![]() 教員名 : 中村 豊
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生徒指導論
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Guidance and Counseling
授業コード Class code
992053E
科目番号 Course number
T1FTMIG203
教員名
中村 豊
Instructor
Yutaka Nakamura
開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2nd semester
曜日時限
土曜2限
Class hours
Saturday, 2th period
開講学科・専攻 Department
理学部第二部(教職科目)
A course of teacher education, the Faculty of Science Division Ⅱ 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
生徒指導は,生徒一人ひとりの問題解決と夢や希望の実現を目指す重要な教育的な援助サービスです。教員の教職に関する専門的知識として,必須です。本授業では,生徒指導について,いじめ・不登校・暴力行為等の生徒指導上の諸問題に関する実態と予防・解決法に関して,多様な教育現場での実践事例を交えて理解を図ります。また,教員採用試験に伴う教職教養試験,個人面接,集団討議,論作文などに十分対応できる内容なので,教員を希望する学生にとっては非常に有益です。
目的 Objectives
(1)生徒指導に関する専門的な知識を,確実に修得する。
(2)生徒指導の実態を調査統計や教育施策から,深く理解する。 (3)生徒指導に関連する基本的な法律について,確実に修得する。 到達目標 Outcomes
(1)生徒指導に関する専門的かつ基礎的な用語を,他者に説明できる。
(2)生徒指導上の諸問題に関する実態や教育施策などを,他者に説明できる。 (3)生徒指導に関連する法律について,他者に説明ができる。 (4)生徒指導に関連する情報を,インターネットを活用して収集できる。 (5)スクール・コンプライアンスを理解して,法律の遵守ができる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
・本授業は、授業時間内に録画・録音機能を使用し、補講対応を行うこともあります。
■教科書は必ず購入して,初回に持参してください。 ■無断欠席,授業中の私語,飲食,携帯電話,PCを含む電子機器使用,撮影・録音,本授業と関連のない学習等は禁止します。禁止行為を行った場合は,受講取消として評価の対象外となりますので,注意してください。 ■遅刻・欠席・相談は,電子メールを使用して連絡してください。電子メールは,授業科目名・学籍番号・氏名・用件を記載し,送信してください。 ※送信先 → ytknkmr7@rs.tus.ac.jp アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test/グループワーク Group work/反転授業 Flipped classroom
LETUSにアップロードされた授業資料や指示のあった関連資料を読んでから授業に参加してください。
準備学習・復習 Preparation and review
■毎回の授業計画を参照の上、予習、復習に取り組んでください。
■配布された資料は,整理・保存してください。 成績評価方法 Performance grading policy
(1) 提出課題(Report、授業内小テスト、リアクションペーパー、等):90%
(3) 授業内到達度評価:10% 上記(1)、(2)で評価します。 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
中村豊編著
生徒指導提要 改訂の解説とポイント −積極的な生徒指導を目指して− ミネルヴァ書房 ISBN:9784623094745 MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
中村豊編著「『生徒指導提要』の現在(いま)を確認する理解する」学事出版、2019年3月
ISDN 978-4-7619-2547-5 ※教員採用試験に役立ちます。 授業計画 Class plan
第1回 生徒指導論に関するガイダンス
●準備学習 各自インターネット上で,「文部科学省」・「教育委員会」と「生徒指導」をキイワードに検索を行い,生徒指導に関するWeb情報を閲覧する。 ●授業内容 (1)本講義の全体構成と諸注意 (2)アメリカのスクールカウンセリング (3)日本の生徒指導と生徒指導行政 ●復習 文部科学省の「生徒指導」を閲覧し,どのような情報が公開されているか閲覧する。 →..http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/ 第2回 生徒指導の定義および組織・計画 ●準備学習 『生徒指導提要』第1章を閲覧する。 ●授業内容 (1)生徒指導の定義 (2)生徒指導の実際(動画学習) ●復習 埼玉県教育委員会から,以下の初任者研修用テキストをダウンロードし,「Ⅲ 生徒指導・進路指導・キャリア教育・防災教育」と「Ⅳ 児童生徒を生かす学級(ホームルーム)経営」を閲覧する。 →「教師となって第一歩」〜小学校・中学校・高等学校・ 第3回 いじめ防止対策推進法 ●準備学習 文部科学省の「いじめ防止対策推進法」を各自ダウンロードし閲覧する。 →「いじめ防止対策推進法の公布について(通知)」 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1337219.htm ●授業内容 (1)「いじめ防止対策推進法」とは (2)いじめ防止対策推進法の構成・内容 (3)重大事態の対処での留意点 ●復習 地方ならびに学校いじめ防止基本方針をダウンロードし閲覧する。 第4回 いじめの実態と特色 ●準備学習 文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」結果をダウンロードして,「いじめ」に関する調査結果について閲覧する。 ●授業内容 (1)いじめの実態と特色 (2)いじめの対応(動画学習) (3)文部科学省のいじめ防止施策 (4)東京都のいじめ防止施策 ●復習 『生徒指導提要』第4章を閲覧する。 第5回 不登校の実態と特色 ●準備学習 前出の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における「不登校」の調査結果を閲覧する。 ●授業内容 (1)不登校の実態と特色 (2)不登校への対応(動画学習) (3)不登校対策の動向 →文部科学省「不登校児童生徒への支援に関する最終報告」 (4)「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」 → http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1380952.htm ●復習 『生徒指導提要』「不登校」を閲覧する。 第6回 暴力行為の実態と特色 ●準備学習 前出の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」における「暴力行為」の調査結果を閲覧する。 ●授業内容 (1)暴力行為の実態と特色 (2)懲戒と出席停止措置 (3)文部科学省『暴力行為のない学校づくりについて』(報告書) → http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/079/houkou/1310369.htm ●復習 テキスト『生徒指導提要』「暴力行為」「生徒指導に関する法制度等」「懲戒と体罰」「出席停止」を読み,法的理解を深める。 第7回 少年非行と少年法 ●準備学習 警察庁『少年からのシグナル』をダウンロードして,少年犯罪の動向について閲覧する。 → https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/index.html ●授業内容 (1)少年非行の実態 (2)少年法と非行少年の類型 →電子政府総合窓口(e-Gov)で検索 (3)児童自立支援施設と少年院 ●復習 テキスト『生徒指導提要』「少年非行」「生徒指導に関する法制度等」「非行少年の処遇」を読み,法的理解をする。 第8回 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する整理 ●準備学習 第1回から第7回までの授業内容をふり返っておくこと。 ●授業内容 (1)問題行動等に関する現状 (2)学校教育における対応 (3)専門家との協働 ●復習 配付資料を理解しておくこと。 第9回 児童虐待 ●準備学習 各自インターネット上で,「児童虐待の防止等に関する法律」を閲覧する。 ●授業内容 (1)児童虐待の実態と特色 (2)「児童虐待の防止等に関する法律」 (3)児童虐待の対応(動画学習) ●復習 『生徒指導提要』「児童虐待」を閲覧する。 第10回 薬物乱用防止 ●準備学習 各自インターネット上で,文部科学省の「薬物乱用防止」を閲覧する。 ●授業内容 (1)喫煙・飲酒防止教育の重要性 (2)文部科学省「薬物乱用防止教育」 (3)公益財団法人日本学校保健会「薬物乱用防止教育」 ●復習 テキスト『生徒指導提要』「喫煙,飲酒,薬物乱用」を閲覧する。 第11回 学校安全と危機管理 ●準備学習 各自インターネット上で,文部科学省の「学校安全」を閲覧する。 → http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1289303.htm ●授業内容 (1)学校安全と危機管理の重要性 (2)危機管理マニュアルの実際 (3)デモンストレーション:危機予防教育 ●復習 文部科学省の『学校の危機管理マニュアル作成の手引』をダウンロードして,閲覧する。 → https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/__icsFiles/afieldfile/2019/05/07/1401870_01.pdf 第12回 発達に関する課題 ●準備学習 電子政府総合窓口(e-Gov)で,「発達障害者支援法」「特別支援教育」「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」を閲覧する。 ●授業内容 (1)特別支援教育と生徒指導 (2)「発達障害者支援法」 (3)「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」 ●復習 テキスト『生徒指導提要』第13章を読み,内容を理解する。 第13回:学習指導要領と生徒指導 ●準備学習 文部科学省:学習指導要領総則を閲覧する。 ●授業内容 (1)学習指導要領のポイント (2)学習指導と生徒指導の機能 (3)生徒の発達の支援 ●復習 文部科学省:学習指導要領「生きる力」 「小学校学習指導要領解説 」「中学校学習指導要領解説 」をダウンロードして閲覧する。 第14回:学習の総括とキャリア達成 ●準備学習 配布資料を一読しておくこと。 ●授業内容 (1)学習内容の総括およびキャリアプランニング (2)教員採用試験と生徒指導 (3)大学院進学と生徒指導 ●復習 自己のキャリアプランで,生徒指導の知識や実践力の重要性を位置づけ 第15回:授業内到達度評価 ・学習定着度評価の実施 ・説明 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
教員(公立小学校・中学校)
スクールカウンセラー(公立中学校・高等学校) いじめ重大事態に係る第三者委員会委員 教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本科目は、教職に関する基本的な学習項目を扱っているため必修となっています。
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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