シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
電気回路1演習
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Exercise in Electrical Circuits 1
授業コード Class code
9981870
科目番号 Course number
81ELECI203

教員名
柴 建次
Instructor
Kenji SHIBA

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
1st Semester
曜日時限
水曜4限
Class hours
Wednesday, 3rd Period

開講学科・専攻 Department
先進工学部 電子システム工学科

Department of Applied Electronics, Faculty of Advanced Engineering
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
演習

Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
非同期オンライン授業/Online(asynchronized remote
(不定期でTAによる対面 質問室開講有り)

概要 Description
電気回路の中でも,最も基本的な現象を学びます.テブナン,ノートン,重ねの理,交流回路の電力,負荷整合,節点方程式等を学びます.
目的 Objectives

抵抗,キャパシタンス,インダクタンスからなる線形受動回路素子で構成される回路について、直流、並びに正弦波的に変化する入力が加わったときの回路の応答を求める方法を学ぶ。


本学のディプロマ・ポリシーに定める,「基礎学力を基盤とした発展性を有する専門知識」と,「習得した専門知識や教養をもとに、新しい視点から課題を発見し、解決する能力」
を実現するための科目です。
到達目標 Outcomes
抵抗,キャパシタンス,インダクタンスからなる線形受動回路素子で構成される回路について、直流、並びに正弦波的に変化する入力が加わったときの回路の応答を求める計算ができるようになる.

卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
履修上の注意 Course notes prerequisites
電気回路2及び演習,電気回路3,計測関連科目の基礎となる科目で大変重要です.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
実習 Practical learning
1回目の授業で詳しいやり方を説明しますが,各自で問題を解いてもらったのち,回答をオンラインで見ながら自己採点してもらう授業となります.
課題の内容は,電気回路1の授業とリンクしていますので,授業の復習になり,演習を行うことで技術を身につけることができす.

また,第3回〜第14回目の授業実施時間内(水曜日,4限内)に,TAによる質問部屋を設けます(講義棟内).前回解いた問題や電気回路1の授業でわからないことがある人は,決められた部屋まで来てTAに具体的な質問をしてください(対面のみ).
質問内容が書いた紙(TAに渡すことができるもの)と,自分のノート,関数電卓などを持ってきてください.

準備学習・復習 Preparation and review
事前の準備学習として、講義での配付資料やシラバス記載の関連分野について、教科書をよく読み,自分の力でできる限り理解してみること.例題を良くみて,できるところまででよいので,やってみておくこと。

 また、復習として講義の内容と教科書等を参照しておくこと。授業中に行った問題や例題などは,大変重要名問題であるため,答えを見なくても解けるようにすることが大切である.類似問題を参考書などで探して,時間をかけずに解くことができるように,各自で練習をしておくこと.
成績評価方法 Performance grading policy
ノート提出(10%程度)+
到達度評価の合計(90%程度)


学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
電気回路を理解する 小澤孝夫  森北出版
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
電気学会編 回路理論基礎(オーム社) など

「電気回路」「回路理論」「演習」のキーワードが入った書籍は,たくさんあるため,自分が使いやすい演習問題集(詳細な答えがあるもの)を2,3冊選んで,参考書として持っておくことをすすめる.問題は数多く解かないと,慣れないためスムーズにとけるようにならない.演習の授業では数問しかとく時間がないため,それ以外に,各自で購入した参考書などから演習問題などを解いて復習しておくこと.


授業計画 Class plan
1  イントロダクション
   内容:電気回路の授業内容や回路が社会でどのように役立つか解説

2   直流回路
   内容:合成抵抗、電力について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書1.4〜1.6】

3   正弦波電流・電圧
   内容:正弦波電流・電圧、複素数表示について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書2.1〜2.2】

4   複素数領域における解法
   内容:複素数領域におけるオームの法則、簡単な回路の正弦波定常解析について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書2.3〜2.4】

5   複素インピーダンス・アドミタンス
   内容:複素インピーダンス・アドミタンス、フェザー表示について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書2.5〜2.6】

6   共振回路
   内容:直列・並列共振回路
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書2.7〜2.8】

7   交流回路における電力
   内容:交流回路における電力について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書3.1〜3.2】

8   回路の諸定理(1)
   内容:交流回路における電力について理解する。重ね合わせの定理について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書3.1〜3.2】

9   回路の諸定理(2)
   内容:テブナン・ノートンの等価回路、相反定理について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書3.3〜3.4】

10  回路の諸定理(3) (4)
   内容:ΔーY変換について理解する。ブリッジ回路について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書3.5, 3.6】

11  回路の諸定理(5)
   内容:整合について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書3.7〜3.8】

12  回路の定常解析(1)
   内容:節点解析について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書4.1】

13  回路の定常解析(1)
   内容:網目解析について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書4.2】

15  
   回路の定常解析(2)
   内容:その他の解析について理解する。
   【講義外学習の指示 予習事項:教科書4.3】

15  総合評価演習 
   総合演習と解説により理解を深める。



授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks