シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生物学2 (後・金4)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Biology 2 (後・金4)
授業コード Class code
991150Q
科目番号 Course number
11ONBIO102

教員名
鞆 達也
Instructor
Tomo, Tatsuya

開講年度学期
2024年度後期
Year/Semester
2024/ Second semester
曜日時限
金曜4限
Class hours
4th lecture on Friday

開講学科・専攻 Department
理学部第一部

Faculty of Science Division Ⅰ
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
① [対面]対面授業/ [On-site] On-site class

概要 Description
21世紀の今、生命科学の分野では技術革新により分子・原子レベルの解析が進んできており、生物学は大きな飛躍を迎えようとしている。生命科学の内容を知るための基礎知識を生物学1・2を通じて学んでいく。
また、教職のための理科総合として生物とそれ以外の理科科目がどのように融合していくかについて考察し、コンピュータ社会における情報生物学についても展開する予定である。
目的 Objectives
今日の生命科学諸現象の解析には、物理・化学・数学の力が必要であるが、前提条件として、生物の基本性質を抑えておくことは必須である。
このため、生物学2ではでは生物とエネルギー、タンパク質の機能、生物情報学について学ぶことを目的とする。
到達目標 Outcomes
生体エネルギー変換反応について説明できるようになる。
生体の構造と機能について説明できるようになる。
生物と計算について説明できるようになる。
生物と進化について説明できるようになる。
生物と環境について説明できるようになる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
リンク先の [評価項目と科目の対応一覧]から確認できます(学部対象)。
履修登録の際に参照ください。
​You can check this from “Correspondence table between grading items and subjects” by following the link(for departments).
https://www.tus.ac.jp/fd/ict_tusrubric/​​​
履修上の注意 Course notes prerequisites
初心者にも分かるように、各単元ごとに基本的な内容から導入してから本論に入るので、遅刻しないで最初から受講してほしい。
また、不明な点は掲示板を使うか積極的に質問してください。
毎回、小テストまたは課題を課し、次の時間に解説を行う。但し、解答の配布は行わない。
生物学1と2が存在するが、1から履修する方が好ましい。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
あらかじめ資料をダウンロードし予習(約1時間)をするとともに疑問点、知らない単語をリストアップしておくこと。
また、授業後は配布テキストを読み返して復習(約3時間)する。
成績評価方法 Performance grading policy
各回の授業内(ガイダンス、まとめの授業などを除く)で小テスト・レポート課題を行う。また、15週目に総括の試験を行ない成績評価の材料とする。
評価割合は小テストは合計10%とし、総括試験は90%とする。ただし、総括試験を受講しなかった学生に対しては小テストの合計を最大60%として評価する。
小テスト・レポートの解答は基本的に、その次の週の授業内で解説を行う。
また、受講態度に関して最大±10%で加点・減点を行う。
LETUSのフォーラムで有意義な議論を行ったものに対しても加点を行う。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​​https://mirai.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料 Reference and other materials
テキストはオンラインで配布を行う。

以下は参考書
生命科学入門(丸善)
生体とエネルギーの物理(裳華房)
生体分子分光学入門(共立出版)



授業計画 Class plan
1   生物と物理・化学      分子レベルの生物学と物理学・化学との連携の必要性を
                 解説する。授業の進め方ならびに成績評価についての
                 ガイダンスを行う。

2 生物と地球進化               生物がどのように誕生し、どのように進化していったか。生物進化が地球に与えた影響は何か等を習得でき
                 るようになる。

3. 呼吸系のエネルギー変換1                生物が生きていくための普遍的なエネルギー獲得方法
                 を習得し、どのようなエネルギーが生物にとって優れ
                 ているかを説明できるようになる。


4. 呼吸系のエネルギー変換2               好気性生物が生きていくための普遍的なエネルギー獲
                 得方法を習得し、どのようなエネルギーが生物にとっ
                 て優れているかを説明できるようになる。また、呼吸
                 とは何かを習得できるようになる。

5   光と生物                  生物と光との関わり合い、X線からテラヘルツまでの電
                 磁波(光)を用いた生物の物理化学について説明でき
                 るようにする。

6   生物色素                               生物色素の構造および機能について、そのエネルギー
                 レベルを基に説明する。光生物学について系統的に
                 習得できるようにする。

7   光合成反応の概略      生物が得るエネルギーは光合成反応によって担われている。
                 そこで、不安定な光エネルギーを安定な化学エネルギーに変換するシステムを習得できるようにな
                 る。          

8   生体電子移動の科学     酸化還元および電子伝達反応は生物にとって最も重要
                 な生体反応の一つである。。ここでは、電子移動の基
                 本原理を説明できるようにする。
  
9  光合成の二酸化炭素固定反応 光合成反応によって得られる二酸化炭素から有機物が
                 合成される。この反応はほとんど全ての従属生物のエ
                 ネルギー源となる反応である。本授業では二酸化炭素
                 がどうやって有機物に変わっていくかを習得できるよ
                 うになる。

10   生体物質の高次構造1    生体物質は高次構造をとることにより、機能する。
                 ここでは、高次構造決定の方法および構造と機能との
                 相関について説明できるようにする。

11   生体物質の高次構造2   生体物質は高次構造をとることにより、機能する。
                 ここでは、高次構造決定の方法および構造と機能との
                 相関について説明できるようにする。

12   計算機と生物学       生物反応の根本は物理法則に基づいている、このため
                 計算機でシミュレートすることにより、研究時間の
                 効率化が期待できる。また、膨大なデータの解析には
                 計算機が必須のツールである。ここでは、計算機を利用したin silicoの生物学について理解できるよう
                 になる。  


13  生体分子の分離精製     生体物質を分離精製するための理論および方法につい
                 て習得できる。
     
14  本授業に関する       これまでの授業内容のまとめの解説を行う。
まとめと解説       

15  生物学2に関する      本科目内容の到達度(達成度、修得度)の確認と内容       
に到達度の確認と解説       関しての解説を行う。

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
国内研究機関の研究員(生物系)の勤務実績を活かし生物学実験について講義をする。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
授業資料はLETUSから配布する。
学会等で不在の場合はオンラインで行う可能性がある。

授業でのBYOD PCの利用有無 Whether or not students may use BYOD PCs in class
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授業での仮想PCの利用有無 Whether or not students may use a virtual PC in class
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