物理化学２Ｂ

Physical Chemistry 2B

9916233

16CHPHC202

鳥越　秀峰

Hidetaka Torigoe

2024年度後期

2024 Second Semester

月曜1限

Monday 1st Period

理学部第一部　応用化学科

Department of Applied Chemistry, Faculty of Science Division Ⅰ

2.0単位

講義

Lecture

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① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

理想溶液の概念、理想溶液の束一的性質、理想希薄溶液の概念、非理想溶液の概念、活量と活量係数、電解質希薄溶液の理想系からの“ズレ”、Debye-Huckelの理論を理解し、説明できるようにする。

理想溶液の概念、理想溶液の束一的性質、理想希薄溶液の概念、非理想溶液の概念、活量と活量係数、電解質希薄溶液の理想系からの“ズレ”、Debye-Huckelの理論を理解し、自由自在に取り扱えるようにする。

(1)理想溶液の概念を理解し、束一的性質を説明できるようにする。(2)理想溶液の概念を理想希薄溶液に適用して束一的性質を説明できるようにする。(3)非理想溶液の概念を理解するとともに、活量と活量係数を化学ポテンシャルに導入し、理想系からの“ズレ”を完全溶液基準系と無限希釈基準系を基準にして表わされることを知る。(4)電解質希薄溶液の理想系からの“ズレ”は、イオン平均活量係数の対数項で表わされることを知る。その項はDebye-Huckelの理論によって、イオン強度とイオンの価数を含む式に等しくなることをを理解し、説明できるようにする。

リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます（学部対象）。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​

１年次で物理化学１A、物理化学１B、物理学１、数学１および２年次で物理化学2Aを履修していること。

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１年生および2年生前期に学んだ物理化学など関連科目の基礎知識を事前に十分に復習しておくこと。講義ノートを見直すとともに、関連する物理化学の教科書を学習すること。

定期テストの成績等で評価する。欠席や遅刻により減点を行なう。

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
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カステランの物理化学上　第３版（東京化学同人）、ルイス、ランドル熱力学（三宅彰、田所佑士、岩波書店）、エベレット入門化学熱力学（玉虫伶太、東京化学同人）、プリゴジーヌ・デフェイ化学熱力学I・II、（妹尾学、みすず書房）、E.B.Smithの基礎化学熱力学（小林宏、化学同人）、化学熱力学（原田義也、裳華房）、M.M.アボット基礎熱力学（大島広行、マグロウヒル）、リードの物理化学（マグロウヒル）

1 　組成の変化を伴う系(1) Gibbsの相律、独立変数、従属変数、自由度等を学習する。

2　　組成の変化を伴う系(2) μ-p曲線、理由溶液、Van'tHoffの式、理想溶液と束一的性質を十分に理解する。

3　　組成の変化を伴う系(3) 理想溶液の定義、溶体の種類、蒸気圧降下、前回と次回と関連して学習する。

4　　組成の変化を伴う系(4) 溶質の化学ポテンシャル、非理想系、凝固点降下、溶解度、沸点上昇、浸透圧を理解する。

5　　揮発性成分を含む理想希薄溶液(1)　　気相線、液相線、対応線（Tie line）、気体一液体領域、分溜、理論段数、共沸混合物（azeotrope）等を理解する。

6　　揮発性成分を含む理想希薄溶液(2) 　Raoultの法則、Henryの法則、ブンゼンの吸収係数、２成分溶液、p-X図、T-X図、前回に続いて学習する。

7　　揮発性成分を含む理想希薄溶液(3) 　理想希薄溶液と化学ポテンシャル、気体の溶解度、溶質の分配現象を理解する。

8　　非理想系の平衡(1) 活量、電解質溶液の活量、fugacity、有理系活量、実用系活量を学習する。

9　　　　　 〃　　　　　　　　　　　　　　　　〃

10　　非理想系の平衡(2) 理想性からのずれ、理想基準系, 無限希釈系、完全溶液系、過剰化学ポテンシャル、浸透係数を学習する。

11　　　　　 〃　　　　　　　　　　　　　　　　〃

12　　電解質希薄溶液(1) Debye-Huckelの理論を理論的に誘導できるようにする。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
13　　電解質希薄溶液(2) イオン活量、平均イオン活量係数、Poissonの式、ボルツマン分布を理解する。

14　　電解質希薄溶液(3) Debyeの半径、Debye-Huckelの極限則。前回と関連させて学習する。

15　　物理化学2Bの内容の復習

授業担当者は中学校・高等学校の教員免許を有する。

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