シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
薬剤学実習
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Pharmaceutics, Laboratory Work
授業コード Class code
993K181
科目番号 Course number
3aMPPHS343

教員名
花輪 剛久、板倉 祥子、秋田 智后、廣瀬 香織、西川 元也
Instructor
Makiya NIshikawa, Takehisa Hanawa, Tomomi Akita

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024 2nd Semester
曜日時限
木曜3限、木曜4限、木曜5限、金曜3限、金曜4限、金曜5限
Class hours
Thursday 3, 4,5 period, Friday  3, 4,5 period

開講学科・専攻 Department
薬学部

Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実習

On-site practical training
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
一般的な製剤とDDS製剤の調製と評価、薬物速度論の基礎およびタンパク結合を実験を通じて学ぶ。
目的 Objectives
薬学独自の学問である製剤学と薬剤学の基礎について理解を深める。
到達目標 Outcomes
製剤学の基礎である製剤の調製と評価を修得し、生物薬剤学の基礎である薬物速度論とタンパク結合の考え方を修得する。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
実習プリント並びに参考書を熟読し予習を怠らないこと。

実習中は清潔な白衣を着用すること。

遅刻は許されない。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
実習 Practical learning
-

準備学習・復習 Preparation and review
実習中に生じた不明な点は、実習プリント、参考書などで確認し、レポートは十分理解した上で作成する。

学修簿に記載がある学習時間を満たすように、学生各人で各回の授業前に準備学習(予習)並びに授業後に復習を行うこと。
成績評価方法 Performance grading policy
全ての実習を出席した上で、実習レポート(100%)で成績を評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
Perspective薬剤学 [第3版] 大戸茂弘 編著(京都廣川書店)ISBN: 978-4-909197-40-5(秋田担当分:薬剤学でも参考書として使用)
NEWパワーブック 物理薬剤学・製剤学[第3版]金尾義治  編集(廣川書店)ISBN: 978-4-567-48078-9(秋田担当分:製剤学でも参考書として使用)
谷川原祐介、井上勝央編「生物薬剤学改訂第4版」(南江堂)ISBN978-4-524-40381-3(西川・板倉担当分)
栄田敏之 編著「実践 薬物速度論」(京都廣川書店)ISBN978-4-910844-17-6(西川・板倉担当分)

授業計画 Class plan
第1回 錠剤の調製 [実習]
担当教員:花輪 剛久
授業内容:錠剤の種類と性質について説明でき、単位操作を組み合わせて錠剤を調製できる.|代表的な製剤の処方を設計できる。

第2回 カプセル剤と坐剤の調製 [実習]
担当教員:花輪 剛久
授業内容:カプセル剤・坐剤の種類と性質について説明でき、単位操作を組み合わせてカプセル剤・坐剤を調製できる。

第3回 製剤評価試験 [実習]
担当教員:秋田 智后
授業内容:日本薬局方の製剤に関する代表的な試験法(錠剤の硬度試験、摩損度試験法、崩壊試験法)を実施し、製剤評価試験を理解し、説明できる。|日本薬局方の製剤に関する代表的な試験法(溶出試験法)を実施し、製剤評価試験を理解し、説明できる。|異なる製剤処方間(先発品と後発品)の生物学的同等性を評価できる。

第4回 DDS製剤の調製と評価 [実習]
担当教員:秋田 智后
授業内容:DDS製剤の代表的な製剤であるリポソームを調製し、その特性を調べることにより、DDSに関する理解を深め、DDSの目的や具体的なシステムについて説明できる。更に、注射剤の特性として重要な浸透圧についても実験を通じて理解を深める。

第5回 薬物速度論/ガラス器具を用いて生体モデルを用いた解析 [実習]
担当教員:西川 元也
授業内容:薬物動態に関わる代表的なパラメーターを列挙し、概説できる。線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。瞬時静注投与、経口投与後の消失速度定数、半減期、クリアランスなどを計算できる。生体を模したモデルを組み、静注、経口投与後の血 中、尿中のモデル薬物濃度を測定し、そのデータを用い、消失速度定数、半減期、クリアランスなどのパラメータを計算できる。

第6回 タンパク結合 [実習]
担当教員:西川 元也、板倉 祥子
授業内容:血液(血漿)中で薬物は、一部は遊離した(非結合)薬物として、一部は血漿タンパク質と結合した状態で存在する。血漿タンパク質への薬物の結合率は質量作用の法則に従う可逆的相互作用で決定される。酸性の薬物は,一般にアルブミンにより強く結合する。それに対し,塩基性の薬物はα1-酸性糖タンパク質 (AGP)やリポタンパク質に強く結合する。 血漿中の非結合型薬物のみが血管外や組織へ移行するため、薬物動態および薬力学(PK/PD)は,血漿タンパク結合率の影響を考慮する必要がある。

第7〜10回 カプセル剤・坐剤の調製 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:カプセル剤・坐剤の種類と性質について説明でき、単位操作を組み合わせてカプセル剤・坐剤を調製できる。

第11〜14回 製剤評価試験1 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:日本薬局方の製剤に関する代表的な試験法(錠剤の硬度試験、摩損度試験法、崩壊試験法)を実施し、製剤評価試験を理解し、説明できる。

第15〜18回 製剤評価試験2 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:日本薬局方の製剤に関する代表的な試験法(溶出試験法)を実施し、製剤評価試験を理解し、説明できる。|異なる製剤処方間(先発品と後発品)の生物学的同等性を評価できる。

第19〜22回 DDS製剤の調製と評価1、2 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:DDS製剤の代表的な製剤であるリポソームを調製し、その特性を調べることにより、DDSに関する理解を深め、DDSの目的や具体的なシステムについて説明できる。更に、注射剤の特性として重要な浸透圧についても実験を通じて理解を深める。

第23〜26回 薬物速度論/ガラス器具を用いて生体モデルを用いた解析 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:薬物動態に関わる代表的なパラメーターを列挙し、概説できる。線形1-コンパートメントモデルを説明し、これに基づいた計算ができる。瞬時静注投与、経口投与後の消失速度定数、半減期、クリアランスなどを計算できる。生体を模したモデルを組み、静注、経口投与後の血 中、尿中のモデル薬物濃度を測定し、そのデータを用い、消失速度定数、半減期、クリアランスなどのパラメータを計算できる。

第27〜30回 タンパク結合 [実習]
担当教員:花輪 剛久、西川 元也、秋田 智后
授業内容:血液(血漿)中で薬物は、一部は遊離した(非結合)薬物として、一部は血漿タンパク質と結合した状態で存在する。血漿タンパク質への薬物の結合率は質量作用の法則に従う可逆的相互作用で決定される。酸性の薬物は,一般にアルブミンにより強く結合する。それに対し,塩基性の薬物はα1-酸性糖タンパク質 (AGP)やリポタンパク質に強く結合する。 血漿中の非結合型薬物のみが血管外や組織へ移行するため、薬物動態および薬力学(PK/PD)は,血漿タンパク結合率の影響を考慮する必要がある。
SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
第1回
OCx3166AE5 OCx3167AE5

第2回
OCx3166AE5 OCx3167AE5

第3回
OCx3168AE5 OCx3169AE5 OCx3171AE5 OCx3170AE5

第4回
OCx3166AE5 OCx3167AE5 OCx3168AE5 OCx3170AE5

第5回
E4-2-1-1

第6回
AdvE4--1-1

第7回
OCx3167AE5

第8回
OCx3167AE5

第9回
OCx3167AE5

第10回
OCx3167AE5

第11回
OCx3169AE5 OCx3170AE5

第12回
OCx3169AE5 OCx3170AE5

第13回
OCx3169AE5 OCx3170AE5

第14回
OCx3169AE5 OCx3170AE5

第15回
OCx3168AE5 OCx3171AE5

第16回
OCx3168AE5 OCx3171AE5

第17回
OCx3168AE5 OCx3171AE5

第18回
OCx3168AE5 OCx3171AE5

第19回
OCx3167AE5 OCx3168AE5

第20回
OCx3167AE5 OCx3168AE5

第21回
OCx3168AE5

第22回
OCx3168AE5

第23回
E4-2-1-1

第24回
E4-2-1-1

第25回
E4-2-1-1

第26回
E4-2-1-1 E4-2-1-2 E4-2-1-3 E4-2-2-3

第27回
E4-1-3-3

第28回
E4-1-3-3

第29回
E4-1-3-3

第30回
E4-1-3-3
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)
D-4-2-1
D-4-2-2

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
病院薬剤師として勤務し医療に従事した実績を活かし指導する
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版)に対応する項目(SBOs)及び薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に対応する項目(学修事項)を授業計画欄下部に示す。
なお、各項目に紐づく内容については、以下URL先に示す。
URL:https://tus.box.com/s/ilc2p0ygiyz4ncj23ckp310rmaa0efdk

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
N
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
N