建築音・光環境２

Building Acoustics,Lighting and VisualEnvironment 2

994151X

41ENENE202

倉渕　隆、金　政一、冨田　隆太、野中　俊宏

Takashi Kurabuchi, Toshihiro Nonaka and Ryuta Tomita

2024年度後期

2023/Second Semester

水曜3限

Wednesday/3rd Period

工学部　建築学科

Department of Architecture, Faculty of Engineering

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

建築の内外空間から都市環境までを総合的に計画・制御し，音に関する感覚・物理・制御・材料の知識をベースに音響計画・音響設計例を取り上げ建築音響計画の基礎を習得する。また，照度基準，昼光照明計算法，各種照明器具の特性，照明計算法，照明設計の基礎，色彩計画について学習し，光環境計画の基礎を習得する。
本科目は、一級建築士受験資格（卒業後実務経験２年）の指定科目であり、建築士に必要な基礎知識を身につけることでキャリア形成に役立つものである。

音・光に関する建築環境について，建物と人間との関わりについて深く理解することを目的とする。

音の聞こえと評価，騒音・振動対策，音響設計の基礎を理解するとともに昼光照明計算，人工照明計算，色彩設計の基礎について把握する。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

小テストの実施　Quiz type test

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授業前には関連部分の予習をしておくこと。講義中配布するプリントを利用して復習し内容の理解を深める。

試験成績(80%)、小テスト(10%)、授業における積極性等の状況(10%)を勘案し、総合的に評価する

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

初学者の建築講座　建築環境工学（第四版）市ヶ谷出版　2022年発行　978-4-87071-158-7
最新　建築環境工学　（改訂4版）井上書院　2014年発行　978-4-7530-1757-7
環境工学教科書　第三版　彰国社　2020年発行　978-4-395-32146-9

第1回　照度基準と基準昼光率
照明基準と採光でこれを確保するための基準昼光率について学ぶ。
第2回　昼光照明計算 　　
立体角投射の法則に基づく、昼光率の計算方法を理解する。
第3回　照明方法と設計 　　
人工照明用の光源、器具、照明手法を概説し、照明設計・計算演習を行う。
第4回　照明計算 　　
光源からの直接照度の計算法、室全体の光束法による平均照度の計算法を理解する。
第5回　照明設計法
LEDなどを用いた最近の照明設計法の概要を学ぶ。
第6回　色彩の基礎 　　
色知覚、混色系と顕色系、表色系、マンセル色立体など、色彩環境の基礎について学ぶ。
第7回　色彩計画 　　
色彩の心理、色彩計画、安全色など、建築における色彩設計の基礎を習得する。
第8回　音の聞こえ
聴覚，音の生理と心理評価を学び音を聞くことから人間との関わり，評価方法・評価尺度を学ぶ。
第9回　空調・設備騒音問題
設備が原因となる音の問題を音源・伝搬系・影響ごとに学び，防振・制振技術を含めて設備騒音制御を学習する。
第10回　振動・固体音防止
固体中を伝搬する波動を学び，振動に起因した音の問題，さらに防振，制振，緩衝技術に言及し床衝撃音防止を学習する。　
第11回　ホールの音響設計
コンサートホール，スタジオ，体育館などの要求機能・項目を整理し設計上の諸問題を学ぶ。
第12回　音響設計(2)
コンサートホールの多くの実例から設計の要点を学習する。さらに住宅，学校，オフィスなどの音響的問題点を整理し，音響計画の要点を学習する。
第13回　環境振動・電磁環境の問題
音に近く，新たな問題として，環境振動及び電磁環境が厳しい時代を迎えている。環境振動では居住性能評価規準の概要を学習する。電磁環境では，基本的問題を学びシールド技術など制御上の諸問題を学習する。
第14回　ホール，スタジオ等の実例
スライドなど視覚情報と収録音など聴覚情報による紹介を通じて音響設計の知識を深める。
第15回　まとめ

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