シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
ナレッジデータベース論
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Knowledge Database System
授業コード Class code
998626D
科目番号 Course number
86MCINP203

教員名
能上 慎也
Instructor
Shinya Nogami

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023 2nd Semester
曜日時限
月曜2限
Class hours
Monday 2nd Period

開講学科・専攻 Department
経営学部 経営学科

Department of Management, School of Management
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-Site Classes

概要 Description
高度情報化社会の基盤であるコンピュータ、ネットワーク、データベースについては情報処理技術者を目指す場合はもちろん、日常生活の中においてもそれを学ぶことが必要不可欠になってきている。
本講義では、それら基盤となる技術についての考え方を学んで、実生活においてもそれらを使用できるための最低限の知識・技術を身に着ける。
目的 Objectives
本科目は本学科のディプロマ・ポリシーに定める「グローバル化や地球環境問題など広範かつ多様なビジネス環境で発生している諸々の問題に対して自然科学及び社会科学の知識を活用して解明する」を実現するための科目である。
実生活の中で多く利用されるデータベースについてのしくみ、考え方、設計方法等について理解し、利用状況を把握する手法、検索システムの機能、文献情報処理についてもその技術と知識を習得することを目的とする。
これは、本学部のカリキュラム・ポリシーに定める「専門知識を深化させ、併せて他の授業科目との関連や学問探求の方法を学び、問題発見・解決能力の育成を図る。」という方針とも合致する。
到達目標 Outcomes
キャリア教育にかかわる科目として、本講義を履修することにより、IT情報関連技術者に必要不可欠な知識・技術を習得できている。
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
履修上の注意 Course notes prerequisites
「基礎情報処理」の単位を修得していることが望ましい。
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
-

準備学習・復習 Preparation and review
事前配布資料をもとに授業前に準備学習(2時間程度)をすること。
また授業後に各回の例題や演習問題を中心によく復習(2時間程度)しておくこと。
成績評価方法 Performance grading policy
授業内/外レポート及び到達度評価の成績を総合的に評価する。
到達度評価 :60%
授業内レポート :25%
授業外レポート :15%

到達度評価を受けなかった学生は「履修放棄(-))」とみなされる。

★★
また、次の2つの条件の両方を満たさない場合は到達度評価を受ける資格がなく、
よって履修放棄とみなされる。
(1)到達度評価までの14回の授業のうち、11回以上出席していること。
(2)すべての「授業外レポート」を提出していること。
(白紙またはそれに近い内容のレポートは「未提出」とみなし、試験を受ける資格を失う。)
★★

--
毎回の授業への参加、および提出物の締め切り時刻までの提出をもって出席とみなす
--

遅刻、早退は0.5回(すなわち遅刻2回で欠席1回)の出席とみなす。
大幅な遅刻、早退は欠席とみなす。
電車遅延、就職活動、部活の試合など、いかなる理由も欠席や遅刻の理由として認めない。
ただし、流行性の病気など医者から出校を止められている場合や大けがで出席が不可能な
場合等は、診断書を提出することにより公欠(出席扱い)となる場合がある。

到達度評価の受験有資格者については、14回目の授業終了後に学籍番号を掲示する。
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
特に使用しない(授業内で資料配布する)
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
「リレーショナルデータベース入門」 増永良文 サイエンス社、1991
「体系的に学ぶデータベースのしくみ」 山本森樹 日経BPソフトプレス、2005

授業計画 Class plan

[項目と内容]

01.イントロダクション&データベースのモデル化 
   データベースの歴史、データモデル、スキーマと変換について学ぶ。

02.リレーショナルデータモデル 
   スキーマと変換、リレーション、正規化についての知識を得る。

03.リレーショナル代数と論理(1) 
   正規化、第1正規形とは何かを理解し、各種演算について学ぶ。

04.リレーショナル代数と論理(2)  
   各種演算について理解する。  

05.リレーショナルデータベースの設計理論(1) 
   各種演算、情報無損失分解、第2正規形について理解する。

06.リレーショナルデータベースの設計理論(2) 
   情報無損失分解、多値従属性、関数従属性、第2正規形について理解する。

07.リレーショナルデータベースの設計理論(3) 
   関数従属性、第2正規形、第3正規形について理解する。

08.リレーショナルデータベースの設計理論(4) 
   第3正規形、ボイス-コッド正規形、第4〜5正規形について理解する。

09.データベース言語SQL(1)
   単純質問と更新操作について学ぶ。

10.データベース言語SQL(2)  
   結合質問、入れ子型質問と更新操作について理解を深める。

11.データベース言語SQL(3) 
   入れ子型質問について理解を深める。

12.ファイルアクセス方式、演習問題
   ファイルアクセス方式の知識を深め、演習問題を解いてみる。

13.オブジェクト指向データベース 
   オブジェクト指向についての知識を身に付け、実際の使用例について学ぶ。

14.まとめと演習 
   SQLに関する演習問題を解いてさらに理解を深める。

15.到達度評価 と解説
   【対面またはオンライン試験予定)】

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
通信系の民間会社研究所での勤務実績を活かし、データベース関連について講義する。
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
オフィスアワー
水曜日 12時30分〜14時20分(富士見校舎6階610号室)
snogami@rs.tus.ac.jp