プログラミング基礎

Introduction to Programming Languages

9981B22

81ICPRO104

谷口　淳、安藤　格士、増田　信之、植木　祥高

Yoshitaka Ueki, Jun Taniguchi, Tadashi Ando, Nobuyuki Masuda

2023年度前期

2023/1st Semester

金曜1限

1st Period on Fridays

先進工学部　電子システム工学科

Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering

2.0単位

演習

Seminar

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対面授業 On-site class

・情報倫理と理解し，本学のIT，ネットワーク，計算機を使用できる基礎スキルの習得するための授業を行う．
・C言語の基礎を習得する初学者のための授業を行う．

プログラミングを通して，理工系に必須な論理的な思考センスや，目的を把握して，課題の解決のための処理全体の流れを考え，課題解決に必要な操作にひとつひとつ置き換えていく能力を身につける．
先進工学部のディプロマ・ポリシーに定める，「自然と人間，社会に対する幅広い教養を持ち，専門分野の枠を超えて横断的にものごとを俯瞰できる能力」を実現するための科目である．

電子システム工学科 2年次に開講される「プログラミング及び実習１・２（専門科目、必修）」の履修に先立ち，以下の項目の習得を行う．
・情報倫理を理解して，本学のネットワークの利用，メールを作成することができる．
・本学の計算機の接続，Unix/Linuxを使用できる．
・C言語の基礎を身につける．

基礎工学知識

・学生個人所有のPC（BYOD）で演習を行う.　毎回の授業に持参すること．

・授業開始までに「入学のしおり」に記載の条件を満たすPCを準備すること．
　　※　Windows 11以上，もしくはmacOS Monterey(12)以上を推奨．既にPCを所有している場合はWindows 10やmacOS BigSur(11)も可．
　　※　Chrome OSは不可．必要最低限のスペック詳細は「入学のしおり」を参照すること．
　　※　プログラミングにはキーボードが必須．プログラミングという授業の性質上，スマホやタブレットのみでの受講は不可．

・CLASS，LETUSにログインできるようにしておくこと．

実習　Practical learning

・C言語実行環境構築については，それ以降の演習で必須になる．構築がうまくいかない場合は教員またはティーチングアシスタントに申し出ること．
・C言語プログラミングの演習において随時質問を受け付ける．ただし，プログラミングを理解して自ら作成できるようになることを目指した授業であるので，まず第一に試行錯誤してみてください．
・講義資料でC言語プログラミングの全てを網羅していないので，参考書や他のC言語に関する書籍からも情報を得て学習することが望ましい．

・C言語プログラミング演習については，講義資料を事前に目を通して予習をすること．
・C言語プログラミングの演習課題を授業時間外にも取り組み，プログラムを作成し，出力結果を含めてレポートを提出すること．
・レポート課題については定められた期限内に提出すること．
・レポート作成にあたり，剽窃や盗用に留意すること．

・成績は，提出課題の内容，到達度評価 および授業態度を加味して評価する．
・提出課題等に関して不正行為（剽窃等）が明らかになった場合には，不正行為を行った者も不正行為を手助けした者，相応の処置がとることになるので留意すること．

・S：到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A：到達目標を十分に達成している
・B：到達目標を達成している
・C：到達目標を最低限達成している
・D：到達目標を達成していない
・-：学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S：Achieved outcomes, excellent result
・A：Achieved outcomes, good result
・B：Achieved outcomes
・C：Minimally achieved outcomes
・D：Did not achieve outcomes
・-：Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

N

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教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
​https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

LETUSで講義資料を公開する．

参考書として下記の書籍を指定し，講義資料でのみ不足する部分は参考書により補足する．
「C言語によるプログラミング −基礎編− (第3版)」（株式会社システム計画研究所）

ただし，C言語のプログラミングの経験や必要に応じて各位の好みの沿った書籍を参考書として使用しても良い．

1. IT・ネットワークの倫理
　IT，ネットワークを使用するにあたり不可欠な倫理を理解する．

2. 情報倫理とメールの使用法
　ネットワーク社会で被害を受けない，トラブルを起こさないための必要な知識，法律，マナー等を学習する．

3. C言語実行環境
　本学の計算機への接続，VPN，IPアドレス，ルーターを学習する．C言語実行環境を理解し，個人所有のPCに環境構築を行う．

4. Unix/Linuxとコマンドライン
　Unix/Linuxとは何かを理解する．OSをコマンドラインで操作するための基本を学習し，基礎的なコマンドを習得する．

5. シェルスクリプト (#1)
　Unix/Linuxコマンドの一連の流れをファイルにして利用する方法を理解する．

6. シェルスクリプト (#2)
　シェルスクリプトが使えるようになる．

7. C言語プログラミングと機械語・コンパイル
　C言語プログラミングと機械語の対応を理解する．構築したC言語実行環境にてコンパイルと実行ができるようになる．

8. 変数と型，式と演算子，文字・数字の出入力，制御構造
　C言語における変数と型，式と演算子を理解して，制御構造の使用，文字・数字の出入力ができるようになる．
　【第7・8回の学習内容に関する演習課題の提出】

9. 関数の呼び出し，引数と返り値，変数のスコープ (#1)
　引数と返り値を理解し，関数を呼び出して使用できるようになる．

10. 関数の呼び出し，引数と返り値，変数のスコープ (#2)
　プロトタイプ宣言，変数のスコープして関数が利用できるようになる．
【第9・10回の学習内容に関する演習課題の提出】

11. 配列 (#1)
　同種のデータを複数個同時に扱うことができる配列について理解する．

12. 配列 (#2)
　配列型引数を理解して，配列が使えるようになる．
【第11・12回の学習内容に関する演習課題の提出】

13. 文字列 (#1)
　C言語における文字データの扱い方を理解する．

14. 文字列 (#2)
文字の配列である「文字列」が使えるようになる．
【第13・14回の学習内容に関する演習課題の提出】

15. 到達度評価
C言語プログラミングの習得度を評価する．

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Windows OSの場合：cygwin，メモ帳などテキストエディタ　
MacOSの場合：ターミナル，テキストエディット など

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