シラバス情報

科目授業名称(和文) Name of the subject/class (in Japanese)
コンクリート構造物の設計
科目授業名称(英文) Name of the subject/class (in English)
Design of Concrete Structures
授業コード Class code
9976215
科目番号 Course number
76CESMM205

教員名
東平 光生、髙橋 駿人、加藤 佳孝
Instructor
Yoshitaka KATO, Terumi TOHEI and Hayato TAKAHASHI

開講年度学期
2023年度前期
Year/Semester
First Semester
曜日時限
木曜4限、木曜5限
Class hours
Thursday 4th and 5th period

開講学科・専攻 Department
創域理工学部 社会基盤工学科

Department of Civil Engineering, Faculty of Science and Technology
単位数 Course credit
1.0単位
授業の方法 Teaching method
演習

Seminar
外国語のみの科目(使用言語) Course in only foreign languages (languages)
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授業の主な実施形態 Main class format
ブレンド型授業(半数回以上を対面実施)/Blended format(with 50%-or-more on-site classes)

概要 Description
本授業では,与えられた条件の下で自ら設計することでデザイン能力を身につける.
目的 Objectives
持続可能な社会資本整備には,適切な鉄筋コンクリート構造物の設計は必要不可欠であり,そのためには,コンクリート標準示方書に基づく構造設計および耐久設計に関する知識が必要である.ここでは,演習を主体として,設計に関する基礎力を身につけることを目的とする.また,設計においては倫理観も重要であることから,これに関する技術者倫理についても考える.
到達目標 Outcomes
1.例示設計資料を基に,設計を行えるようになる.
2.単純なRC部材を対象として,耐久性,曲げ,軸圧縮力,せん断力に対する設計照査を実施することができる.

※社会基盤工学科が定める学習・教育目標との関連
上記 [到達目標] は,下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている.
主として関連する学習・教育目標:
目標(F) 自分自身で,またはチームで協力しながら,土木工学に関する課題を見出し,与条件の下でそれを解決するための計画を立て,試行・検討・実行できるようになる(到達目標の1.および2.).
目標(G) 分かりやすく論理的に記述する力,プレゼンテーション力,建設的な議論ができる力を身につける(演習課題等の説明内容で論理的に記述する力を評価する).
他の関連する学習・教育目標
目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料,地盤,水理,環境・情報,計画)の基礎知識を習得するとともに,応用できるようになる.
目標(D) 土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し,その社会的役割と責任を認識し,技術者倫理に基づいて判断できるようになる.
卒業認定・学位授与の方針との関係(学部科目のみ)
技術者倫理/チーム力・デザイン能力/論理構成力
履修上の注意 Course notes prerequisites
コンクリート工学,コンクリート構造工学を履修しておくことが望ましい.
LETUSにアップされたテキストは事前に確認し,各自印刷して授業に持参すること.
LETUSの情報を確認すること.
アクティブ・ラーニング科目 Teaching type(Active Learning)
グループワーク Group work/プレゼンテーション Presentation
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準備学習・復習 Preparation and review
準備学習:テキストの当該部分を事前に学習しておくこと.テキスト内にある練習問題,演習問題を活用して学習しておくこと.
復習:授業内容の復習とテキストの練習問題の実施.

後半の設計実習ではLETUS添付の設計計算書を理解すること
成績評価方法 Performance grading policy
1回〜5回までに実施する演習30%,6回〜13回までに実施する設計課題の個人40%,グループ20%,14回に実施する講演を踏まえたレポート課題10%により評価する.
欠席回数に基づく評価(従来の4回以上の欠席は認めない等)は実施しないが,出席を確認する場合がある.
レポートの提出時期は,授業の1回目にアナウンスする.

フィードバック方法:演習については授業内に模範解答を解説する.
学修成果の評価 Evaluation of academic achievement
・S:到達目標を十分に達成し、極めて優秀な成果を収めている
・A:到達目標を十分に達成している
・B:到達目標を達成している
・C:到達目標を最低限達成している
・D:到達目標を達成していない
・-:学修成果の評価を判断する要件を欠格している

・S:Achieved outcomes, excellent result
・A:Achieved outcomes, good result
・B:Achieved outcomes
・C:Minimally achieved outcomes
・D:Did not achieve outcomes
・-:Failed to meet even the minimal requirements for evaluation

教科書 Textbooks/Readings
教科書の使用有無(有=Y , 無=N) Textbook used(Y for yes, N for no)
N
書誌情報 Bibliographic information
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MyKiTSのURL(教科書販売サイト) URL for MyKiTS(textbook sales site)
教科書および一部の参考書は、MyKiTS (教科書販売サイト) から検索・購入可能です。
It is possible to search for and purchase textbooks and certain reference materials at MyKiTS (online textbook store).
https://gomykits.kinokuniya.co.jp/tokyorika/​​​

参考書・その他資料 Reference and other materials
岡村甫著「鉄筋コンクリート工学」市ヶ谷出版社

授業計画 Class plan
1.ガイダンスと耐久性
この授業で対象とする内容を理解する.技術者倫理について理解する.
鉄筋コンクリートの耐久性設計について理解する.
2.耐久性照査と曲げ耐力と相互作用図
耐久性に関する課題の口頭試問に答えられるようにする.
単純なRCはりの曲げ耐力および相互作用図を計算できるようになる.
3.相互作用図の作成とせん断耐力
単純なRCはりの相互作用図に関する課題の口頭試問に答えられるようにする.
単純なRCはりのせん断耐力を計算できるようになる.
4.せん断耐力の算定
単純なRCはりのせん断耐力の算定に関する課題の口頭試問に答えられるようにする.
5.演習課題
単純なRCはりを対象に,耐久性設計,相互作用図,せん断耐力が計算できる.
6.擁壁設計モデルの概要
設計演習の意義概要を理解する.鉛直壁に作用する.M図,Q図を作成する.
7.定着とかぶりの意義
擁壁の設計では鉛直壁に引っ張り側での定着を行うことを理解する.検討断面をい理解する.
8. 検討断面での曲げ耐力とせん断耐力
例示設計で曲げとせん断耐力をどのように検討しているかを理解する.
9. ひび割れ幅
ひび割れの算定式を理解する.設計課題についてひび割れの検討を行う. ここまでで,例示設計での
鉛直壁の設計法を理解する.
10. 設計条件を変えた検討
例示設計の理解に基づき,各個人で設計条件を変更した場合の配筋の変化などを検討する.
11.グループワーク
グループ間で情報交換し,グループ内でbestな設計を選び,プレゼン資料を作成する.
12.グループワーク報告
グループワークのプレゼンテーションを行う.もっとも良い設計について理解する.
13.理解度の確認
個人の設計課題の理解度を確認する.
14.実務における設計の位置づけ(1)
外部講師による設計に関する講義から,実務における設計の位置づけを理解する.
15.実務における設計の位置づけ(2)
外部講師による講義に基づき,自らの意見を説明できるようになる.

授業担当者の実務経験 Work experience of the instructor of the class
加藤:国内研究機関の研究員(建設マネジメント系)の勤務実績を活かし,建設プロジェクトにおける設計の位置づけについて講義する.
東平: 民間建設会社における原子力発電所土木関連施設の耐震設計の実務経験(1983-1990)を活かし,講義を行う.
教育用ソフトウェア Educational software
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備考 Remarks
特になし