シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
交通システムの設計学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Design of Transportation Systems
授業コード Class code
9976711
科目番号 Course number
76CEPRI305

教員名
寺部 慎太郎
Instructor
Shintaro TERABE

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023, Second semester
曜日時限
火曜3限
Class hours
Tuesday, 3rd period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
対面授業

概要 Description
交通に関する社会基盤施設(インフラストラクチャー)である,道路・鉄道の設計に必要な知識を,道路と鉄道の横断面構成,道路と鉄道の平面線形,道路交通の現象,道路の交通容量といった観点から学ぶ,講義型の授業である.
一般的な学問領域としては,交通工学,道路工学,鉄道工学などに相当する.
目的 Objectives
本授業の目的は,交通施設の建設・管理・運営を計画・設計する方法について理解すること,また,道路や鉄道の幾何構造設計,交差点設計に必要な考え方を,電卓や表計算ソフトを用いて習得することである.
到達目標 Outcomes
1.交通施設(道路と鉄道)の設計に関する専門用語について,その概要を説明できる.
2.道路や鉄道の幾何構造設計について,留意すべき点について説明できる.
3.片勾配・カントや視距,車線数など,幾何構造設計の基本的な計算ができる.
4.自動車の動きとしての道路交通の現象を数学的に説明することができる.
5.道路交通サービスを表現する交通容量の算出方法を説明できる.

※社会基盤工学科が定める学習・教育到達目標との関連
上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育到達目標に基づいている.
主として関連する学習・教育到達目標:
[2016年度入学以降]目標(C) 土木工学の実務的な課題を理解し,それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
実務課題の理解
履修上の注意 Course notes prerequisites
関連する「土木計画学」「交通計画」「交通システムの行動分析」を併せて履修することが望ましい.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
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準備学習・復習 Preparation and review
講義時に示す場合と,LETUSで示す場合があるので,双方の指示に従ってください.
準備学習(各回1時間程度):授業内容に示されている用語の意味を調べておくこと.また次回までの宿題として講義中に課題が示された場合は,それをやってくること.
復習(各回2時間程度):授業外実習として講義で示した例題や演習問題に取り組むこと.
成績評価方法 Performance grading policy
任意の回で実施される小テスト(講義内容の理解度を確認するもの.選択問題・計算問題・記述問題)50%
理解度の確認(講義内容の理解度を確認するもの.選択問題・計算問題・記述問題)50%
[フィードバックの方法]
試験終了後に解答例を示し,採点後の答案はLETUSで確認できる.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
資料配布はLETUS上で行う.
参考書は下記の通り.
『それは足からはじまった モビリティの科学』,家田仁編集代表・東京大学交通ラボ著(技報堂出版)2000年
『交通工学 第2版』,河上省吾・松井寛著(森北出版)2004年
『交通工学』,巻上安爾・井上矩之・三星昭宏著(理工図書)1990年
『道路工学』,姫野賢治・他著(理工図書)2005年
『図説 鉄道工学』,天野光三・他著(丸善)1992年
『道路構造令の解説と運用(改訂版)』,社団法人日本道路協会2006年

授業計画 Class plan
-----第一部:道路と鉄道の横断面構成-----
第1回.講義概要説明,交通工学序論,道路と鉄道の横断面構成(1)
内容:本講義の概要と交通に関わる講義の体系を理解する.道路と鉄道の横断面構成,特に建築限界,車両限界などについて理解する.
第2回.道路と鉄道の横断面構成(2)
内容:軌間,線路の横断面構成などについて理解する.
第3回.道路と鉄道の横断面構成(3)
内容:道路構造令,道路の横断面構成などについて理解する.

-----第二部:道路と鉄道の平面線形-----
第4回.車両等の運動
内容:自動車や鉄道車両を例に車両運動の原理について理解する.
        走行速度と平面線形設計(1)
内容:線形設計の基本的考え方について理解する.
第5回.走行速度と平面線形設計(2)
内容:片勾配・カント,最大片勾配,最小曲線半径について理解する.
第6回.走行速度と平面線形設計(3)
内容:緩和曲線,クロソイド曲線について理解する.
第7回.走行速度と平面線形設計(4)
内容:視距,縦断曲線について理解する.
第8回.走行速度と平面線形設計(5)
内容:平面交差,立体交差について理解する.

-----第三部:道路交通の現象-----
第9回.道路交通の現象(1)
内容:交通量,速度の定義や種類について理解する.
第10回.道路交通の現象(2)
内容:密度の定義や種類について理解する.
第11回.道路交通の現象(3)
内容:交通量,平均速度,交通密度の関係,および車頭間隔や遅れについて理解する.
第12回.道路交通の現象(4)
内容:交通流に関する諸理論や交通シミュレーションについて理解する.

-----第四部:道路の交通容量-----
第13回.道路の交通容量と信号制御(1)
内容:単路部の交通容量について理解する.
第14回.道路の交通容量と信号制御(2)
内容:平面交差点の交通容量の計算方法について理解する.
第15回.道路の交通容量と信号制御(3)・理解度の確認とその解説
内容:信号制御について理解する.講義内容全般について理解する.到達度評価に併せて授業を行う.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
休講・補講などの最新の授業日程はLETUSでお知らせします.