![]() 教員名 : 巻田 悦郎
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科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
論理学 (論理学1)(後・火2)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Logic (論理学1)(後・火2)
授業コード Class code
99K1285
科目番号 Course number
L1HSHUMc01
教員名
巻田 悦郎
Instructor
Etsuro Makita
開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023/Fall Semester
曜日時限
火曜2限
Class hours
Tuesday 2nd period
開講学科・専攻 Department
理学部第一部(一般教養科目)、経営学部(一般教養科目)
A course of liberal arts, the Faculty of Science Division Ⅰ A course of liberal arts, the School of Management 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site class
概要 Description
論理学は,正しい思考のための規則を考察する学問である。この場合,思考とは具体的には,推論(ある命題から別の命題を導き出すこと)である。正しい思考とは、妥当な推論、飛躍がない推論のことである。
本講義ではそのような論理学の初歩を学ぶ。後期のこの科目では述語論理学を重点とする。 目的 Objectives
論理学を学ぶことには,論述展開や推論の論理的な妥当性に注意深くなるという意味がある。論理的思考は学問では不可欠である。たとえば,レポートや卒業研究はいくらデータが正しくても,議論の進め方が非論理的であれば,台無しである。
本科目は,教養科目として,教養教育の目標の(3)「課題を自ら発見し、主体的に考え、解決に取り組むための論理的・批判的思考力」の涵養に資する。 到達目標 Outcomes
述語論理において,自然言語の命題・推論を正しく記号化し,命題の恒真性を判定し,また,推論の妥当性を判定できるようにする。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
S:一般能力 B:教養 K:豊かな教養 OS:一般能力 OK:豊かな教養 2S:幅広い視野と高い倫理観に基づく教養力 2B:教養に関する理解 2K:基礎学力 MS:教養学力 BE:幅広い教養 ID:教養学力
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業は講義形式であるが,テキストの練習問題を前に出てやってもらうなど,演習的要素も取り入れる。
この講義は演習を行う関係で40名定員の履修制限があるので注意。私語が多い場合は座席指定制とする。 1)小課題を75%以上提出し,かつ,2)出席率が75%以上の履修者は履修意志あり,そうでない者は履修放棄と見なされる。 出欠は、CLASSに出席登録番号を登録する方法で、第1回目を除き毎回とる。出席率は,分子がその履修者の出席回数,分母が講義が行われた回数(1回目を除く)で計算される。 アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/-
授業中の練習問題を当てて、ノートに書いたものを書画カメラで提示して皆でその検討する
テキストの練習問題の一部を小課題として課し,LETUSに提出する 準備学習・復習 Preparation and review
準備としては,事前にテキストを読んで練習問題を解いておくこと,復習としては,講義ではできなった練習問題を行うのが望ましい。
成績評価方法 Performance grading policy
成績は,学期中に課す小課題60%と,平常点40%の割合でつける。平常点は練習問題を当てられて答えるなど,講義に積極的に参加しているかどうかでつける。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
テキストは担当講師作成のオリジナルなものを,LETUSの本科目のページからダウンロード可能にする。
授業計画 Class plan
1 序章「命題論理学」概観
1 論理学とはどんな学問か 2 命題論理の基礎 — 述語論理学の基礎となる命題論理学の概要を知る 2 序章「命題論理学」概観 3 恒真性の判定 — 述語論理学の基礎となる命題論理学の概要を知る 3 序章「命題論理学」概観 4 論理法則 — 述語論理学の基礎となる命題論理学の概要を知る 4 序章「命題論理学」概観 5 推論の妥当性の判定 — 述語論理学の基礎となる命題論理学の概要を知る 5 第2部第1章1 第2部 述語論理 第1章 述語論理の基礎 1 文から語へ — 命題論理学では対処できない問題を解決するために,命題論理学を補完するものとして述語論理学が必要になることを理解する 6 第2部第1章2,3 2 単称命題・命題関数 3 量化命題 a 量化命題の表現 — まず単称命題を述語論理学で記号化できるようにする 7 第2部第1章3 b 個体領域 c 作用域・恒真性 d 作用域及び自由/束縛変項 — 類称命題を記号化できるようにするために,個体領域や作用域の概念を学ぶ 8 第2部第1章4 4 量化命題の一般的表現 — 類称命題を述語論理学で記号化する方法を理解し,実際にそれができるようにする 9 第2部第2章1 第2章 恒真性判定の方法 1 有限解釈の方法 — 述語論理学で記号化された論理式の恒真性を判定する方法として,有限解釈の方法を学び,それを用いて実際に恒真性を判定できるようにする 10 第2部第2章2 2 割当法 — 述語論理学で記号化された論理式の恒真性を判定する方法として,割当法を理解し,それを用いて実際に恒真性を判定できるようにする 11 第2部第3章1,2 第3章 論理法則 1 全体と部分 2 否定 — 述語論理学の論理法則を,全体・部分,否定などを手がかりとして引き出すことを学ぶ 12 第2部第3章3〜6 3 連言 4 選言 5 条件 6 まとめ — 述語論理学の論理法則を,連言,選言,条件などを手がかりとして引き出すことを学ぶ 13 第2部第4章 第4章 推論の妥当性の判定 — 述語論理学において推論の妥当性を判定する方法として,割当法を理解し,それを用いて実際に推論の妥当性を判定できるようにする 14 第2部第5章 1 多項述語 2 同一性 3 2階の述語論理 4 クラス論理学 — 多項述語,そのうちの一種である同一性の論理学,そして,述語に変項を導入した2階の述語論理の基礎を学び,自然言語で書かれた簡単な命題をそれらで記号化できるようにする 15 まとめと達成度確認 — これまでの講義内容を総括するとともに,命題論理学で推論の妥当性を判定する能力,述語論理学で,その基礎的概念や記号化の方法,とくに,恒真性や妥当性を判定する能力を達成できたかを確認する 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
テキストのダウンロードや小課題の提出などは,LETUSの「論理学」のページで行う。
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