シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
病院実習 (Ⅱ期)(YM卒
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Hospital Practice for ClinicalPharmacists (Ⅱ期)(YM卒
授業コード Class code
9931BY4
科目番号 Course number
3aMPPRP382

教員名
内海 文彰、内呂 拓実、原田 陽介、髙澤 涼子、青木 伸、宮崎 智、伊集院 一成、月本 光俊、樋上 賀一、鹿村 恵明、東 達也、花輪 剛久、後藤 了、秋本 和憲、和田 猛、礒濱 洋一郎、佐藤 嗣道、吉澤 一巳、市原 学、佐藤 聡、真野 泰成、羽田 紀康、横山 英志、河野 洋平、西川 元也、鈴木 立紀、草森 浩輔、高橋 秀依、早田 匡芳、東 恭平、斎藤 顕宜、野口 耕司、安元 加奈未、藤江 智也、上林 敦、嶋田 修治
Instructor
Shuji Shimada, Fumiaki Uchiumi, Hiromi Uchiro, Yohsuke Harada, Ryoko Takasawa, Shin Aoki, Satoru Miyazaki, Kazushige Ijuin, Mitsutoshi Tsukimoto, Yoshikazu Higami, Yoshiaki Shikamura, Tatsuya Higashi, Takehisa Hanawa, Satoru Goto, Kazunori Akimoto, Takeshi Wada, Yoichiro Isohama, Tsugumichi Sato, Kazumi Yoshizawa, Gaku Ichihara, Akira Sato, Yasunari Mano, Noriyasu Hada, Hideshi Yokoyama, Yohei Kawano, Makiya Nishikawa, Tatsunori Suzuki, Kosuke Kusamori, Hideyo Takahashi, Tadayoshi Hayata, Kyohei Higashi, Akiyoshi Saitoh, Kohji Noguchi, Kanami Yasumoto, Tomoya Fujie, Atsushi Kambayashi

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 1st Semester
曜日時限
集中講義
Class hours
Intensive

開講学科・専攻 Department
薬学部

Faculty of Pharmaceutical Sciences
単位数 Course credit
10.0単位
授業の方法 Teaching method
実習

On-site practical training
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようになるために、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
【実習期間】11週間
目的 Objectives
卒業後に病棟薬剤師として働くことができるよう、薬学教育における臨床実習で、指導薬剤師とともに病院の医療チームに参加し、その一員として業務を実践しながら以下のような臨床対応能力を身に付けることを目的とする。
1)医療面接、診療録等による患者情報(症状、検査値、検査所見、病歴、生活歴など)の収集と、医療チームとの連絡、報告、協議
2)医師の治療計画の理解と評価、収集した医薬品及び治療法に関する情報(診療ガイドライン等)と患者情報に基づいた薬物療法の立案
3)薬物治療計画の実施と評価(効果・副作用のモニター)、他医療職との情報共有と問題対応策の提案、患者への情報伝達とそれらの内容についての指導記録の作成
4)学習者及び医療人として基盤となる態度(患者や患者家族及び他の医療職への接し方、自己の職業的能力とその限界に即した行動、助力と助言の受入れ、自己学習への意欲)の醸成
到達目標 Outcomes
調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を修得して、指導薬剤師の指導を受けながらも、ある程度は一人で病院薬剤師業務ができるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
【1.実施日程】
・第Ⅰ期 2024年2月19日(月)〜 5月5日(日)
・第Ⅱ期 2024年5月20日(月)〜8月4日(日)
・第Ⅲ期 2024年8月19日(月)〜11月3日(日)
この中から第Ⅰ期薬局−第Ⅱ期病院または第Ⅱ期薬局−第Ⅲ期病院のどちらかで実施する。

【2.実習施設】
・薬局実習 関東地区調整機構が確保し割振り調整を行った施設
・病院実習 本学と契約を結んでいる施設
・関東地区調整機構が統轄する地域は、関東10都県(千葉、東京、埼玉、茨城、神奈川、
 栃木、群馬、新潟、長野、山梨)である。

【3.実施日程と実習施設の決定方法】
・4年次の4月〜5月に開催するガイダンスで決定するので必ず出席すること。
1)病院実習施設の決定方法
・先に病院実習先を決定するが、その際は実施日程および本学と契約を結んでいる施設を希望順に決定する。
 なお、希望者が病院の受入枠を超えた場合は、原則として成績(必修科目)を考慮して決定する。
 また正規の薬学科4年生の希望を優先する。
2)留意事項
・施設へ実習の受入交渉を直接行うことは、関東地区調整機構などの規則で禁止されている。
・決定した実施日程および実習施設の変更は、原則として認められない。
・履修の前年度に実施日程と実習施設が決定していないと、薬局実習および病院実習は履修
 できない。そのためガイダンスの通知をよく確認して欠席しないこと。これらで課される
 書類の提出やエントリーの期限は必ず守ること。
・実習の欠席は、原則として認められない(単位認定に影響する)。

【4.感染症対策 抗体検査とワクチン接種】
・1年次に行った感染症の抗体検査の結果、抗体値が低い場合にはワクチン接種を推奨す
 る。
・結核については健康診断時に胸部X線撮影を受け、かつ実習の前年度の12月に実施する
 T-SPOT検査を受けること。
・感染症対策が不十分だと実習施設での実習を拒否される場合があるので、日本環境感染
 学会が定める「医療関係者のためのワクチンガイドライン第3版」に従った必要なワクチ
 ン接種と抗体検査を確実に行い、日頃から体調管理に努めること。
・ワクチン接種を行った際の接種証明書(接種予診票でも可)および接種後に行った抗体
 検査の結果は、遅滞なくその都度薬学事務課に提出すること。

【5.感染症対策 実習前と実習中】
・実習開始5日前から健康調査を毎日実施し、その結果を本学の教育支援システム
 (LETUS)を活用して10:00までに報告すること。報告事項は、検温した時間、体温、
 9症状(喉の痛み、咳、痰、鼻水又は鼻づまり、頭重感、倦怠感、息苦しさ、味覚異常、
 嗅覚異常)の有無、9症状以外で気になる症状の有無とする。
・実習開始後も健康調査を毎日実施し、その結果をWebシステムの日報へ入力し
 指導薬剤師、担当教員および実務薬学実習委員会が把握できるようにする。
・基本的な感染予防策(手洗い・うがい)を徹底するとともに、必要に応じて手指の消毒、
 マスク着用等も行い、感染予防と健康管理に努める。
・実習期間中は、実習時間外(夜間・休日)の感染予防にも留意する。
・実習施設が定める感染症への対応方針を逐次確認し遵守する。
・新型コロナワクチンの接種を推奨しますが、接種はあくまで任意であり強制しません。

【6.実習にかかる誓約事項の遵守】
・すべての実習生は以下の誓約を行ったうえで本科目を履修すること。
1)「東京理科大学薬学部 薬局・病院等における実習等の誠実な履行ならびに個人情報等
  および薬局・病院等の法人機密情報の保護に関する説明文書」の事項を十分に理解し
  ましたので、これを遵守いたします。
2)実習先薬局・病院等の定める諸規則・心得等を遵守し、実習指導者の指示に従って、
 実習等を誠実に履行いたします。
3)実習等の期間中はもちろん、その後においても、実習などにおいて知り得た個人情報等
 および法人機密情報を第三者に漏えいいたしません。
4)私の故意または過失により、実習先薬局・病院等、その関係者、あるいは第三者に事故、
 器物破損、個人情報等および法人機密情報の漏えいその他の損害を与えた場合は、その
 賠償責任を負います。なお、大学が賠償を負担した場合は、大学の求償に応じます。

・「誠実な履行」の言葉の意味
 不誠実な態度により過去に実務薬学実習が中止となった事例として、以下のものがあり
 ます。
1)本学又は実習施設が定める新型コロナウイルスへの対応方針に従わない行動
2)正当な理由がない欠席、遅刻又は早退
3)実習施設の担当者が指示した事項に従わない行動
4)実習中の喫煙、居眠り、衛生観念を無視した行為、不遜な態度、医療スタッフへの不適切
 な発言
5)調剤過誤又は医療事故の隠蔽(針刺し事故を申告しないなど)
6)本学実務薬学実習委員会又は実習施設への虚偽の報告
7)その他、上記1)から6)までに準ずる不適切な行為

薬局・病院実習にかかる各種ガイダンスなどを正当な理由なく遅刻または欠席した学生、
指示された事項が不履行だった学生、医療薬学実習の態度が不良だった学生および実習
開始前の健康状態の調査と報告が不履行だった学生などについては、以下の追加誓約を
行ったうえで本科目を履修すること。
・実務薬学実習を実施するにあたり、度重なる注意・指導にも関わらず不誠実な態度を
 繰り返し明確な改善が認められない又は調剤過誤若しくは医療事故を隠蔽したと口頭
 又は文書で指摘された場合は、本学実務薬学実習委員会と実務実習先との協議結果に
 より実務薬学実習が中止となることがあります。
・上記の理由で実務薬学実習が中止となった場合、次年度以降に中止となった実務薬学
 実習の再履修及び追加の消費税込みの実習費が発生し、その費用は当該学生の自己負担
 となります。 

【7.ガイダンスなどの行事】
・4年次 4月〜5月 実習施設決定のガイダンス
    12月 第1回ガイダンス(本科目履修に必要な書類の作成、保険加入など)
      1月 第2回ガイダンス(諸注意、Webシステムの使用方法の理解など)
      2月 第3回(直前)ガイダンス(直前注意、白衣授与など)
・5年次 5月 第Ⅰ期実習の報告会、第Ⅱ期実習の直前ガイダンス
     8月 第Ⅱ期実習の報告会、第Ⅲ期実習の直前ガイダンス
    12月 第Ⅲ期実習の報告会
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
・医療現場で使用される専門用語、検査値、代表的な医薬品の商品名と一般名、適応症、
 用法、用量、化学療法のレジメンなどについて復習する。

・既修得科目の医療薬学実習、調剤学、薬学と社会、薬物治療の個別化、薬物治療学2、
 放射化学、臨床製剤学、セルフメディケーションとOTC、医療安全学、処方解析と演習、
 医薬品情報学演習、処方解析と演習、自己理解とコミュニケーションを十分に復習して
 から実習に参加すること。
成績評価方法 Performance grading policy
[評価1]病院の指導薬剤師による評価(到達度評価):60点満点
[評価2]担当教員による日報・振り返りレポートの評価:40点満点
[評価3]実務薬学実習委員会による評価:評価1+評価2の得点から下記※の基準に
     照らして減じる。
【実務薬学実習委員会による評価】
1)実習への出席が全実習日数の2/3を超えていない場合。
2)指導薬剤師による実習態度の評価が11週終了時においても「1」となった場合。
※1)または2)のいずれかに該当した者は、単位未認定とする。

3)公欠以外の理由による欠席、遅刻または早退の回数や理由などが問題となった場合。
4)実務薬学実習委員会が担当教員または施設担当教員から、当該実習生の実習態度に問題
 があったと報告を受けた場合。
5)誓約書の記載内容を守れなかったと指導薬剤師、担当教員、施設担当教員などが判断した
 場合。
6)出席率が低い場合。
※3)〜6)のいずれかに該当する実習生に対しては、その行動などについて、呼び出しある
 いはメール・文書などで状況を確認した上で、必要があれば当該実習生に注意を行い、
 改善がみられない場合には実務薬学実習委員会による審議を行い、場合により実習中止
 の措置を取る。その上で、その状況や改善度などを考慮して、当該実習生の最終的な
 評価について実務薬学実習委員会の審議により点数を減じることができる(単位未認定
 となることがある)。

・以上の評価1、評価2および評価3により総合的に成績評価を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
今日の治療薬(南江堂)など

授業計画 Class plan
実習項目(実務実習モデル・コアカリキュラム)
1)病院実習(275コマ)
(1)病院調剤を実践する    110コマ【実習】
H101(1)〜(4)、H102(7)〜(8)、H103(10)、H104(11)〜(13)、H105(14)、H106(15)、H107(16)〜(23)、H108(24)、H109(25)、H110(26)(27)、H111(28)(29)、H112(30)、H113(31)、H114(32)、H115(33)、H116(34)、H117(35)(36)、H118(37)、H119(38)(39)、H120(40)、H121(41)、H122(42)(43)、H123(44)、H124(45)(46)、H125(47)、H126(48)〜(50)、H127(51)〜(54)
(2)医薬品を動かす       14コマ【実習】
H201(1)〜(3)、H202(4)、H203(5)(6)、H204(7)(8)、H205(9)〜(12)、H206(13)(14
(3)情報を正しく使う      40コマ【実習】
H301(1)〜(4)、H302(5)、H303(6)、H304(7)、H305(8)(9)、H306(10)、H307(11)
(4)ベッドサイドで学ぶ     81コマ【実習】
H401(1)〜(3)、H402(4)(5)、H403(6)〜(9)、H404(10)(11)、H405(12)〜(19)、H406(20)、H407(21)(22)、H408(23)(24)
(5)薬剤を造る・調べる    27コマ【実習】
H501(1)、H502(2)、H503(3)、H504(4)
(6)医療人としての薬剤師    3コマ【実習】
H601(1)〜(6)
SBOsコード(薬学部薬学科のみ 2023年度以前カリキュラム適用者対象)
学修事項(薬学部薬学科のみ 2024年度以降カリキュラム適用者対象)

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
病院および薬局などで勤務した経験のある教員の実績を活かし、医療現場との連携を密にした実習を行う。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
詳細は各病院のスケジュールによる。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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