教員名 : 松下 恭子
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
力学1
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Classical Mechanics 1
授業コード Class code
991278W
科目番号 Course number
12PHMEC101
教員名
松下 恭子
Instructor
Kyoko Matsushita
開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024 Second Semester
曜日時限
月曜2限、水曜4限
Class hours
Monday 2nd Period, Wednesday 4th Period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部 物理学科
Department of Physics, Faculty of Science Division Ⅰ 単位数 Course credit
4.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class
概要 Description
物理学では、現象を数量化して方程式で表わすことが非常に重要になる。力学1は高校物理から大学物理への橋渡しとして、自然現象を数理的に扱うことにより、そこから法則を見いだす物理学の方法を学ぶ。
目的 Objectives
力学の数式的な取り扱いとその物理的考え方の基本を理解する。
本学科のカリキュラム・ポリシー5「基礎に関する必修科目」となる。また、本学科ルーブリックの評価軸1の「基礎学力」の項目に該当する科目である。 到達目標 Outcomes
1. 質点の運動を微分方程式で表し、それを解くことにより運動を記述できるようになる。
2. 振動現象を定量的に扱うことができるようになる。 3. ケプラーの法則の数学的表現とその物理的な意味がわかるようになる。 4. 質点系の運動を理解し、解くことができるようになる。 5. 運動座標系における運動の扱いができるようになる。 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。 You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments). https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/ 履修上の注意 Course notes prerequisites
基礎科目なので授業には必ず出席すること。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
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準備学習・復習 Preparation and review
各授業で扱う教科書の単元が示されているので、事前に1時間程度教科書をよく読んでおくこと。
講義は板書が中心であるが、講義内容のポイントをまとめたスライドをLETUSに掲載しておくので、 講義前に印刷する、タブレット、PCで閲覧できるなどの準備を行うこと。 講義ノートやスライドを元に1時間程度復習しておくこと 成績評価方法 Performance grading policy
中間テスト(2回)と到達度評価試験:80点
授業内演習や小テスト:20点 [フィードバック方法] 小テストの解答については講義中に解説を行うかLETUSに解答例を掲載する 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「力学」物理入門コース 戸田 盛和 著 岩波書店
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
物理入門コース/演習 1 例解力学演習 戸田盛和、渡辺慎介著(岩波書店)
物理学I 物理学 編集委員会編 (丸善出版) 授業計画 Class plan
各項目の括弧内は教科書「力学」戸田盛和 著(岩波書店)の節に対応する.講義と演習の内容と順序は変更する場合がある.
1 講義の概観と運動(1-1,1-2, 1-3) 講義の全体像と、空間、位置、速度、加速度の関係、特に微分と積分の関係を理解する 2 運動の法則(2-1 慣性,2-2 運動の法則,2-3 作用・反作用の法則,2-4 運動量と力積 )ニュートンの運動の法則を理解し、運動方程式から運動量と力積の関係を導ける 運動量と力積を利用した演習問題を解ける3 運動とエネルギー 1 (3-1 直線上の運動, 3-2 斜面上の運動) 1次元の運動を微分方程式を用いて表し、解くことができる 4 運動とエネルギー 2 (3-5 2次元運動 3-3 単振動)放物運動、一次元の単振動の運動方程式を表し、解くことができる 5 運動とエネルギー 3 (3-4 1次元の運動とエネルギー)運動方程式からエネルギー保存則を導き、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーを理解できる エネルギー保存則を利用した演習問題を解ける 6 減衰振動 減衰振動の運動方程式から解を導ける。 減衰振動の特性を理解する 7 減衰振動減衰振動の演習問題を解ける 8 強制振動 強制振動の数学的扱いを学び,共振現象について理解する. 9 運動とエネルギー4 (3-6 円運動, 3-8 仕事と運動エネルギー)平面極座標による運動の表記を理解して、円運動などの演習問題を解けるようになる 仕事を線積分により表現し,運動エネルギーと仕事との関係を理解できる.10 運動とエネルギー5 (3-9 力のポテンシャルと力学的エネルギーの保存) 力学的エネルギー保存の法則理解し、利用して、演習問題を解ける 11 運動の法則・運動とエネルギーのまとめ 運動の法則,運動とエネルギーに関する目標の到達度を試験により評価する. 12 惑星の運動と中心力1 (4-3 中心力と平面極座標)平面極座標系での速度、加速度、運動エネルギー、角運動量 13 角運動量 (5 角運動量)質点の運動に関して角運動量と力のモーメントの関係、角運動量保存則を理解する 14 惑星の運動と中心力 2 (4-1 ケプラーの法則,4-2 円・楕円・放物線・双曲線)ケプラーの法則を学び,その数学的扱いのための準備をする. 円錐曲線,特に楕円の数学的表現を理解する. 15 惑星の運動と中心力 3 (4-4 ケプラーの法則から太陽の引力を導く)楕円軌道から万有引力を導ける. 16 惑星の運動と中心力 4 (4-5 太陽の引力から惑星の運動を導く)万有引力の法則から軌道方程式を導ける 17 惑星の運動と中心力 5 (4-6 惑星位置の時間変化)力学的エネルギーと離心率,軌道の関係を理解できる. 18 惑星の運動と中心力 6 (4-8 クーロン力による散乱)散乱における衝突パラメータを理解できる. 19 惑星の運動と中心力 7 (4-7 球体の物体によるポテンシャル)球対称の場合のポテンシャルについて理解する 20 惑星の運動と中心力のまとめ 惑星の運動に関する目標の到達度を試験により評価する. 21 質点系の運動 1 (6-1 運動量保存の法則,6-2 2体問題)質点系の概念を理解し,質点系の運動方程式を記述できる.2体問題の扱い方を学ぶ. 22 質点系の運動 2 (6-3 運動エネルギー,6-4 角運動量)質点系の運動エネルギーに対する保存則を導ける 23 質点系の運動 3 (6-4 角運動量)質点系の角運動量に関する保存則を理解できる. 24 質点系の運動 4質点系の運動の演習問題を解ける 25 相対運動 1 (8-1 回転しない座標系,8-2 重心系と実験室系) ガリレイ変換を理解する.重心系で運動を表現できる. 26 相対運動 2 (8-4 回転座標系)回転座標系での導関数と運動方程式を理解する. 27 相対運動 3 (8-6 運動座標系に対する運動方程式) 運動座標系に対する運動方程式の導き方を理解する 28 相対運動 4 (8-7 地表近くでの運動) 地球の自転の影響を入れた運動方程式を理解する 29 相対運動 5 (8-7 地表近くでの運動) 高い塔からの落下運動やフーコーの振り子を数学的に扱える. 30 到達度評価試験と解説 質点系の運動,相対運動に関する目標の到達度を試験により評価するとともに、試験に対する解説を行う。 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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