シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
橋梁工学
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Bridge Engineering
授業コード Class code
9976303
科目番号 Course number
76CESMM306

教員名
木村 吉郎
Instructor

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
曜日時限
木曜3限
Class hours

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
2.0単位
授業の方法 Teaching method
講義

Lecture
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site class

概要 Description
鋼橋を中心として,設計に関連した内容や,橋梁全般に関して,講義形式で授業を行う.また,中間テスト(7回目)とレポートで,到達目標の達成度を確認する.
目的 Objectives
橋の主な形式にはけた橋,トラス橋,アーチ橋,ラーメン橋,吊橋,斜張橋などがあり,主に鋼,コンクリートを用いて製作される.前半の授業では,鋼構造を念頭に,これらの橋の建設や維持管理に必要な知識のうち,主として設計に関わる基礎的な知識の修得を目的とする.特に鋼材料よりなる橋の特性に重点を置いて授業を進める.
到達目標 Outcomes
1.橋梁の構成部材に作用するねじり,せん断について説明できるようになる.
2.鋼部材の疲労について説明できるようになる.
3.橋梁の形式,構成部材などについて説明できるようになる.
4.橋梁の設計において重要な事項について説明できるようになる.

※土木工学科が定める学習・教育目標との関連
 上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:
[2015年度入学以前]
 (C) :土木工学の実務的な課題を理解し,それを解決するのに必要な知識を獲得できるようになる.
[2016年度入学以降]
 (B):土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
専門分野の学力
履修上の注意 Course notes prerequisites
授業実施方法は LETUS で指示するので,定期的に確認すること.

「材料力学1」,「材料力学2」,「構造力学1」を履修していることが望ましい.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
課題に対する作文 Essay
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準備学習・復習 Preparation and review
講義内容に関連した項目について事前に学習しておくこと.
各回の講義内容を十分に復習し,説明できるようにしておくこと.
成績評価方法 Performance grading policy
到達度評価(中間,対面を予定):50%
レポートによる到達度評価(期末):50%
ただし,授業を5回以上欠席した場合には単位取得を認めない.正当な理由のない遅刻は0.5欠席として扱い,授業開始時間から15分を超えた場合は欠席とみなす.

【フィードバックの方法】
中間試験については解答例を,翌週以降の授業で解説する.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
橋梁工学,林川俊郎著,朝倉書店,や,鋼構造学,舘石和雄著,コロナ社,等,橋梁工学や鋼構造学に関する種々のテキスト.

授業計画 Class plan
1. ガイダンス,圧縮部材,ねじり(1)
   講義の進め方のガイダンスを受け,橋梁部材の力学のうち,圧縮について理解し,ねじりの概要についても理解する.
2. ねじり(2)
   丸棒と円筒の単純ねじりについて理解する.
3. ねじり(3)
   任意形状の薄肉閉断面部材や複数の矩形板で構成される部材の単純ねじりについて理解する.
4. 曲げ(1)薄肉はり断面のせん断力橋梁部材の力学
   横ねじれ座屈と薄肉断面部材の曲げせん断プレートガーダーと補剛材を対象にその力学について理解する.
5. 疲労
   疲労損傷の事例と要因,設計法の基礎を理解する.
6. 橋梁部材の力学についての演習
   ここまでの授業内容について,演習を通して理解を確認する.
7. 学期途中での到達度確認
   ここまでの授業内容について,目標の達成度を確認する.
8. 橋梁概論と事故事例(1)
   橋梁の種類や構成を理解する.また,どのような事故事例があるかを知る.
9. 事故事例(2)と橋梁の設計法(1)
   地震による被害の事例(続き)を知り,橋の設計法の概要を説明できるようになる.
10. 橋の設計法(2)と荷重(1)
   橋の設計法の概要(続き)と,橋に作用する荷重の種類と,そのうちの主なものについて説明できるようになる.
11. 耐震設計(1)
   橋の耐震設計について理解する.
12. 耐震設計(2)
   橋の耐震設計についてさらに理解する.
13. 耐風設計
   橋の強風に対する設計手法の概要を理解する.
14. 橋梁の景観設計
   橋の景観に対する考え方を理解する.
15. レポート課題の確認
   評価対象の,レポート課題について確認する.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
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教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし.