薬物治療の個別化

Tailarmade Pharmacotherapeutics

993P047

3aMPPRP366

花輪　剛久、河野　洋平

Yohei KAWANO, Takehisa HANAWA

2024年度前期

2024, First Smemsster

水曜2限

Wednesday, 2nd Period

薬学部　薬学科

Department of Pharmacy, Faculty of Pharmaceutical Sciences

1.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

テーラーメイド薬物治療を目指して、個々の患者に応じた投与計画を立案できるようになるために、薬物治療の個別化に関する基本的知識と技能を修得する。
To acquire the basic knowledge and skills related to individualization of drug treatment so that it is possible to formulate administration plans for individual patients with the aim of tailor-made drug treatment.

（遺伝的素因）薬物の作用発現、薬物動態に影響を及ぼす代表的な遺伝的素因、および遺伝的素因を考慮した薬物治療について、例を挙げて説明できる。
（年齢的素因）新生児、乳児、幼児、小児、高齢者に対する薬物治療で注意すべき点を説明できる。
（生理的要因）生殖、妊娠時、授乳中、および肥満時における薬物治療で注意すべき点を説明できる。
（合併症）腎、肝、心疾患を伴った患者における薬物治療で注意すべき点を説明できる。
（投与設計など）遺伝的、年齢的、生理的要因や合併症などがどのように薬物動態に影響することを理解し、その変動したパラメータを用いて、患者個々人の薬物の投与設計をできるようにする。また、代謝や分布の個人差を示す要因に関する新しい知見についても理解する。

(Genetic Predisposition) A typical genetic predisposition affecting drug action, pharmacokinetics, and drug treatment in consideration of the genetic predisposition can be described with examples.
(Age predisposition) Explain points to be noted in drug treatment for newborns, babies, infants, children, and the elderly.
(Physiological factors) Explain points to be noted in drug treatment during reproduction, pregnancy, lactation, and obesity.
(Complications) Explain points to note in drug treatment in patients with renal, hepatic, and heart diseases.
Understand how genetic, age, physiological factors, and complications affect pharmacokinetics (eg, dosing design), and use the fluctuating parameters to design drug dosing for individual patients. To In addition, understand new findings on factors indicating individual differences in metabolism and distribution.

患者特性や病態に応じた薬物治療を提案する。
We propose drug treatment according to patient characteristics and disease state.

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

疾病と病態１、疾病と病態２、薬物治療学1、薬物治療学２、薬物動態学、製剤学の知識を基本とする科目であり、それらの科目を習得していることが履修するための原則となる。
This course is based on knowledge of Disease and Etiopathology 1, Disease and Etiopathology 2, pharmacotherapy 1, pharmacotherapy 2, pharmacokinetics, and pharmaceutical sciences.

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3年前後期の薬物治療学1と薬物治療学2、3年後期の薬物動態学の知識が必要なので、良く理解して講義に臨み、復習する際は不明な点は教科書や配布資料などを確認する。
学習簿に記載がある学習時間を満たすように、学生各人で各回の授業前に準備学習（予習）並びに授業後に復習を行うこと。

It is necessary to have knowledge of pharmacotherapy 1 and pharmacotherapy 2 around the 3rd year and pharmacokinetics 2nd and 3rd year, so understand well and start the lecture. Confirm.
Preparatory study (preparation) before each class and review after the class must be conducted by each student so that the study time stated in the study book is satisfied.

定期試験により評価する。すべての講義に出席すること。少なくとも2/3以上の講義に出席しないと試験を受けられなくなる場合がある。

Evaluate through periodic tests. Attend all lectures. You may not be able to take the exam unless you have attended at least 2/3 of the lectures.

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

講義前に指示することがある。

It may be instructed before the lecture.

第1回　年齢的要因（低出生体重児、新生児、乳児、小児）の薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：年齢的要因（低出生体重児、新生児、乳児、小児）の薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療を説明できる。

第2回　年齢的要因（高齢者）の薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：年齢的要因（高齢者）の薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療を説明できる。

第3回　腎疾患時の薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：腎疾患時の薬物動態・薬力学の変化と薬物投与設計を説明できる。

第4回　肝および心疾患時の薬物動態・薬力学の変化に基ずく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：肝および心疾患時の薬物動態・薬力学の変化と薬物投与設計を説明できる。

第5回　薬物体内動態に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：薬物の作用発現および体内動態に及ぼす遺伝的素因、併用薬物を考慮した薬物治療を説明できる。

第6回　生理的要因（性差、日内変動）、栄養状態による薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：生理的要因（性差、日内変動）、栄養状態による薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療を説明できる。

第7回　妊娠・授乳期における薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療［講義］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：妊娠・授乳期における薬物動態・薬力学の変化に基づく薬物治療を説明できる。

第8回　個別化医療の計画・立案［講義、演習（その他）］
担当教員：河野　洋平、花輪　剛久
授業内容：個別の患者情報（遺伝的素因、年齢的要因、臓器機能など）と医薬品情報をもとに薬物治療を計画・立案する。

第1回
E3-3-2-1 F-2-4-2

第2回
E3-3-2-2 F-2-4-2

第3回
E3-3-3-1

第4回
E3-3-3-2 E3-3-3-3

第5回
E3-3-1-1 E3-3-1-2 E3-3-1-3

第6回
E3-3-4-1 E3-3-4-3

第7回
E3-3-4-2 F-2-4-2

第8回
E3-3-5-1 E3-3-5-2

国立大学附属病院に勤務し、薬剤業務に従事した実績を活かし講義する　　

Lecture based on the experience of working as a pharmacist and engaging in medical treatment.

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薬学教育モデル・コアカリキュラム（平成25年度改訂版）に対応する項目（SBOs）及び薬学教育モデル・コア・カリキュラム（令和4年度改訂版）に対応する項目（学修事項）を授業計画欄下部に示す。
なお、各項目に紐づく内容については、以下URL先に示す。
URL：https://tus.box.com/s/ilc2p0ygiyz4ncj23ckp310rmaa0efdk

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