![]() 教員名 : 片野 秀樹
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
数学科指導法1 (S1)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Teaching Methods of Mathematics 1 (S1)
授業コード Class code
9920K45
科目番号 Course number
T1SBMAE303
教員名
片野 秀樹
Instructor
Hideki Katano
開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
土曜2限
Class hours
2nd period on Saturday
開講学科・専攻 Department
理学部第二部(教職科目)
A course of teacher education, the Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
教育課程の意義および編成の方法について理解を深めるとともに、学習指導要領の内容を踏まえ、教科の指導目標、指導内容、評価方法などを学び、講義・演習・模擬授業を通して教科指導の基礎・基本を培い、教科における指導力の向上を図る。
目的 Objectives
中学校数学科教師に必要な学習指導に関する基礎的な知識と指導法を身に付けることができる。
到達目標 Outcomes
(1) 中学校における数学科教育の意義や指導計画の趣旨を理解し、数学科教員として必要な知識や技能を養い、数学科指導の基本を身に付けることができる。
(2) 数学的活動を通し、生徒が興味・関心をもちながら数学の技能を高められるよう、教員としての資質の向上を目指すことができる。 (3) 科学技術の大切さや有用性について指導できるとともに,数学科指導者としての数学的・科学的リテラシーを身に付けることができる。 (4) 模擬授業を通して、数学科教員としての必要な基本的な指導技能・資質、並びに数学科教員の役割とその責務を身に付けることができる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・ 15回すべての授業に出席することが前提である。
・ 教科書を必ず購入して、持参する。教科書がない学生は、受講はできない。 ・ 交通機関の遅延による遅刻,病気・忌引きによる欠席などは、事前に電子メール等で連絡して、後刻それを証明する文書等を提出すること。電子メールの送信の際は「授業科目名、学籍番号、氏名、用件」を記載して、以下に送信すること。 ※ 送信アドレス 片野 秀樹 katano.hideki@rs.tus.ac.jp アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/実習 Practical learning
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準備学習・復習 Preparation and review
各回毎に準備学習、復習を指示する(概要は授業計画に示す)。
与えられた準備学習(課題や模擬授業の準備など)を丁寧に行い授業に臨むこと。 成績評価方法 Performance grading policy
当日に課された課題、模擬授業の学習指導案、教材、板書計画の内容、模擬授業への取組やその内容、到達度評価試験の得点などを総合して評価する。
対面授業で実施した小テストの結果は採点のうえ、次回の授業で返却する。その解答例はLETUSに掲載する。 到達度評価試験50%程度、提出物・その他(小テストを含む)50%程度の割合で評価する。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
[参考書]以下は参考図書として必ず用意すること。
〇中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編および数学編 〇「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(中学校数学、国立教育政策研究所編、令和2年3月発行) 〇中学校数学科教科書(3学年分) [その他資料] 講義で使用するパワーポイントなどの資料については、LETUSに掲載するとともに、対面授業受講者には配付する。 授業計画 Class plan
1 学習指導の目標、中学校数学の目標と指導者の役割について
学習指導の目標、および中学校数学の目標の内容を理解し、数学的活動の重要性、数学のよさ、数学の見方・考え方について説明することができる。また、評価規準、評価の観点、及び評価方法について説明することができる。 <準備学習> 「数学科指導法」教科書第1章、第2章、及び第4章を読んでおく。 <復習> ・教科書の第1章、第2章、及び第4章の問題に取り組み、ワークシートを完成させる。 ・目標に準拠した評価について、説明できるようにする。 2 単元の「指導と評価の計画」について 中学校数学の授業における具体的な学習活動と、その活動に対する評価規準、評価の観点、評価方法を作成ことができる。また、第5回から実施する模擬授業において班が担当する単元を決め、各自が担当する授業の具体的な学習活動とその活動に対する評価規準、評価の観点、評価方法を示すことができる。 <準備学習> 「数学科指導法」教科書第4章を読み、学習活動、評価規準、評価の観点、評価方法を具体的に作成できるようにしておく。 <復習> ・ 教科書第4章の問題に取り組み、ワークシートを完成させる。 ・ 班で担当する単元における自分が分担された授業の学習活動と、その活動に対する評価規準、評価の観点、評価方法を作成し、次の授業に提出し、班が担当する単元の「指導と評価の計画」の作成に備える。 3 単元の「指導と評価の計画」の完成、および学習指導案の作成方法について 班員が作成してきた一単位時間の「指導と評価の計画」を互いに評価する。また、班ごとに、単元の「指導と評価の計画」を完成させる。また、第5章を参照しながら学習指導案の作成方法を理解し、担当する時間の授業の学習指導案を作成する。また、第6章「模擬授業の実践」の模擬授業の進め方を確認する。 <準備学習> 「数学科指導法」教科書第5章、第6章をよく読んでおく。また、各自が担当する授業の指導と評価の具体例を作成して提出。 <復習> ・担当する授業の学習指導案を作成する。 ・ワークシートを完成させる。 4 学習指導案の評価、および模擬授業の手順と目標について 学習指導案を持ち寄り、班ごとに互いの学習指導案を評価する。また、第3章により模擬授業のポイントを把握し、次回の模擬授業実践に生かす。 <準備学習>各自、学習指導案を作成して持参する。 <復習> ・模擬授業のための学習指導案を完成させる。 ・「第3章授業力をはぐくむ」を読み、生徒に正対し、効果的な発問を行うことができるよう模擬授業の準備をしておく。 ・ワークシートを完成させる。 5 実践的指導力の習得① 作成した学習指導案にしたがって模擬授業を行う。今回のテーマは第3章「授業力をはぐくむ」から、教師の指示に従って、ポイントを決めて実践する。授業後は、各自の授業の課題を把握し、改善に生かす。 <準備学習> 模擬授業の学習指導案、教材、板書計画を作成し、模擬授業の準備をする。 <復習> ・模擬授業の課題の改善方策を考える。 ・学習指導案を改善し、次の模擬授業に備える。 6 実践的指導力の習得② 作成した学習指導案にしたがって模擬授業を行う。相互評価・自己評価を通して、各自の授業の課題を把握し、改善に生かす。また、次に担当する模擬授業の単元及び各自の分担を決める。 <準備学習>模擬授業の指導案、教材、板書計画を作成し、模擬授業の準備をする。 <復習> ・模擬授業の課題の改善方策を考える。また、学習指導案を改善し、次の模擬授業に備える。 ・次回、班が担当する単元の「指導と評価の計画」のうち、各自が担当する授業の学習活動とその活動に対する評価規準、評価の観点、評価方法を作成して次回に提出。 7 教材の工夫と数学的活動の工夫(1) 次回、各自が担当する授業の指導と評価を持ち寄り、班が担当する単元の「指導と評価の計画」を作成し、互いに評価する。また、授業における教材の意義や数学的活動の重要性を理解し、各自が担当する授業の数学的活動を計画する。 <準備学習> 各自が次回担当する授業の指導と評価の計画を作成して提出。また、模擬授業及びその評価から課題を把握し改善を図る。さらに、目的に応じた教材の作成と板書計画について十分に考える。 <復習> ・ 次回の模擬授業における数学的活動を盛り込んだ学習指導案を作成して提出する。 ・ 数学的活動を授業に取り入れる目的を説明できるようにしておく。 ・ワークシートを完成させる。 8 学習指導案の相互評価、および数学的活動の工夫に対する相互評価 次回の模擬授業で各自が担当する時間の学習指導案を互いに評価する。また、その中で、数学的活動をどのように工夫して取り入れたかについて説明し評価し合う。また、次回の模擬授業の目標を決め、次回に備える。 <準備>学習指導案を作成して班員分プラス提出用1部を持参する。 <復習> ・学習指導案を完成させる。 ・次回模擬授業に備えて、分かり易い説明ができるような工夫を行い準備する。 ・ワークシートを完成させる。 9 実践的指導力の習得③ 作成した指導案にしたがい、数学的活動を取り入れた模擬授業を行う。相互評価・自己評価を通して、各自の授業を改善する。 <準備学習>模擬授業の指導案、教材、板書計画を作成し、模擬授業の準備をする。 <復習> ・模擬授業の評価と反省をもとに、各自の授業案を改善し、次の模擬授業に備える。 10 実践的指導力の習得④ 作成した指導案にしたがい、数学的活動を取り入れた模擬授業を行う。相互評価・自己評価を通して、各自の授業を改善することができる。 <準備学習> 模擬授業の評価を参考に、授業案を書き直し、資料、板書計画を改善する。 <復習> ・学習指導案、教材、板書計画をさらに改善し完成版を作成して提出する。 ・次回模擬授業の決められた単元について、指導と評価の計画を考え、次回に提出。 11 板書計画、および数学的活動の工夫(2) 次回模擬授業の指導と評価の計画を完成させる。また、前回の模擬授業を踏まえ、板書計画、数学的活動をさらに工夫する。さらに、学習指導案の改善を図る。 <準備学習>次回模擬授業の指導と評価の計画を各自作成して持ち寄る。班として、指導と評価の計画を完成させる。また、板書計画、数学的活動、学習指導案の工夫改善を図る。 <復習> ・次回の模擬授業の板書計画、数学的活動、学習指導案、教材等の工夫改善を図り模擬授業に備える。 ・ワークシートを完成させる。 12 「数学のよさ」を実感させる指導 数学のよさを実感させる授業について考察する。また、数学のよさを実感できる数学的活動の例を工夫し提案する。 <準備学習> 「数学科指導法」教科書第2章数学科指導の目標「3数学のよさとは何か」をよく読み、次回模擬授業における各自の説明、生徒の学習活動の工夫について考えてくる。 <復習> ・学習指導案の改善を図り次回模擬授業のための学習指導案、ワークシート等の準備を行う。 13 実践的指導力の習得⑤ 作成した指導案にしたがって模擬授業を行う。相互評価・自己評価を通して、各自の授業を改善することができる。 <準備学習> 模擬授業の評価を参考に、授業案を書き直し、数学的活動、資料、板書計画を改善する。 <復習> ・指導案、教材、板書計画をさらに改善し完成版を作成する。特に、数学的活動について深く考察し、内容、方法などについて改善する。 14 実践的指導力の習得⑥ 作成した指導案にしたがって模擬授業を行う。相互評価・自己評価を通して、各自の授業を改善することができる。 <準備学習> 模擬授業の評価を参考に、授業案を書き直し、数学的活動、資料、板書計画を改善する。 <復習> ・指導案、教材、板書計画をさらに改善し完成版を作成する。特に、数学的活動について深く考察し、内容、方法などについて改善する。 15 到達度評価 到達度評価とまとめ 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
埼玉県立高等学校 教諭(数学)・埼玉県立高等学校 校長
教育用ソフトウェア Educational software
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・ロイロノート
・GeoGebra 備考 Remarks
数学の教科書の準備については、初回の授業で説明する。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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