シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
土質工学実験 (2組)
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Experiments on Geotechnical Engineering (2組)
授業コード Class code
9976222
科目番号 Course number
76CEGEM202

教員名
菊池 喜昭、石丸 太一、塚本 良道
Instructor
Yoshimichi Tsukamoto, Yoshiaki Kikuchi, Taichi Ishimaru

開講年度学期
2023年度後期
Year/Semester
2023 Second Semester
曜日時限
火曜4限、火曜5限
Class hours
Tuesday/4th&5th

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
実験

Experiment
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
対面授業/On-site classを基本とする

概要 Description
本授業では,班で協力しながら,土質力学で習得した基礎知識をもとに,主要な土質工学実験を実習することにより,試験方法とデータ整理方法を身につけ,正しい試験結果の解釈方法を身につける.データ整理とそれに関連する課題についてレポートに分かりやすく記述しまとめるとともに,相手に分かりやすく発表し,建設的な議論をする能力を身につける.また,得られる土質定数をもとに,地盤工学の課題を解決するデザイン能力を身につける.
目的 Objectives
土質力学の基礎知識を地盤工学の諸問題に適用する際,さまざまな土質定数を求めるのに必要な土質工学実験の方法と試験結果の正しい解釈方法を身につける必要がある.そこで,主要な土質工学実験を実習することにより,試験方法とデータ整理方法を身につけ,正しい試験結果の解釈に必要な課題についてレポートに分かりやすく記述しまとめるとともに,相手に分かりやすく発表し,建設的な議論をする能力を身につける.また,得られる土質定数をもとに,地盤工学の課題を解決するデザイン能力を身につけることを目的とする.上記の過程を経るにあたって,技術者としての倫理観も重要となることから,技術者倫理についても考える.
到達目標 Outcomes
1.土質工学実験を実行し,データ整理を行ない,試験結果の解釈を正しく行なうことができる.
2.チームで協力して実験を実行することができる.
3.試験結果を分かりやすく図に表現し,正しい試験結果の解釈方法に関わる課題に解答しわかりやすく記述することができる.
4.上記の試験結果と課題の解答をわかりやすく発表し,建設的な質疑応答ができる.

※土木工学科が定める学習・教育目標との関連
 上記 [到達目標] のうち,1〜2は,下記の主として関連する学習・教育目標のうち,目標(F)に基づいている.また,3〜4は目標(G)に基づいている.

主として関連する学習・教育目標:
目標(F) 自分自身で,またはチームで協力しながら,土木工学に関する課題を見出し,与条件の下でそれを解決するための計画を立て,試行・検討・実行できるようになる.
目標(G) 分かりやすく論理的に記述する力,プレゼンテーション力,建設的な議論ができる力を身につける.

他の関連する学習・教育目標
目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
目標(D) 土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
技術者倫理/チーム力・デザイン能力/論理構成力
履修上の注意 Course notes prerequisites
特に制約はないが,「土質力学」の知識を前提として行なわれる.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:実験の回には,各回の実験方法とデータ整理方法について十分理解しておく.発表の回には、発表資料(PPT)を作成し、質疑応答に備える.
復習:実験の回には、レポートの作成を行う.発表の回には、質疑応答において指摘を受けた点について理解を深めておく.
成績評価方法 Performance grading policy
正当な理由なく欠席した場合,単位取得を認めない.レポートの未提出(提出期限後1週間を越えた場合を含む)と口頭発表・質疑応答を未履行の場合,単位取得を認めない.提出レポート・口頭発表と質疑応答により評価する.

【フィードバックの方法】
提出レポートは、添削・採点後速やかに返却する.口頭発表・質疑応答後に、講評を行う.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
Y
書誌情報 Bibliographic information
「土質試験 基本と手引き(第三回改訂版)」発行:公益社団法人 地盤工学会、発売:丸善出版株式会社、ISBN : 978-4-88644-127-0
MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials

授業計画 Class plan
1.実験ガイダンス  実験の概要を理解し,実験における諸注意を受ける.
2.粘性土の液性限界試験・塑性限界試験  粘性土の液性限界試験・塑性限界試験の実験を実習しデータ整理を行ない,正しい試験結果の解釈ができるようになる.
3.圧密試験  圧密試験のデータ整理と正しい試験結果の解釈ができるようになる.
4.土の基本的性質  土の基本的性質に関わる実験のデータ整理と正しい試験結果の解釈ができるようになる.
5.一軸圧縮試験  一軸圧縮試験の実験を実習しデータ整理を行ない,正しい試験結果の解釈ができるようになる.
6.一面せん断試験  一面せん断試験の実験を実習しデータ整理を行ない,正しい試験結果の解釈ができるようになる.
7.三軸圧縮試験の打ち合わせ  砂のせん断特性に及ぼす諸因子を理解し、それらの影響を調べることを目的に、三軸圧縮試験の実験内容を計画・立案する.
8.三軸圧縮試験  三軸圧縮試験の実験を実習しデータ整理を行ない,正しい試験結果の解釈ができるようになる.
9.発表課題の提示と発表準備  チームで協力しながら発表課題に関する発表の準備をする.
10.原位置地盤データの解釈法  土の土質定数を利用して、原位置地盤の安定性を推定をするデザイン能力を身につける.
11.粘性土の液性限界試験・塑性限界試験・一軸圧縮試験に関する発表  粘性土の液性限界試験・塑性限界試験・一軸圧縮試験にの試験結果と課題の解答を,わかりやすく発表する.
12.一面せん断試験・三軸圧縮試験に関する発表  一面せん断試験・三軸圧縮試験の試験結果と課題の解答を,わかりやすく発表する.
13.室内試験法・地盤調査法と技術者倫理  室内試験法・地盤調査法の概要を説明できるようになり,技術者倫理について考える.
14.原位置地盤データの解釈法の講評  地盤データの解釈法の講評を受け,試験結果の正しい解釈方法に関する理解を深める.
15.レポートの講評  レポートの講評を受け,試験結果の正しい解釈方法に関する理解を深める.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
菊池:国内研究機関の研究員(地盤工学系)の勤務実績を活かし土質工学実験について講義する.
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし.