生産マネジメント｜シラバス情報

科目授業名称（和文）　Name of the subject/class (in Japanese)

生産マネジメント

科目授業名称（英文）　Name of the subject/class (in English)

Production Management

授業コード　Class code

998644J

科目番号　Course number

86MNMAS202

教員名

伊藤　謙治

Instructor

Kenji Itoh

開講年度学期

2023年度後期

Year/Semester

2023 / Second semester

曜日時限

月曜2限

Class hours

Monday 2nd period

開講学科・専攻　Department

経営学部　経営学科

Department of Management, School of Management

単位数　Course credit

2.0単位

授業の方法　Teaching method

講義

Lecture

外国語のみの科目（使用言語）　Course in only foreign languages (languages)

-

授業の主な実施形態　Main class format

基本的には対面実施の予定だが、新型コロナウィルスの状況に応じてオンライン授業（同期）あるいはオンライン（非同期）になる場合がある。その場合は事前にLETUSで周知する。

概要　Description

近代経営学において重要の功績を残したの人物にFrederic Winslow Taylorがいる。Taylorが提唱した組織マネジメントのフレームワーク、方法論は科学的管理法 (Scientific Management) と呼ばれ、彼の活躍した1800年代後半から1900年代前半における代表的な組織であった生産現場、生産企業のマネジメントに適用され、経営学の発展に大きな寄与をもたらした。Taylorの科学的管理法に端を発した伝統的な生産マネジメントのパラダイムとその方法、技法はインダストリアル・エンジニアリング (Industrial Engineering; IE) として体系化され, 今日においても製造業を中心に組織マネジメントの実践に適用されている。本講では、生産マネジメントの基礎を学ぶため、生産組織の管理を目的としてTaylor以降発展してきたIEの基本的な考え方、アプローチ、方法・技法、そして手続きを実例とともに講義する。講義は大別して、(1) 「生産マネジメントの概論・基本的考え方」、(2)「人間作業の分析と設計」、および(3) 「工程の分析・管理」に関する3つのパートからなる。

目的　Objectives

経営学部経営学科の定めるディプロマ・ポリシーに定める「経営学研究に必要な基礎学力を修得すると共に、経営学の各分野で設定された専門領域科目を包括的に学び、自ら設定したテーマに関して、専門知識を以って研究を完成できる能力を身に付ける」ことを、生産マネジメントにおいて実践する。そのため、この授業においては生産マネジメントにおける基本的な考え方、およびアプローチを理解し、それらの手法を利用できる基礎力を身につける。

到達目標　Outcomes

生産マネジメント基本的な考え方や手法を身に付け、実際の問題に即して正しく使用できるようになることを目標とする。

卒業認定・学位授与の方針との関係（学部科目のみ）

専門学力/問題発見・解決力

履修上の注意　Course notes prerequisites

講義を中心に行うが、授業中に一部演習的な内容を含めることがある。そのため、簡単な計算ができる電卓やPCを持参すること。

アクティブ・ラーニング科目　Teaching type（Active Learning）

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準備学習・復習　Preparation and review

予習も必要だが、復習を主として求める（目安として、演習レポートの作成を含め、毎週4時間程度）。講義中、特に理解できなかったことは、次回の授業までに理解しておくことが望まれる。どうしても理解できなかった内容については、教員に質問すること。

成績評価方法　Performance grading policy

到達度評価60％、演習問題レポート40％
・ほぼすべての回で、演習問題（小課題）を出す。
・出席率が60％に満たない場合、演習のレポートを期限までに４回以上提出を怠った場合は履修放棄とみなされ、15回目の到達度評価を受けることができない。
・15回目の到達度評価を受けなかった場合は、他の条件に関わらず履修放棄とみなす。

学修成果の評価　Evaluation of academic achievement

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書　Textbooks/Readings

教科書の使用有無（有=Y , 無=N）　Textbook used(Y for yes, N for no)

Y

書誌情報　Bibliographic information

伊藤謙治: 「詳解インダストリアル・エンジニアリング: 体系化とマネジメントへの展開」, 日本能率協会マネジメントセンター, 2022.

MyKiTSのURL（教科書販売サイト）　URL for MyKiTS(textbook sales site)

教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/

参考書・その他資料　Reference and other materials

圓川隆夫, 伊藤謙治: 「生産マネジメントの手法」, 朝倉書店, 1996, ISBN978-4-8005-9010-7.

授業計画　Class plan

『第1部生産マネジメント概論』
1. 生産マネジメント概論: Taylorの科学的管理法の考え方と捉え方
2. 生産マネジメントの発展と周辺技術: Taylorism批判への対応, 労働心理学
『第2部人間作業の分析と設計』
3. 標準時間の基礎: 標準時間の必要性, 標準時間の構成, etc
4. 標準時間の設定: 直接時間観測による実例
5. PTS法の基礎: PTSの発展, MTM, その他
6. PTS法の適用例と標準資料法: MTMによる適用例, 標準資料の作り方, 利用方法
7. 作業分析とサーブリッグ
8. 作業改善: 微細動作分析と動作経済の原則
9. 習熟性工学: 習熟モデルと利用法
10. ワークサンプリングと稼働分析: ワークサンプリングの計画, 予備調査, 本調査
『第3部工程の分析・管理』
11. 工程分析と工程図記号
12. 工程編成: ライン・バランシング
13. スケジューリング: ジョブショップ型とプロジェクト型
14. 工場レイアウト: SLP
15. 到達度評価

授業担当者の実務経験　Work experience of the instructor of the class

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教育用ソフトウェア　Educational software

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備考　Remarks

受講生の準備・理解度等により、内容・進行を調整することがあります。
オフィスアワーは月曜4限ですが、事前に必ずメールでアポイントメントを取ってください。
メールアドレス: kenji-itoh@rs.tus.ac.jp
レポート等で不明な点があるときは、大学のemailアドレスにメールするので、メールを注視していて下さい。