|
教員名 : 加藤 佳孝
|
科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
維持管理工学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Infrastructure Maintenance Engineering
授業コード Class code
9976601
科目番号 Course number
76CEPRI301
教員名
菊池 喜昭、髙橋 駿人、加藤 佳孝
Instructor
Yoshitaka KATO, Yoshiaki KIKUCHI and Hayato TAKAHASHI
開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
Second semester
曜日時限
水曜3限
Class hours
Wednesday 3rd. period
開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科
Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology 単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義
Lecture 外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
-
授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)
概要 Description
インフラの維持管理を理解するために,インフラの現状,マネジメント概要,劣化機構,点検・診断,計測,対策技術について,講義形式で授業を行う.到達目標の達成度の確認のために,小テスト,レポート等を実施する.
目的 Objectives
高度経済成長期を契機として整備が進められたインフラは,当初の設計耐用期間である50年を迎えつつある.2012年に発生した笹子トンネル天井板落下事故を契機として,国土交通省が2013年を「メンテナンス元年」としたことから,産官学でインフラの維持管理に関する各種検討が進んでいる.今後の土木技術者には,インフラを整備することから,うまく活用することが求められるようになり,インフラの維持管理に必要な知識を習得する必要がある.本講義の目的は,インフラの維持管理の導入として,インフラストックの現状,マネジメント概要,具体的な維持管理の方法を理解することにある.
なお,本講義は社会基盤工学科における学習・教育目標のうち,評価の対象とする目標として,「目標(C)土木工学の実務的な課題を理解し,それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる.」に関連する. 到達目標 Outcomes
1. インフラの現状を説明できる
2. インフラストックのマネジメントについて説明できる 3. 維持管理の流れ,点検・診断・対策等の各要素の役割について説明できる 4. 各種計測技術の計測原理について説明できる 5. 土木施設の補修・改良について説明できる 上記1〜5の内容に関する小テスト,レポート,テストで,教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって,到達目標の達成と判断する. ※社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連 上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている. 主として関連する学習・教育目標: (C) 土木工学の実務的な課題を理解し,それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる. 卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
実務課題の理解
履修上の注意 Course notes prerequisites
2年前期までに社会基盤工学科が提供する専門科目(必修)を履修しておくこと.
LETUSの情報を確認すること. 11回〜15回の講義の中で,一部土質力学Ⅱの知識を必要とするところがある. アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay/小テストの実施 Quiz type test
-
準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:各回の授業計画を参照し,その記述からインターネットなどを活用して自ら調べておくこと.
復習:前回の授業の内容を復習し,各回授業の開始時の前回授業のポイントに関する質問に応えられるようにする.実務経験者による話題提供についてはレポートを作成する. 成績評価方法 Performance grading policy
1回〜10回までの授業に関する内容で65%(小テスト),11回〜15回までの授業に関する内容で35%(レポート)とする.
1回〜10回: 授業に関連する小テストを実施する. フィードバックの方法:必要に応じて小テスト実施の後に模範解答を示す. 11回〜15回 授業に関連する小テストを2回実施する.どの回で小テストを実施するかは事前に連絡する. フィードバックの方法:小テストは採点後に返却する.必要に応じて模範解答を示す. 学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している ・B:到達目標を達成している ・C:到達目標を最低限達成している ・D:到達目標を達成していない ・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している ・S:Achieved outcomes, excellent result ・A:Achieved outcomes, good result ・B:Achieved outcomes ・C:Minimally achieved outcomes ・D:Did not achieve outcomes ・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation 教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
-
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store). https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/ 参考書・その他資料 Reference and other materials
講義に必要な資料は理大のe-learningシステム(LETUS)を通じて提供する.
授業計画 Class plan
1. ガイダンス 本講義で対象とする内容について理解する.土木工学における技術者倫理を理解する.
2. インフラ整備の歴史 日本のインフラ整備の歴史について説明できるようになる 3. インフラのあり方 今後のインフラの整備,維持管理のあり方について説明できるようになる 4. インフラの劣化と維持管理の状況 日本のインフラの大部分を占めるコンクリート構造物の劣化およびその維持管理の現状について説明できるようになる 5. 国交省の主な取り組み 近年の国交省の主な取り組みについて説明できるようになる 6. 維持管理に関する研究の話題 維持管理に係わる今日的な課題や解決策について理解する. 7. 非破壊計測(外部講師) インフラの点検に用いられる非破壊計測について説明できるようになる(レポート課題) 8. 補修技術(外部講師) インフラの主な補修技術について説明できるようになる(レポート課題) 9. 防食技術(外部講師) インフラの主な防食技術について説明できるようになる(レポート課題) 10. PC構造物の維持管理(外部講師) PC構造物の維持管理について説明できるようになる(レポート課題) 11. 港湾施設の維持管理と補修 港湾施設を例として,維持管理,補修に関する課題を説明できるようになる. 12. 港湾施設の補修,改良Ⅰ 港湾施設を例として,補修の方法を説明できる. 13. 港湾施設の補修,改良Ⅱ 港湾施設を例として,改良の方法を説明できる. 14. 新しい地盤材料の開発と劣化特性Ⅰ 老朽化した施設の補修対策としての地盤材料の開発の意義を説明できる. 15. 新しい地盤材料の開発と劣化特性Ⅱ 開発された新しい地盤材料劣化特性を説明できる. なお,外部講師の日程は1回目の授業で情報提供する. 授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
加藤:国内研究機関の研究員(建設マネジメント系)の勤務実績を活かし,インフラの維持管理について講義する.
菊池:国内研究機関の研究員(地盤工学)の勤務実績を活かし,インフラの維持管理について講義する. 教育用ソフトウェア Educational software
-
-
備考 Remarks
特になし
|