シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
フランス語(中級A) (前期火5・昼間)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
French (Intermediate A) (前期火5・昼間)
授業コード Class code
99KT429
科目番号 Course number
L3FLFRE201

教員名
昼間 賢
Instructor
Hiruma, Ken

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
2023/first semester
曜日時限
火曜5限
Class hours
Tuesday, 5

開講学科・専攻 Department
工学部(一般教養科目)、先進工学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Engineering
A course of liberal arts, the Faculty of Advanced Engineering
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site class

概要 Description
フランス語初級の学習を終えた履修生を対象とする、フランス語中級の科目です。

◎学習意欲さえあれば、文法の習得の度合いは問いません(本学開講のフランス語初級ABを履修していなくても履修可能)

フランス語は、中級の学習時間が長い言語です。基本語彙の数が少なく、それだけ語彙が多義的だからです。語や語句の意味を実際の文章において確かめなければなりません。それだけに、独習が難しい段階でもあります。教室はそのためのトレーニングの場になります。

フランス語の発音は難しいと言われていますが、中級に入った以上は、できるだけ自分で発音し、より正確な発音を身に着けるようにしましょう。ただし、発音のできるできない(良し悪し)は、成績評価の対象にしません。プラスアルファの目標です。
目的 Objectives
履修生は講師から「学習の仕方」を習います。フランス語原文の日本語訳を教えてもらう、ではありません。
ある外国語の学習の仕方を習うとは、その「中に入る」ことです。これが、今日ますます大事なことになっています。各種機器の急速な発達、精度向上によって、ある外国語の語句の意味を知るなら、簡単なやりとり程度なら、みずからの学習は必要ないと言える状況が出現しています。この「中に入る」経験なくして、異言語間コミュニケーションや異文化理解などありえません。一歩でもいい、中に入ってみましょう!

[多様な文化・言語を理解し協働するための国際性を身に付けるとともに、グローバル化した社会の中で、多様な価値観を持つ人材とコミュニケーションを取る能力を身に付ける。本学科のディプロマ・ポリシーに定める「真に豊かな社会の実現のため、自然科学に限らず、人文科学、社会科学などの豊かな教養を修得し、強い倫理観と豊かな人間性を身に付け、専門分野の枠を超えて横断的にものごとを俯瞰できる能力」を養う科目である。]
到達目標 Outcomes
以下の事柄ができるようになります。

1、初級文法を復習する(教科書には文法問題も載っている)。
2、初級の学習事項が有機的に関連する様を学び、フランス語とはどのような言語か、全体的に把握する。
3、最新の時事に触れることで、フランス社会の今を知る。
4、フランス語を声に出して読めるようになる。

真摯に取り組めば、受講後半年ほどの間に、実用フランス語技能検定試験の3級に合格する力が着きます。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
A:基礎学力(外国語)教養・倫理  C:教養 E:国際性・コミュニケーション力教養・倫理観 M:コミュニケーション力一般教養 I:国際性(英語)一般教養 AE:国際性・コミュニケーション能力 AM:国際性・コミュニケーション能力 AB:国際性・コミュニケーション能力 AP:国際性・コミュニケーション能力 AD:国際性・コミュニケーション能力
履修上の注意 Course notes prerequisites
概要に記したとおり、本科目の履修に要件はありません。ただし、以下「準備学習・復習」に記すとおり、通常の講義科目などと比べて、準備学習に相応の時間が必要になります。授業では毎回必ず指名され、当該箇所の理解の程度が問われます。ただ説明を聞くだけの履修生は、授業形態的に、評価不能となる可能性があります。毎回の授業では、90分間、頭がフランス語漬けになります。

◎原則としては「毎回必ず指名され」ますが、専門科目履修との関係などで、時期によって取り組みの濃淡が生じるのは仕方ない、それ自体は問題視しません。相談しながら進めましょう。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
実習 Practical learning
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準備学習・復習 Preparation and review
毎回、一定の範囲(フランス語原文)が指定されるので、それを必ず授業前に訳出しておいてください。授業は、各人の訳の精度や発音を講師がチェックし、読解や発音のポイントを解説する場になります。最初は大変ですが、慣れれば、受講後も独習ができるようになり、比較的短期間でフランス語検定の3級以上に合格することもできます。教科書の文法問題は、取り組み任意とします。
成績評価方法 Performance grading policy
平常点(予習の履行、授業への積極的な参加)のみ。小テストや到達度確認は実施しません。

◎予習の際に、正確に訳せれば素晴らしいですが、評価のポイントは、自分なりの実力で取り組んだかどうか、です。「できるところまではやった」かどうかを見ます。わからない点を明らかにできていれば、わかるまではあと少し、です。また欠席の場合、欠席自体を評価低減の要素とはしません。あくまでも、取り組みと実力の程度で評価します。欠席回数が多くなれば、おのずと実力も付きにくくなり、評価も上がりはしないでしょう。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
石井洋二郎&ミシェル・サガズ『時事フランス語 2023年版』朝日出版社
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
仏和辞典(履修生によっては英仏辞典)

授業計画 Class plan
教科書の1課を授業1回では終えられないでしょう。以下は読む文章の性質の概観です。

第1回:光の都市 La Ville Lumière [歴史]

第2回:Z世代 La génération Z [社会学]

第3回:レーモン・ラディゲ Raymond Radiguet [文学]

第4回:貧困と富裕 La pauvreté et la richesse [社会]

第5回:2022年大統領選挙 L'élection présidentielle de 2022 [政治]

第6回:コーヒー Le café [社会/ガストロノミー]

第7回:欧州グリーン・タクソノミー La taxonomie verte européenne [エコロジー/エネルギー]

第8回:フランスにおける漫画 Les mangas en France [文化/フランス・日本]

第9回:トランスアイデンティティ La transidentité [社会]

第10回:文学賞 Les prix littéraires [文化/文学]

第11回:復習

第12回:復習

第13回:復習

第14回:復習

第15回:復習

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks