シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生物学1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Biology 1
授業コード Class code
9915155
科目番号 Course number
11ONBIO101

教員名
橋本 茂樹
Instructor
Shigeki Hashimoto

開講年度学期
2024年度前期
Year/Semester
2024 First Semester
曜日時限
火曜2限
Class hours
Tuesday 2nd. Period

開講学科・専攻 Department
理学部第一部

Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
⑦ [遠隔]オンライン授業(同期)/ [Remote]Online (synchronized remote)

概要 Description
基礎的な生物学を中心に広く系統的に生物現象を学ぶ。
目的 Objectives
1. 生命活動が分子の働きによって営まれていることを理解する。
2. バイオサイエンスやバイオテクノロジーの基礎を理解する。
3. 生物学の裾野が現在進行形広がっている事を理解する。
本科目は、応用物理学科のディプロマ・ポリシーに定める「物理学の応用分野を含めた科学についての十分な基礎学力と高度な専門知識」を身につける科目である。
到達目標 Outcomes
1. 遺伝子発現などの基本概念を自分の言葉で説明できるようになる。
2. 健康や食糧、環境問題に対する関心が履修前よりも高くなる。
3. 医療や病気などに関するメディア報道が理解できるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
高校理科で「生物基礎」を履修、もしくは「生物基礎」の内容に相当する生物的知識を有している事が望ましい。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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-

準備学習・復習 Preparation and review
毎回の授業で取り扱う教科書の頁をLETUSにファイル掲載する。このファイルで指定された頁をよく読んで講義に臨むこと(準備学習1時間)。また講義の内容を振り返りながら練習問題に対して適切に答えられるよう学習すること(復習2時間)。
成績評価方法 Performance grading policy
15回目到達度評価において、テスト(オンライン同期)を行う。各回講義(第2回〜第14回)の最後において、講義内容に関する練習問題を提示する。提示した問題の中から類題をテスト問題として出題する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
-[コア講義 生物学 改訂版]田村隆明,裳華房,978-4-7583-5245-5
教科書は、MyKiTS(教科書販売サイト)から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
[生命科学入門]池北雅彦他,丸善出版,978-4-621-30032-9
[分子生物学講義中継番外編]井出利憲,羊土社,978-4-7581-2014-2

授業計画 Class plan
第1回:ガイダンス(4/16)
本講義の概要や授業の進め方、成績評価法などについて理解する。

第2回:原始地球と生命誕生(4/23)
生命の元になる物質から細胞様構造が誕生し、細胞へと進化していく過程を理解する。
<学習キーワード>自然発生説,化学進化,原始生物,RNAワールド,光合成細菌,好気性細菌,細胞内共生,ミトコンドリア

第3回:細胞の姿(4/30)
細胞を原核細胞と真核細胞に分け、基本的な構造を理解する。
<学習キーワード>原核細胞,真核細胞,細胞小器官,細胞外基質,細胞骨格,微小管,アクチン繊維,モータータンパク質

第4回:細胞を構成する物質(5/7)
生命現象を支える物質である核酸,タンパク質,糖質,脂質の構造を有機化学の言葉で理解する。
<学習キーワード>生物元素,共有結合と非共有結合,ヌクレオチド,核酸,アミノ酸,タンパク質,単糖,多糖,脂質

第5回:遺伝情報の流れ(5/14)
遺伝情報の流れとして知られる「セントラルドグマ」のしくみについて理解する。
<学習キーワード>遺伝子発現,セントラルドグマ,転写,mRNA,翻訳,リボソーム,半保存的複製,相補鎖合成

第6回:代謝とATP合成(5/21)
生体内で糖質が分解されてエネルギー物質「ATP」が作られる過程を理解する。
<学習キーワード>代謝経路,エネルギー物質,酵素反応,解糖系,クエン酸回路,ミトコンドリア,電子伝達系,ATP合成酵素

第7回:動物の器官系(5/28)
人体を構成する主要な器官に注目してその作りや専門的な働きを理解する。
<学習キーワード>器官系,循環器,血管系,心臓,消化器,肝臓,排出器,腎臓,感覚器,耳目
 
第8回:内分泌系による生体調節(6/4)
シグナル分子であるホルモンの作用を血糖調節や水分調節を例として理解する。
<学習キーワード>ホメオスタシス,内分泌腺,脳下垂体,すい臓,血糖値,インシュリン,グルカゴン,腎臓,バソプレシン,血中水分

第9回:神経系による情報伝達(6/11)
神経細胞が「活動電位」と呼ばれる電気シグナルを用いて情報を伝えるしくみを理解する。
<学習キーワード>中枢神経,自律神経,ニューロン,イオンチャネル,活動電位,興奮伝導,シナプス伝達,神経伝達物質

第10回:免疫系のしくみ(6/18)
体内に侵入した病原体が排除される「免疫」しくみを理解するとともに、免疫に関わる生体反応も学ぶ。
<学習キーワード>自然免疫,獲得免疫,血球細胞,リンパ球,免疫グロブリン,ワクチン,免疫記憶,アレルギー反応

第11回:発生と細胞分化(6/25)
生命が誕生して体が作られていく発生の過程を理解するとともに、発生の応用技術も学ぶ。
<学習キーワード>有性生殖,受精,卵割,三胚葉,器官原基,形成体,体性幹細胞,iPS細胞,モデル生物,クローン動物

第12回:遺伝子操作(7/2)
「バイオテクノロジー」と呼ばれる各種生物の遺伝子を改変する技術を学ぶ。
<学習キーワード>制限酵素,プラスミド,大腸菌,組換えDNA,クローニング,遺伝子導入生物,PCR,GFP,塩基配列決定,ゲノム編集,Crisper/Cas9

第13回:遺伝子の異常とガン(7/9)
遺伝子の変化によって起こる病気である「ガン」が発生するしくみを理解する。
<学習キーワード>悪性腫瘍,無限増殖,多段階発ガン説,ガン遺伝子,ガン抑制遺伝子,遺伝子突然変異,不死化細胞,テロメア
 
第14回:新型コロナウイルスとは(7/16)
新型コロナウイルスとの戦いを通じて、これまでに得られた知見や対処法を学ぶ。
<学習キーワード>SARS-CoV2,新興感染症,RNAウイルス,変異株,スパイクタンパク質,リアルタイムPCR,抗原検査,mRNAワクチン

第15回:到達度評価(7/23)
これまでの内容の理解度を試す。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
Y
授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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