する。

第15回「後半のまとめ」
内容：第1回から第14回までの講義の内容を授業到達度レポートで確認する。

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