シラバス情報

教員名 ： 東邦　仁虎
科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)
経営情報論
科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)
Management Information
授業コード　Class code
998647W
科目番号　Course number
86MNMAS303

教員名
東邦　仁虎
Instructor
Hitotora  HIGASHIKUNI

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
The second semester in 2023
曜日時限
火曜3限
Class hours
Third period on Tuesday

開講学科・専攻　Department
経営学部　経営学科

Department of Management, School of Management
単位数　Course credit
2.0単位
授業の方法　Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態　Main class format
授業の主な実施形態（Main class format）

対面授業 /On-site class ；教室で対面により行います。
ただし，新型コロナウィルスの感染状況などにより，オンライン授業・同期（Zoom）になる場合があります。
LETUSの情報・指示を確認してください。

概要　Description
経営情報論に関わる理論体系を経営学（5次元経営・東邦），経営戦略論等との連携，コンバージェンスを踏まえて学習します。
　講義は，WiredとWirelessを統合したICT（情報通信技術），AICBMを経営情報論，経営情報システムに接ぎ木した，
第4次産業革命・Society5,0時代の経営情報論を学ぶことで，新しい資本主義時代に適応，対応できるスキルと専門知識を習得する。

　統合情報通信技術（ICT ; Information and Communication Technology）革命，ネットワーク革命と言われている第3次産業革命時代には，デジタル化が進み，グローバルネットワークが構築され，新自由主義経済のグローバル化時代を迎えることになり，分散化と分権化が進展し，秩序の体系が一方向性から双方向性，統制から分散へ，中央集中式からネットワーク化へと変化した。この時代における変化の副作用として，所得格差，社会不平等と葛藤が増大し，社会問題化され始めたという現在の世界経済が日本経済・日本企業経営に与えた変化の過程を学び，将来に対応・適応できる力量を育成する。

　AICBM，量子（Quantum）コンピューティングとブロックチェーン技術の連携・融合，メタバース（Metaverse）の出現等により，新たな産業創成と企業・組織のビジネス，市場経済モデルが創出され，未来に向けてトークン・エコノミー，デジタル・マネー，共有経済，
NFT（Non Fungible Token）が出現している現状を踏まえて，今後の経営情報論を適用した企業・組織の経営，戦略経営の大変革について，
未来の方向性を戦略的，理論的に学ぶことで理解することができ，戦略的な経済・経営の見方，
そして論理的に思考する能力と的確に判断する能力が身に付く。



目的　Objectives
学生・受講生が本経営情報論の講義を通じて，企業・組織，産業，社会に関する知識，理論を経営情報，情報経営の視点から学習・理解し，経営管理に役立たせ，新たな文明の創出についての洞察力を習得する。
　AICBM，統合ICTを適用した経営情報・情報経営を，経営と戦略経営に適用した第4次産業革命時代の経営情報論を学び，理解する。
　本経営情報論は，グローバル化や地球環境問題等，広範かつ多様なビジネス環境で発生している諸々な問題に対して，
自然科学及び社会科学の知識を活用して解明するという基本的方針の下で，理論的かつ実践的な考え方を身に付ける。　
　また，受講生が自身の専門分野についての知識・理論の理解を深化させ，併せて他の授業科目との関連・連携や学問探求の方法を学び，
問題発見・解決能力を育成する。
　さらに，第4次産業革命の概念と特性，世界各国の取組み，研究・調査の枠組み，進化・発展段階，そして今後のロードマップについて，
講義を通じて提示し，COVID-19以後，AICBM，統合ICTを推進力，駆動力とした第4次産業革命が企業・組織の経営と戦略経営の過程や枠組みをどの様に変革して行くのか等を理解し，企業・組織経営の実務に役立てる。



到達目標　Outcomes
第一に1. AICBM，ICTをベースにした経営情報・情報経営を理解し，実務に適用する基礎を身に付ける。
ブロックチェーン技術（Blockchain Technology）がAICBM，5G・6Gと結合し，未来のビジネスをどのように変化させ，
新たなデジタル通貨，トークン・エコノミー，NFTそして共有経済，Meta-Verse，ナラティブ（Narrative）が社会を始め，
国をも，どのように変革してゆくかを理解できる。
　次に. AICBMとICTの発展・進化した環境下で，経営と戦略経営の将来の姿を論じ，洞察力を涵養する。
　最後に， 既存の経営情報論に加えて，今後10年から20年先の企業・組織経営の姿を展望し，
経営情報の実態と現状に対する正確な理解を促進させつつ，経営と戦略経営，企業組織がどのように変化して行くかを，
超ネットワーク化（Hyper-Networked），超知能化（Hyper-Intelligent），超コンバージェンス化（Hyper-Convergence）を通じ，
決定的分岐点（Critical  Juncture）の創成を踏まえて，理解する。
　今後の企業・組織の経営，組織戦略の大変革についての将来の方向性を理論的，実践的に学び，理解することで，
戦略的な経営情報論の見方，そして論理的に思考する能力を身に付け，的確に判断する能力を育成する。
　本経営情報論で学んだ知識，スキルを基に将来，経営管理者を目指す学生諸君は，
急激な破壊的変革，デジタル破壊的革新にどの様に適応して行くことが可能か等についての洞察力を得ることができ，
キャリア計画・キャリア開発に役立て，進路選択に活かすことができる。






卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）
専門学力/問題発見・解決力
履修上の注意　Course notes prerequisites
履修上の注意（Course  Notes  Prerequisites）；

出席と到達度評価受験資格   

 　              
 講義に良く参加する学生の出席率と到達度評価成績の間には，
正の強い相関関係があることが，統計的に明確に実証されている。　　
　したがって，学生諸君には，可能な限り，講義に良く出席することを奨励する。
出席率が良く，受講態度の良い学生に対しては，特定の状況下でボ—ナス点を与えることがある。
　　　　　　　　　
本“経営情報論”のコースに参加する学生は，当然，講義に良く出席し，正しい態度で，受講しなければならない。
 　　　　　　　　
※　出席をしなかった学生は，到達度評価受験資格を失う。


アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）
課題に対する作文　Essay／小テストの実施　Quiz type test
-

準備学習・復習　Preparation and review

【予習】

講義計画書（シラバス）に基づき，授業を行う当該章の参考書，配布講義資料を読み，事前に約1時間以上の時間をかけて予習し，

授業前に準備をして， 講義に出席することが望ましい。

 
【復習】

講義後は，約1時間以上の時間を使用して，復習を行い，

企業経営に関する配布講義資料，参考書等を基に講義内容を自分自身で理解する努力が必要である。

成績評価方法　Performance grading policy
成績評価方法 （Performance Grading Policy）：   
（１）経営情報論は，到達度評価と授業時間中に要求される課題レポ−ト等の提出と出席率を加味して評価する。

　　

（２）出席をしなかった学生は、到達度評価受験資格を失うので，注意を要する。
　　　到達度評価未受験者の成績評価は，行われない。

（３） 応用経営組織の到達度評価 ; 評点法
                      達成度評価　　　　　　　　　        = 80点
　　　　　　 出席，レポート等　　　　          　 = 20点
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 合計       = 100点

　　　　　　　　　　　　　成績評価；                   100点満点  


到達度評価 ：

（１）スケジュール　；  　令和6（2024）年1月16日（火）実施予定。


（２）試験方法・試験場所；　経営情報論の試験は，選択式問題から出題される予定である。
 

（３）試験内容と範囲　；　参考書，配布講義資料と講義内容に基づいた問題。


（４）追加試験と再試験 ； 　無断で試験を受けなかった学生は，その試験については無点 になるであろう。
                                               したがって，経営情報論の成績評価は行われない。

                                              病気等特別の事情によって，受験できなかった学生は，

                                              病院の診断証明等の正当で客観的な理由を記した証明書を提出し，

                                              承認を得ることによって， 追加試験または再試験を受けるべきであろう。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement
学修成果の評価（Evaluation of Academic Achievement）
 
 S (秀）────────────90〜100点
 A(優)  ──────────── 80〜 89点  
 B(良)  ──────────── 70〜 79点  
 C(可)  ──────────── 60〜 69点  
 D(不可)  ─────────── 59点以下  


・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings
教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報　Bibliographic information
経営情報論講義の教科書・テキストは，担当教授HandOutsと次のものを使用する。
 
テキスト：　遠山　曉，村田　潔，古賀　広志共著　『現代経営情報論』，有斐閣アルマ，2023年　1月
MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料　Reference and other materials
テキスト：
　　　『現代経営情報論』遠山　曉、村田　潔、古賀　広志共著　有斐閣アルマ　 2023年。
　　　
参考書：　　　
　　　宮川　公男，上田　泰編著　『経営情報システム』，中央経済社，2022年。
　　　東邦　仁虎編著　『スマホ時代のモバイル・ビジネスとプラットフォーム戦略』，創成社。
　　　東邦　仁虎監修　『21世紀のモバイルとウェアラブル』，日刊工業新聞社。

　　　東邦　仁虎監修　『トコトンやさしいモバイル・インターネットの本』，日刊工業新聞社。


参考論文：

　　　　東邦仁虎　企画編集　日本情報経営学会　学会誌：

　　　　日本情報経営学会誌　July 2023，Vol.42，No.4（第175号）

　　　　特集：『AICBM と メタ バー ス 時代 の 社会 ・ 産業 ・ 経営』

　　　　　東邦 仁虎　巻頭言

　　　　　 特集「AICBM とメタバース時代の社会・産業・経営」に寄せて

　　　　　 東邦 仁虎著．研究論文「AICBMとWEB3.0・メタバース時代の　　未来社会：第 4 次産業革命と創造情報経営」


              日本情報経営学会誌　Aug 2018，Vol.38，No.3（第159号）
　　　　特集：『AICBM時代の医学研究，ヘルスケアとサイバーセキュリティ』　　


   　　　日本情報経営学会誌　Jun 2018，Vol.38，No.2（第158号）

　　　　特集：『IoTによる産業融合と創造情報経営』


　　　　日本情報経営学会誌　Sep 2015，Vol.36，No.1（第149号）
　　　　特集：『スマート・モバイル・イノベーション』

　　　　日本情報経営学会誌　Jul 2015，Vol.35，No.4（第148号）
　　　　特集：『スマート・モバイル・ビジネス戦略』


　　　　日本情報経営学会．第83回全国大会予稿集，2022年6月,
 　　　　於：専修大学， 『情報経営Information and Management』，pp.45-48，
　　　　東邦　仁虎著　“メタバースとAICBM時代の未来社会”。

　　　　日本情報経営学会．第74回全国大会予稿集，2017年6月「IoTによる産業融合と創造情報経営」，
　　　　『情報経営Information and Management』，　於：東京理科大学。

上記，参考書と参考論文の一部は，富士見校舎図書館で閲覧することができる。








授業計画　Class plan


　　　　　　　　　授業計画（Class Plan）

第1回　オリエンテーション（担当教授紹介，講義計画書・シラバス説明）

第2回　経営学部における経営情報・情報経営について
　　　 −経営情報，モバイル経営情報について−

第3回　AICBMの概念，フレームワークの企業組織・経営情報・産業への適用
　　　 −AICB²M²の経営情報・情報経営への接ぎ木による革新−

第4回　AICB²M²・統合ICTの経営への適用
　　　−企業活動と経営情報システム，BPR(Business Process Reengineering)−

第5回　経営情報論の基礎
　　　 −OA (Office Automation)，MIS(Management Information System)からの進展−

第6回　AICB²M²・統合ICTの戦略経営への適用−経営情報戦略−

第7回　戦略経営と戦略経営の情報システム (DX) 化
　　　  −Norton & Kaplan(N/K)モデル・BSC(Balanced ScoreCard)をSEM（Strategic Enterprise Management）へ適用−


第8回　情報経営と経営情報論


第9回　ChatGPT，Gen-AI，AI botの活用と経営情報・情報経営への影響

　　　 −Gen-AI・Metaverse（AICB²M²）を適用した新たなビジネスと経営−

第10回　モバイル⁺・Business Information Architectureと経営情報・情報経営
              −E-Businessから M-Business等

11回　モバイル⁺・マネジメント・プロセスとモバイル⁺情報システム
　　　−モバイル・マーケティング情報システム等への展開−

第12回　MaaS等，as a Serviceとしての今後の経営情報・情報経営

第13回　AICB²M²を推進力，駆動力とした国の競争力（戦略）・地域創生戦略
              −新たな経営情報論の展開−

第14回　AICB²M²による新資本主義時代の新たな文明創出と文化の創成

第15回　全体総括講義と到達度評価


　　　　　　　　　注意事項

【注１】        本シラバスは，LETUS　and/or　CLASSから参照できる。
【注２】        本シラバス，講義計画書はあくまで予定であって状況により変更が有り得る。
 　　　　　　したがって，本シラバスを理由とした学生の要求には応じない。





授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class
教育用ソフトウェア　Educational software
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備考　Remarks
担当教授   
                　東京理科大学経営学部　東京理科大学　名誉教授
                　東 邦   仁 虎（Hitotora  HIGASHIKUNI）

東京理科大学経営学部  富士見校舎　1階　教員控室
TEL：03-3288-2497，　　　　E-MAIL： Higashikuni@rs.tus.ac.jp


オフィス・アワ−（Office  Hour）   
                   火曜日 授業後，On-Line同期授業の場合にはZoomにて。
                   その他の時間に担当教授と，面談を希望する学生は，Zoom，メール等でアポイントメントを取ること。


経営情報論担当教授変更のため，令和５（2023）年8月27日に，シラバス・講義計画書の改定を行った。