シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
情報基礎および演習1 (X1組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Information Basics 1 (X1組)
授業コード Class code
9989B41
科目番号 Course number
89COZZZ101

教員名
田村 早苗
Instructor
Sanae Tamura

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
2023 1st Semester
曜日時限
火曜3限
Class hours
Tuesday 3rd Period

開講学科・専攻 Department
経営学部 国際デザイン経営学科

Department of International Digital and Design Management, School of Management
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
演習

Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業 On-site class

概要 Description
高校で必修の「社会と情報」や「情報の科学」などの情報系科目で習得した基礎的な情報/コンピューター活用能力を前提に、大学生活および将来の研究・仕事に不可欠な、情報/コンピューター利用スキルを身につける。
目的 Objectives
主流ビジネスアプリケーションである Word, Excel, Power Pointを使用して、大学生として恥ずかしくないレベルでプレゼンテーションやレポート作成ができるようになる。大学図書館のデータベース等の学習リソースにアクセスし、情報検索ができるようになる。プライベートで使うSNSやスマホなどのメールと、大学の先生とのやり取りや 仕事の道具として使う PCメールの違いを理解し、送信マナーを身につける。著しいスピードで発展・変化していくネット社会に必要なルール、マナー及びモラルを身につける。
国際デザイン経営学科のカリキュラム・ポリシーの6 に規定される、「基礎学⼒を強化した上で、「専⾨科⽬」との接続を図る」ための科⽬であり、また、カリキュラム・ポリシーの1 に規定される、「定量的および定性的なアプローチにより、経営・経済活動及び⼈間⾏動を解析・理解するための科学的理論体系と分析⼿法」の基礎を⾝に着けるための科⽬の⼀つである。
到達目標 Outcomes
・主流ビジネスアプリケーションである Word, Excel, Power Pointを使用して、大学生として恥ずかしくないレベルでプレゼンテーションやレポート作成ができるようになる。
・大学図書館のデータベース等の学習リソースにアクセスし、情報検索ができるようになる。
・プライベートで使うSNSやスマホなどのメールと、大学の先生とのやり取りや 仕事の道具として使う PCメールの違いを理解し、送信マナーを身につける。
・著しいスピードで発展・変化していくネット社会に必要なルール、マナー及びモラルを身につける。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
履修上の注意 Course notes prerequisites
履修者が所有するPC(BYOD)で演習を行うので、授業開始までに「入学のしおり」に記載の条件を満たすPC(演習ではキーボード、Webカメラ、マイクを使用)を準備し、CLASS、LETUSにログインできるようにしておくこと。授業でBox、Word、Excel、Power Pointを使用するので、第2回の授業までに、必要なアプリのインストールおよび初期設定を済ませておくこと。また、授業担当者と質問等のやり取りができるように、大学のメールアカウント(学籍番号@ed.tus.ac.jp)が使えるようにしておくこと。原則として、Windows11を使用していることを前提に、授業中の説明を行う。演習の性質上、スマホやタブレットのみでの受講は不可。異なる曜日や時間帯に、同じ科目名で複数のクラスを開講しているが、クラスにかかわらず内容は同一であり、成績評価もクラスごとではなく全体で行う。
 授業の際には、教室(PC室、電源コンセントあり)に、履修者が所有するPCを持参すること。なお、PCに故障等が起こって授業に支障が生じた場合には、大学の自分のメールアカウント(学籍番号@ed.tus.ac.jp)から授業の担当者宛に直ちにメール連絡し、指示を仰ぐこと。
 原則として対面形式で授業を実施する。なお、新型コロナやインフルエンザ等の感染爆発の恐れがあるために、学寮生活の維持が困難と大学が判断し、学寮が閉寮となった場合には、オンライン授業に切り替える場合がある。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
小テストの実施 Quiz type test/ディベート・ディスカッション Debate/Discussion/グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation/実習 Practical learning
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準備学習・復習 Preparation and review
この科目はいわゆる 座学(講義形式の授業)ではなく、演習を伴う授業である(第1回「ガイダンス」および 第15回「まとめ」を除く)。
 文部科学省の「大学設置基準」により、大学での単位の認定には、単位あたり45時間の学修が必要であると定められている。したがって、この科目(2単位)の単位認定に必要な学修は90時間となり、授業時間以外に毎週4時間程度の準備学習・復習が必要となる。各回の講義資料は、原則としてその前の回の授業終了後からLETUSで事前公開するので、十分な授業外準備学習(目安として2時間程度)を行い、授業時間内に課題を提出できるように準備すること(授業時間内に提出できなかった場合には授業当日であれば提出遅延を認めるが、減点対象となる)。
 演習内容や課題に関しては、オフィスアワーに質問を受け付けるとともに、各自の大学のメールアカウント(学籍番号@ed.tus.ac.jp)から授業担当者宛(tam@rs.tus.ac.jp)のメールでの質問を随時受け付ける。加えて、授業時間内に教室(PC室)で直接質問に対応するので、これらの質問対応を十分に活用して、授業時間内に課題を提出すること。また十分な復習(目安として2時間程度)を行い、確認テスト(原則として、ある回の授業内容に関する確認テスト(小テスト)を、その次の回の授業開始時刻直後に実施)の準備を行うこと。確認テストで不正解となった問題については、すべてのクラスの採点終了後にLETUSで公開する正解を参考にして、教科書や講義資料を復習すること。課題を課す回、確認テストを実施する回については「授業計画」の項を参照のこと。
成績評価方法 Performance grading policy
成績は、「準備学習・復習」の欄に記載した確認テストの得点(成績評価の30%程度を予定)、提出物の内容(50%程度を予定)に、プレゼンテーション(20%程度を予定)および 授業態度(減点法)を加味して評価し、到達度評価(試験)は行わない。確認テストや提出課題等で不正行為が明らかになった場合には、不正行為を行った者も、不正行為を手助けした者も、相応の処置をとる。
【フィードバックの方法】 確認テストや提出物については、原則として 実施した次の回までにLETUSでフィードバックする。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
書誌情報 Bibliographic information
『情報リテラシー Windows11/Office2021対応』、富士通エフ・オー・エム株式会社(FOM出版)、ISBN978-4-938927-53-0 
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
LETUSで講義資料(スライド、プリントなど)を公開する。
参考書として特定の書籍を購入する必要はない。
必要な参考書を、各自の経験や必要に応じて各自で準備する。

授業計画 Class plan
1 ガイダンス、演習環境の構築
この授業の概要、目的、到達目標を理解し、授業の受け方、必要な準備学習および復習について知る。
この授業を受けるために必要な、個人所有のPCへの演習環境(Microsoft Officeなど)の構築方法について理解する。
【授業時間内 提出課題】授業開始時アンケート(※提出物扱い)
次回授業前日中まで(※〆切注意)の宿題】この授業に必要な演習環境の構築(アプリのインストール、初期設定など)
次回授業前日中まで(※〆切注意)の提出課題①】Microsoft Officeの指定画面のスクリーンショット
次回授業前日中まで(※〆切注意)の提出課題②】ファイル名の拡張子を表示させる設定画面のスクリーンショット
 
2 理科大のメールアカウント
プライベートで使うSNSやスマホのメールと、大学の先生とのやり取りに使う大学のメールアカウントの違いを理解し、送信マナーを身につける。
大学のメールアカウント用の署名の作成や設定を実習する。
【授業時間内 演習】大学のメールアカウント用の署名の作成、署名をつけたメールの送信
【授業時間内 提出課題】大学のメールアカウントの「署名の作成・設定画面」のスクリーンショット
 
3 Power Pointを使ったオンラインプレゼン(1)
LETUS上でオンラインプレゼンをするためのPower Pointの利用法を身につける。
具体的には、PowerPointで練習用スライドを作成して音声を録音したものを動画ファイルにエクスポートし、LETUSの「ワークショップ(=学生間でピアレビュー(相互評価)ができるツール)」に提出する。
(マイクとイヤホン等を持参)
【授業時間内 確認テスト】前回の授業内容全般(10点満点を予定)
【授業時間内 提出課題①】指定された内容の練習用スライドファイル (.pptx、音声を録音したもの)
【授業時間内 提出課題②】上記の練習用スライドファイルを動画(.mp4)にエクスポートしたもの
【月曜日クラスは4/28(金)中まで、火曜日クラスは4/29(土)中までの提出課題】
完成させた自己紹介スライド(.pptx、1分程度、音声を録音したもの)
完成させた自己紹介スライドを動画(.mp4)にエクスポートしたもの(※メール添付提出不可)
 
4 Power Pointを使ったオンラインプレゼン(2)
この授業の3日前までの宿題としてLETUSの「ワークショップ」に提出された(他人の)自己紹介動画のピアレビュー(相互評価)を行う。
(イヤホン等を持参)                    
【授業時間内 提出課題①】自分に割り当てられた(他人の)自己紹介動画の ピアレビュー(相互評価)
【授業時間内 提出課題②】よかったプレゼン(自己紹介)に対する投票
 
5 Power Pointを使ったオンラインプレゼン(3)
ファイルを共有しながら、グループワークでスライドを作成する。
(マイクとイヤホン等を持参)
【授業時間内 提出課題①】グループ内で話し合って決めたプレゼンの基本構成のメモ(箇条書き)(※授業開始45分後までに提出)
【授業時間内 提出課題②】
グループワークで作成したPower Pointのスライドファイル(※この段階では、授業時間内に できたところまででもよいが、評価対象。)
【月曜日クラスは5/12(金)中まで、火曜日クラスは5/13(土)中までの提出課題】
グループワークで完成させたスライド(.pptx、2分程度、音声録音したもの)
グループワークで完成させたスライドを動画(.mp4)にエクスポートしたもの(※メール添付提出不可)
<注意> 授業時間内 提出課題の段階で、すでに完成させたものを提出していた場合にも、上記の〆切までに、所定の提出場所に提出を行うこと。
 
6 Power Pointを使ったオンラインプレゼン(4)
この授業の3日前までの宿題としてLETUSに提出された(他のグループの)グループワークの動画のピアレビュー(相互評価)を行う。
(イヤホン等を持参)
【授業時間内 提出課題①】(他のグループの)グループワーク動画のピアレビュー(相互評価)
【授業時間内 提出課題②】よかったプレゼン(グループワークでの発表)に対する投票
【授業時間内 提出課題③】自分以外のグループメンバーのグループワークへの寄与度のピアレビュー
 
7 大学におけるWeb検索(1)
VPN接続(自宅など、学外から大学図書館データベースを利用する際に必要)のしくみを知り、VPN接続ができるようになる。
大学図書館のデータベースなどの学習リソースにアクセスし、情報検索ができるようになる。
大学のレポート、プレゼンなどにおける引用と参考文献の書き方のルールを知り、適切な引用ができるようになる。
【授業時間内 提出課題】VPN接続のアプリの指定画面のスクリーンショット
【授業日内 提出課題】 大学図書館のデータベースで情報検索した結果のスクリーンショット
 
8 大学におけるWeb検索(2)
前回学習した内容を踏まえて、実際に 適切な「引用」と「出所の明示」を行ったレポートを作成する。
LETUSの課題提出に付随する「剽窃チェック」機能を体験する。
【授業時間内 確認テスト】前回の授業内容全般(10点満点を予定)
【授業時間内 提出課題】大学図書館のデータベースで情報検索し、適切に「引用」と「出所の明示」を行ったレポート
(「剽窃チェック」あり)
 
9 情報倫理
著しいスピードで発展・変化していくネット社会に必要なルール、マナー及びモラルを身につける。
(理科大の新入生全員に義務付けられているe-learning 情報セキュリティ教育「INFOSS情報倫理2023(速習版)」を受講し(※1時間程度の学修時間)、修了テストを受験する。)
【授業時間内 確認テスト(必須)】INFOSS情報倫理(速習版)修了テスト(※得点を確認テスト10点分に換算し、成績に算入)
【授業時間内 確認テスト(オプション)】INFOSS情報倫理(通常版)修了テスト1〜5(※1〜5の得点の合計点を確認テスト10点分に換算し、成績に加算)
【授業時間内 提出課題】
INFOSS情報倫理の評定画面(LETUS)のスクリーンショット                            
 
10 大学でのレポート作成(1)
大学でのレポート作成に必要な、Wordの基本操作(ページ番号の挿入、ヘッダーへの文字の挿入、見出しの設定、自動文章校正、自動スペルチェック、表記ゆれ、PDFファイルとして保存、数式ツール)を演習する。
【授業時間内 提出課題】実習で作成したファイルを提出
 
11 大学でのレポート作成(2)
大学でのレポート作成に必要な、Wordの基本操作(インデント、タブとリーダー、脚注の挿入、引用文献一覧の作成、コメントの利用、変更履歴の利用)を演習する。
【授業時間内 提出課題】実習で作成したファイルを提出
 
12 大学でのレポート作成(3)
大学でのレポート作成に必要な、Excelの基本操作(グラフの作成、データベースの操作、複数シートの操作)を演習する。
【授業時間内 提出課題】実習で作成したファイルを提出
 
13 大学でのレポート作成(4)
大学でのレポート作成に必要な、Excelの基本操作(関数、ユーザー定義の表示形式、条件付き書式)を演習する。
【授業時間内 提出課題】実習で作成したファイルを提出
 
14 大学でのレポート作成(5)
大学でのレポート作成に必要な、Excelの基本操作(高度なグラフの作成、ピボットテーブル、ExcelのデータをWordに取り込む)を演習する。
【授業時間内 提出課題】実習で作成したファイルを提出
 
15 まとめ
授業内容を総括する。
【授業時間内 提出課題】授業終了時アンケート(※提出物扱い)
【授業時間内 実施課題】(この授業についての)2023年度 授業改善のためのアンケート(CLASS)

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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Microsoft Office(Word, Excel, Power Point)

備考 Remarks
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