教員名 : 井藤 元
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
教職パフォーマンス演習
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Exercise on Teaching Performance
授業コード Class code
9920KP1
科目番号 Course number
T1OTTEP303
教員名
井藤 元
Instructor
Gen Ito
開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 Spring Semester
曜日時限
金曜5限
Class hours
Friday 5th Period
開講学科・専攻 Department
理学部第二部(教職科目)
A course of teacher education, the Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
演習
Seminar 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
本授業では受講者が、自らの手でゼロから漫才台本を作り、人前で漫才を披露することをつうじて、教員が身につけるべきパフォーマンス力の育成を目指している。教師を目指す学生たちは、もちろん各教科に対する確かな専門的知識を有している必要がある。だが、単に専門知識を有するのみならず、その知識を生徒たちに伝えていく力はもとより、主体的・対話的で深い学びが推奨されている現代において、教師にはパフォーマーとしてファシリテーションを行っていく力が求められている。本授業ではそうした教師に求められるパフォーマンス力の向上に焦点化し、漫才作りを通じてその力を獲得する。漫才を作り出すためには、思考力、発想力、イメージ力、共に舞台に立つ「相方」と協働する力、観客を味方につけるための力など、高度に複合的・総合的な力が必要とされるが、それらの力は学校教員に求められる力とかなりの程度重なる。漫才の台本作りに際して必要な知識やテクニックの中には、授業づくりに応用可能なヒントが数多く含まれており、舞台上での振る舞いについても、学校教員が教壇に立つ上で意識すべきポイントと一致する点が多い(たとえば、漫才師たちの多くはツカミの重要性を強調しているが、授業においても導入部分で生徒の興味を惹くことができるかどうかが、授業の成否を分かつ極めて重要なポイントとなる)。
目的 Objectives
本講義では漫才作りをつうじて、主体的・対話的で深い学びの担い手に求められる諸能力の育成を目指す。
到達目標 Outcomes
授業の到達目標及びテーマ
(1)主体的・対話的で深い学びを担うファシリテーターに求められるスキルを身につける。 (2)漫才台本づくりをつうじて論理的思考力を磨く。そのうえで授業構成力を身につける。 (3)漫才台本づくりをつうじて発想力を磨く。そのうえで柔軟な発想に基づく授業が設計でき るようになる。 (4)漫才のパフォーマンスを洗練させてゆく中でプレゼンテーションスキルを磨く。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
本講義の定員は20名である。履修希望者多数の場合は抽選となる。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
毎回の準備、復習を参照すること。
成績評価方法 Performance grading policy
①毎回の授業で配布するコメントシート(60%)
②到達度評価(プレゼンテーション)(40%) ①と②を合算し、総合的に評価する。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
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書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
授業中に適宜配布する
授業計画 Class plan
授業計画
第1回:オリエンテーション(本授業の目的・内容・評価) 準備学習:本授業への参加の動機について自らの考えをまとめる。 授業内容:漫才作りの意義について理解する。とりわけ主体的・対話的で深い学びを促すためにはファシリテーションの技能が必要であること、漫才作りがそうした技能の育成に寄与するものであることを理解する。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第2回:漫才を作る(1)—漫才の台本分析 準備学習:漫才づくりのパターンについて、文献やインターネットで調べる。 授業内容:漫才の台本作りの基本的方法論を理解する。 漫才の台本作りが授業案の作成と構造的に 一致していることを理解する。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第3回:漫才を作る(2)—発想力を磨く 準備学習:なぞかけの方法論について文献やインターネットで調べる。 授業内容:なぞかけをつうじて発想力を磨く。なぞかけの方法論がフィンランドの国語教育の方法と通底することを理解する。新しい授業アイディアは一見するところ共通性を持たないもの同士を掛け合わせることによって生まれることを実感する。柔軟な発想に基づいて授業を設計するための思考方法を身につける。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第4回:自分を知る 準備学習:ジョハリの窓についてインターネットで調べる。 授業内容:ジョハリの窓の実践をつうじて自己理解を深める。ジョハリの窓の実践をつうじて得られた自己像を参考にして漫才づくりを行う。教師に求められる自己認識の問題について、考察を深める。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第5回:コンビを組む 準備学習:様々な漫才コンビの立ち位置、キャラクター、関係性について調べる。 授業内容:コンビを結成し互いのアピールポイントを見つけ、コンビでの自己紹介を考える。主体的・対話的で深い学びの担い手としてのファシリテーターに求められるパフォーマンス力の 向上を図る。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第6回:ロールプレイ(即興コント)の方法 準備学習:ロールプレイの意義について、インターネットや文献で調べる。 授業内容:各コンビのキャラクターを際立たせ、学校教育の中でも取り入れられているロールプレイの技法を学ぶ。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第7回:漫才発表会 準備学習:コンビごとに2分間の漫才ネタを考える。 授業内容:受講者全員が2分間の漫才を発表する。漫才づくりが教育の場にどのように活かせるかを 分析する。 復 習:参考文献一覧に示した著作を読み、理解を深める。 第8回:到達度評価と振り返り 到達度評価:学習内容の定着度を確認する。 解説:学習内容の総括のポイントを理解する。 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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