シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
生命科学実験2
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Life Science Experiments 2
授業コード Class code
99K1109
科目番号 Course number
L1NATURb26

教員名
太田 尚孝、鞆 達也
Instructor
Tatsuya Tomo, Hisataka Ohta

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023/ Second semester
曜日時限
集中講義
Class hours
Intensive course

開講学科・専攻 Department
理学部第一部(一般教養科目)、経営学部(一般教養科目)

A course of liberal arts, the Faculty of Science Division Ⅰ
A course of liberal arts, the School of Management
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)

概要 Description
科学の分野(数学、物理、化学、生物学、地学)は互いに独立して発展してきたわけではなく、互いに影響し理解が深まっていった。本授業は、生命科学の授業を基とし生命を実験を行うことにより、その理解を深めていき、座学だけで無く、実習することにより、その知識・理解を深めて行く。
目的 Objectives
生命科学の基本的な反応を実習を行うことにより、習得できるようになる。
生物学、生物物理学、分子生物学等の基本的操作を身につけるとともに、細胞やタンパク質の取扱方法などの知見や技術を見につける。
到達目標 Outcomes
(1)生物を構成している色についての知識を身につけることができる。
(2)光合成実験を通じてエネルギー変換の原理を習得することができる。
(3)細胞、タンパク質の基本操作を身につけることができる。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
S:一般能力 B:教養 K:豊かな教養 OS:一般能力 OK:豊かな教養    MS:教養学力 BE:幅広い教養 ID:教養学力
履修上の注意 Course notes prerequisites
生命化学実験1及び生命科学の授業を履修・単位取得済みである必要はありません。
独立した科目です。

集中講義であるので、実施期間・注意事項については別に掲示するので留意のこと(後期到達度評価授業終了後に行います。3日間)

本年度は定員32名とし、希望者がこれを超えた場合は抽選を行うので注意すること。
申請後は取り下げできません。受講しない場合の成績はDとなります。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/グループワーク Group work
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準備学習・復習 Preparation and review
生命科学に関する教科書等を2時間程度かけて読み、基礎知識を習得しておくこと。
成績評価方法 Performance grading policy
出席、レポート(80%)、授業態度を総合的に評価する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
実験テキストは配布する。

授業計画 Class plan
1, 2, 3 種々の生物および細胞内器官の顕微鏡観察 
光合成生物を中心に生物の多様性を知ることができるようになる。シアノバクテリアは海上の二酸化炭素固定のかなりの部分を占めている。本、実験では種々の微細藻類のプレパラートを作成する。ミトコンドリア、葉緑体の役割を説明できるようになる。各自の頬の細胞よりミトコンドリアの観察を行う。

4,5  生物色素              
生物から色素を抽出する方法とその分析方法を習得できるようになる。色素の役割について考察できるようになる

6,7,8
クロマトフラフィーによる生体タンパク質の単離 氷菓子で有名な青色の色素タンパク質を生物から抽出し、精製を行う。精製したタンパク質の電気泳動を行う。
タンパク質の性質と精製法について理解できるようになる。また、光合成色素の分離実験を行う。光合成のエネルギー変換について説明できるようになる。

9 生物発光測定 蛍やオワンクラゲは発光する生物として知られている。発光タンパク質を用いて何故、生物は発光するかを理解できるようになる。また、発光細菌の観察を行う。

10 光合成について知る 光合成藻類は最も多様性をもつ生物の一つである。我々が普段目にしているにもかかわらず、気づくことの少ない光合成藻類の生体について知ることができるようになる。

11. タンパク質の結晶化  生体物質の構造を知るには生体分子を結晶化後、X線回折を測定するのが王道である。しかし、タンパク質の結晶化は困難であるため、実験的困難が存在する。本実験では水溶性タンパク質の結晶化を行い、その手法について理解できるようになる。また、本実験でもちいたタンパク質の機能について、活性測定を行う。タンパク質の構造と機能の相関について説明できるようになる。

12 土壌細菌の分離 2005年にノーベル生理学医学賞を受賞された大村先生の研究は土壌細菌に注目し、そこから新規化合物を発見したことにある。本実験では、土壌細菌のスクリーニング方法について学び、なかでも放線菌の観察を行う。
 


授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
国内研究機関の研究員(生物系)の勤務実績を活かし生物学実験について講義および実験をする。(鞆)
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
本年度は定員32名とし、希望者がこれを超えた場合は抽選を行うので注意すること。
申請後は取り下げできません。受講しない場合の成績はDとなります。